トヨタ クラウンアスリート ハイブリッドの買取価格・査定相場

車コラム：経済性も手に入れた高級スポーツセダン「クラウンアスリート ハイブリッド」

クラウンアスリート ハイブリッドはどんな車？

1955年に登場してから日本を代表する乗用車として高い人気を誇るクラウンにハイブリッドが加わったのは、2008年に発売された13代目からだ。それ以前にもモーターがアシストを行うマイルドハイブリッドは用意されていたが、THSⅡによる本格的なハイブリッドはこの13代目からの登場だ。

3.5LのV6エンジンにモーターを組み合わせていたが、エンジンの排気量が大きすぎたのか燃費は14km/Lとさほど良いわけではなかった。またこのモデルではハイブリッドはロイヤルとアスリートとは別のシリーズとしてラインナップされていた。そして2012年に登場した14代目では、ハイブリッドがロイヤルとアスリートに組み込まれ、それぞれにパワートレインの選択肢のひとつとして用意されることとなった。エンジンも2.5Lの直4へとダウンサイジングされ、モーターのパワーも少し低められるなど、より燃費を良くする方向へと改められ、その結果燃費は23.2km/Lと大幅に改善、ハイブリッドにふさわしい経済性を手に入れた。またハイブリッドはバッテリーを搭載するためにトランクスペースが狭くなってしまう問題があるが、アスリートハイブリッドはゴルフバッグが無理せず4個積めるという、いかにもクラウンらしい特徴も持っていた。

2018年にデビューした最新の現行モデルにも当然ハイブリッドが用意されているが、ロイヤルとアスリートというシリーズ分けが廃止されてしまったため、クラウンアスリートハイブリッドというクルマは14代目クラウン一代限りとなってしまったことになる。スポーティでアグレッシブな外観と燃費と走りの良さを両立したパワートレインで、アスリートハイブリッドはハイエンドユーザーに非常に人気が高い。まだ年式が新しい今は一括査定チャレンジのチャンスだ。

クラウンアスリート ハイブリッドの人気モデル・グレード

お買い得感が高い人気グレード「ハイブリッド アスリートS(CVT_2.5)」

14代目クラウンのハイブリッド アスリートにはスタンダードのアスリート、スポーツ性重視のアスリートS、そして豪華仕様のアスリートGがラインナップされている。ハイブリッド アスリートSはベーシックなハイブリッド アスリートに対してヒーターと電動チルト&テレスコピック付きの本革ステアリングやHDDナビ、フロントシート電動調整機能、スーパーライブサウンドシステムなどが備わっている。またエアコンにはスイングレジスターが備わるなど、高級車にふさわしい充実した装備を誇る。価格とのバランスを考えても、最もお買い得のグレードだ。それだけに需要も高いので、ぜひ一括査定を試してみよう。

AWDと美しいボディカラーが魅力のパッケージオプション「ハイブリッド　アスリートG Four(シャンパンカラーセレクションパッケージ)」

Fourというのは文字通り、AWDのことを表す。クラウンハイブリッドにAWDが追加されたのは2014年のこと。トヨタ車としては初のハイブリッドフルタイムAWDだ。2.5L直4エンジンはそのままに、そこにトルセンLSD付きトランスファーと新開発のトランスミッションを組み合わせている。シャンパンカラーセレクションパッケージはアスリートシリーズに設定されたパッケージオプションで、日本ならではの繊細な色合いを実現した12色のボディカラー、専用の3色の内装色を組み合わせることが可能となっている。天空(ソラ)、茜色などと名付けられたカラーは一部を手吹きで色調整をするなど、凝った仕上げとしている。クラウンの上質さを実現した仕様で、一括査定でも高額の評価が期待できる。

環境を選ばない安定した走りが魅力「アスリートS Four」

アスリートの中でもスポーツ性能を重視したアスリートSにAWDであるFourが追加されたのは2014年のマイナーチェンジの時だ。フロントシートの電動調整機能やスーパーライブサウンドシステム、電動チルト&テレスコピック付きの本革ステアリングにはステアリングヒーターも備わっている。AWD化によって燃費は21km/Lとわずかに悪化したが、雪道はもちろん、あらゆる環境において安定した走りをもたらすFourはクラウンの魅力をさらに高めたと言える。AWDの需要は非常に高いので、一括査定をぜひ試してみてほしい。