トヨタハリアーハイブリッド 2015年06月～モデルの買取相場・査定相場

トヨタは上級SUVのハリアーハイブリッドをフルモデルチェンジし、2014年1月15日に発売した。ハリアーは2代目モデルが実質的にレクサスRXに移行する形になったものの、その後も継続生産車が一定の人気を集めてきたこともあって、絶版にはならずに3代目モデルが登場することになった。新型ハリアーは従来のモデルに比べるとボディサイズがひと回り小さくなった。当然ながらレクサスRXに比べても小さくなっていて、今回のモデルはRXの姉妹車ではなくヴァンガード系のプラットホームを採用するモデルになった。モデルチェンジによってボディが小さくなるのは珍しい。外観デザインはいかにも高級SUVらしいもので、ひと目でハリアーと分かるデザインとされた。水平基調のプロポーションが、高級感とともにSUVならではの力強さを表現している。インテリアも高級感ある雰囲気にあふれたもので、堂々としたセンタークラスターが高級セダンを思わせる雰囲気をかもし出している。デザインだけでなく素材なども含めて高級感と品質感を表現している。パワートレーンは新しいハイブリッドシステム(ほかに別掲のガソリン車もある)が採用された。基本はカムリに搭載されたのと同じシステムで、直列4気筒2.5リッターエンジンに電気モーターやニッケル水素電池などによるTHS-IIを組み合わせている。カムリ用のハイブリッドシステムと異なるのはSUVのハリアーには後輪用のモーターも備えられて電気式4WD車とされていることだ。動力性能はエンジンが112kW(152ps)/206N・m、フロント用モーターが105kW(143ps)/270N・m、リヤモーターが50kW(68ps)/143kWというもので、システムとして出力できる動力性能は143kW(194ps)とされている。トランスミッションはハイブリッド車用の電気式無段変速機となる。ほかに回生ブレーキや電子制御ブレーキシステムなども採用している。グレードはハイブリッド車、グランド、エレガンス、プレミアムの3グレードが設定され、エレガンスには先進安全装備を備えたアドバンスドパッケージの設定もある。最上級グレードとなるアドバンスドパッケージには、プリクラッシュセーフティシステムやレーダークルーズコントロール、インテリジェントクリアランスソナー、パノラミックビューモニター、SDナビゲーションなどが標準で装備されている。快適装備もスマホ用のおくだけ充電の設定がある。 2015年6月2日には一部改良を行い、プレミアム“アドバンスドパッケージ”に運転席から車両を透かして外を見るような映像を表示するシースルービュー機能を追加したパノラミックビューモニターや、安心で快適なドライブを支援するT－Connect　SDナビゲーションシステムを採用した。またグランドにはプリクラッシュセーフティをオプションで設定した。あわせてプレミアムをベースに、インストルメントパネルやドアトリムなどに専用インテリアカラーのスティールモーヴを採用し、運転席8ウェイ＆助手席4ウェイパワーシート＆マイコンプリセットドライビングポジションシステム（ステアリング・シート）や快適温熱シート（運転席・助手席）、専用18インチアルミホイールなどを装備した特別仕様車「プレミアム“スタイルモーヴ”」と「プレミアム“アドバンスドパッケージ・スタイルモーヴ”」を発売した。

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