スバル 2013年07月～モデル（インプレッサ WRX STI ）の買取・査定相場

スバルのインプレッサは2011年11月に標準系のモデルがフルモデルチェンジを受けた。これによって従来から別シリーズのような扱いになっていたWRX STIは完全に独立した形になり、2011年11月には特別仕様車のS206が発売された。「S」シリーズはSTIの作りコンプリートカーの中でも最高峰に位置するモデルで、S206はそれにふさわしい走りを実現するために、ボディ、シャシー、エンジンなど、ほとんどすべてにわたって専用のチューニングが施された。ボディやシャシーは、直進性を高めつつ気持ちの良いコーナリング性能を実現するため、専用のビルシュタイン製ダンパーやSTI製コイルスプリング、フレキシブルタワーバーなどを採用。ミシュラン製パイロットスーパースポーツタイヤの採用で、専用のBBS製19インチアルミホイールと合わせ、質感の高い乗り心地に仕上げた。エンジンは、ピストンやコンロッド、クランクシャフトなどの重量バランスを最適化して回転フィーリングを高めた専用エンジンに、専用ボールベアリングターボ、専用チューニングのECU、専用マフラー等を装着することで、最高出力235kW(320ps)、最大トルク431N・mを実現。アクセルレスポンスを向上させるとともに、低中速域のトルクの厚みを増すことで、ドライバビリティを高めた。外装では、専用フロントアンダースポイラーや専用フロントフェンダーアウトレットグリル、トランクスポイラーを採用。また専用フロントグリル、専用サイドガーニッシュ、なども採用し、空力特性の向上と質感を演出した。内装には本革巻きステアリングホイールの採用や、RECARO製バケットシートなど、WRX STIのフラッグシップ車らしい仕上げとした。2012年7月には4ドアモデルにスペックC、4ドア＆5ドア両モデルにA-ライン タイプSパッケージを追加するなど一部改良を行った。2013年7月にはスペックCの4ドア車に足回りを中心に、外内装にも専用装備を追加したSTIコンプリートカー「tS タイプRA」を発売した。