ホンダ 2010年11月～モデル（フリード（総合） ）の買取・査定相場

フリードは2008年5月に新たに投入されたコンパクトミニバンで、コンパクトなボディの中にしっかり多人数乗車ができるクルマとして開発された。ホンダはこのクラスのミニバンとしてモビリオを持っていて、コンパクトなボディの中に3列シートを成立させていたが、居住空間や荷物の積載性などは十分とはいえないのが実情だった。そこで取り回しの良さなどを活かしながら、3列目シートにも大人がしっかり座れる居住空間を目指して開発された。両側にスライドドアを採用したボディは、角張ったデザインのモビリオに比べると格段にスタイリッシュなもので、サイズもモビリオに比べるとやや大きくなったが、全長を4215mmに抑えるなど、コンパクトなクルマに仕上げている。シートは2列と3列があり、乗車定員は5人・7人・8人の3種類が設定されている。5人乗りはたくさんの荷物が積め、7人乗りは自在なウォークスルーが可能で、8人乗りはコンパクトクラスでは唯一の8人乗りとなる。搭載エンジンは1.5リッターのi-VTECで、87kW/144Nmの実力。FF車には無段変速のCVTが、4WD車には電子制御5速ATが組み合わされる。最上級の「Giエアロ」および「FLEXiエアロ」では左右の電動スライドドアやスマートキー、サイドエアバッグなどが標準で用意される。横滑り防止装置のVSAはこの両グレードのほか、4WD車には全車標準で、一部のFF車にオプション設定されている。2010年11月のマイナーチェンジでは、燃費の改善や内装の仕様の変更し、装備を充実化した。