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フィアット 500X 2015年10月~モデルの買取相場・査定相場

フィアット 500X
FCAジャパンは、フィアットブランド初のスモールSUVとなる新型車のフィアット500Xを、2015年10月24日に発売した。 500Xはジープブランドのレネゲードと基本プラットホームを共用するモデルで、2008年にフィアット500が発売されて以来、初の500ファミリーとなるモデルであると同時に、フィアットとして初めて4WD+9速ATの組み合わせを設定したモデルでもある。 外観デザインはベースとなる500に対して新しいアレンジが加えられ、より躍動的なものとされている。それも現行の500と1950年代の500が持つデザイン的な要素を合わせ持つのが特徴だ。ヘッドライトやボンネットフードのプレスラインなどがかつての500のイメージを受け継ぐ部分で、ブラックのロアグリルは現行500に採用されているものだ。 インテリアは3つの円形部分に分割されたメーターのレイアウトが特徴的で、中央のメーターにメタルトリムを施してサイズ的にも大きくすることで、かつての500を連想させるデザインとした。シートのヒップポイントは669mmまたは697mmとされ、乗降性の良さと開けた視界を備えている。 搭載エンジンは直列4気筒1.4リッターのマルチエア16バルブDOHC+インタークーラー付ターボ仕様で、FF車と4WD車では異なるチューニングが施され、異なるトランスミッションが搭載される。 4WD車用のエンジンは125kW(170ps)/250N・mのパワー&トルクを発生し、電子制御9速ATと組み合わされている。多段化されたATは、大きな変速幅によってエンジンが生み出すパワーを効率的に伝達するとともに、力強い加速とショックの少ない変速、クルージングでの低燃費などを実現する。シーケンシャル方式のマニュアルモードへの切り換えも可能だ。 2WD車用のエンジンは103kW(140ps)/230N・mのパワー&トルクを発生し、6速の乾式デュアルクラッチと組み合わされている。 4WDシステムは電子制御カップリングを使ったオンデマンド方式を採用する。これはフィアット初の方式で、リアアクスルを分離する機能を備えることで、4WDが不要な走行状況時のエネルギーロスが低減され、燃費向上に貢献している。 全グレードにドライブムードセレクターが標準装備され、走行状況や路面の状態に応じてオート、スポーツ、トラクションの3つのモードが選択できる。トラクションは2WDモデルでは滑りやすい路面でのグリップを向上させ、4WDではリアへのトルク伝達がより積極的に行われる。 グレードは2WDがポップスターとポップスタープラス、4WDがクロスプラスで、合計3グレードが設定されている。 全グレードにフィアットブランドとして最新かつ最高の安全装備が標準で、7個のSRSエアバッグを始め、ESCなどを装備する。ポップスターを除き、前面衝突警報や車線逸脱警報なども備えている。
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※1 2019年4月時点 当社調べ