スズキ 2010年08月～モデル（アルトラパン ）の買取・査定相場

2008年11月に登場した2代目ラパンは、初代モデルのデザインを受け継ぎながらより洗練させると同時に、燃費性能やパッケージングなどの基本性能に磨きをかける形でフルモデルチェンジされた。角張ったデザインながらも角の取れた丸みのある愛嬌を感じさせるような外観デザインや、心地良くリラックスできる空間を目指したインテリアなど、ラパンらしいほのぼのとした感じのクルマに仕上げられた。ラパンのデザインは2008年度のグッドデザイン賞を受賞している。シンプルながらも質感を高めたカラードインパネと、インパネとの一体感を持たせた専用オーディオなど、内装の仕様もラパンらしいものとされた。基本プラットフォームはワゴンRで採用された新世代のもので、これによって従来よりも広い室内空間が作られた。シートの座面地上高を570mmに設定することで、自然な姿勢で乗り降りできるようにした。搭載エンジンは自然吸気とターボの2機種で、両方にCVTが組み合わされるほか、自然吸気仕様には4速ATも設定。それぞれ40kWと47kWの動力性能はワゴンRなどと変わらないが、NA（自然吸気）エンジンとCVTとの組み合わせでは24.5km/Lという低燃費を実現したFF車が注目される。駆動方式はFFのほかにフルタイム4WDの設定がある。高張力鋼板を積極的に使うことでボディ剛性を高め、操縦安定性や乗り心地を向上させるとともに、静粛性や安全性を高めた点も注目される。2010年8月の改良では、副変速機構付CVTを全車に搭載してNAエンジン車の燃費をさらに25.0km/Lへ向上。またエコドライブインジケーターが全車に標準装備となり、リヤコンビネーションランプもLED化されている。