BMW 2012年06月～モデル（6シリーズ グランクーペ ）の買取・査定相場

BMWは新型車6シリーズグランクーペを2012年6月5日から発売した。BMWとして初めてのラグジュアリーな4ドアクーペで、メルセデス・ベンツCLSが切り開いた市場に満を持して参入することになった。6シリーズの名前からも分かるように上級車クラスの堂々たるサイズのボディは、流れるようなラインを描く優雅なクーペ風のルーフ、伸び伸びとしたボディ・ライン、低く構えたスポーティなプロポーションを融合し、エレガンスと高いスポーツ性を併せ持つ外観デザインを作っている。フロント部分は見るからにBMWで、低く構えたワイドなキドニー・グリルと左右に大きく開いたエア・インテークが、低重心かつ上級車らしいワイドなスタンスを強調する。インテリアはBMWの文法に基づくドライバー・オリエンテッドのデザインが採用されるとともに、ラグジュアリーな感覚にあふれた自然素材の採用や入念な作り込みによって優れた質感を備えるものとされている。6シリーズの2ドアクーペに比べると115mm延長されたホイールベースによって後席にも大人が快適に過ごせる空間が確保されている。クーペ風のボディなので乗降性が良いとはいえないが、乗り込んでしまえば十分な空間がある。搭載エンジンは直列6気筒3.0リッターの直噴ツインターボ仕様と、V型8気筒4.4リッター直噴ツインターボ仕様の2機種で、いずれも電子制御8速ATと組み合わされる。6気筒エンジンは535iなどに搭載されているのと同じものだが、チューニングの違いによって235kW(320ps)/450N・mの動力性能を引き出している。最大トルクはわずか1300回転で発生する設定だ。性能の向上に合わせてグレード名も640iグランクーペとなり、同時に燃費も向上したことで、エコカー減税の75％低減が適用される。V型8気エンジンはこのモデルからバブルトロニックを採用したことなどにより、動力性能がさらに向上し、330kW(450ps)/650Nmを発生する。こちらのグレード名は650iグランクーペだ。快適装備や安全装備は満載といった感じで充実した仕様が用意されており、メカニズム面でもECO PROモード付きのドライビング・パフォーマンス・コントロールが標準またはオプションで設定されるなど、最新の仕様が用意されている。