ホンダ 2010年05月～モデル（フリード ）の買取・査定相場

フリードは2008年5月に新たに投入されたコンパクトミニバンで、小さなボディの中にしっかり多人数乗車ができるクルマとして開発された。ホンダはこのクラスにモビリオを持っていて、小さな3列シート車として成立させていたが、居住空間や荷物の積載性などは十分とはいえなかった。そこで取り回しの良さなどを生かしながら、3列目シートにも大人がしっかり座れる居住空間を目指したのがフリードだ。両側にスライドドアを採用したボディは、角張ったデザインのモビリオに比べると格段にスタイリッシュで、サイズはモビリオより大きくなったが、全長を4215mmに抑えるなど、コンパクトなクルマに仕上げている。シートは2列と3列があり、乗車定員は5人、7人、8人の3種類が設定されている。5人乗りはたくさんの荷物が積め、7人乗りは自在なウォークスルーが可能で、8人乗りはコンパクトクラスでは唯一だ。搭載エンジンは1.5リッターのi-VTECで、87kW(118ps)/144N・m(14.7kg-m)の実力。FF車には無段変速のCVTが、4WD車には電子制御5速ATが組み合わされる。最上級のGiエアロ/FLEXiエアロでは左右の電動スライドドア、スマートキー、サイドエアバッグなどが標準で用意される。横滑り防止装置のVSAはこの両グレードのほか、4WD車には全車標準で、一部のFF車にオプション設定されている。2009年5月には装備の充実化を図るとともに人気装備を備えたジャストセレクションを新グレードとして設定した。