BMW 2012年08月～モデル（アクティブハイブリッド 5 ）の買取・査定相場

BMWは5シリーズセダンをベース開発したアクティブハイブリッド5を発売し、2012年3月から受注を開始し、4月から納車を始めた。アクティブハイブリッド5はBMWのアクティブハイブリッドの第三弾で、ハイブリッド車として初めての右ハンドル車である。外観デザインの変更は控えめで、18インチの専用アロイホイール、アクティブハイブリッド5のバッジなどが専用のものとなる程度。インテリアも同様に、ドアシルプレートやセンターコンソールにアクティブハイブリッド3のロゴが入る程度だ。搭載エンジンは、535iに搭載されているのと同じ直列6気筒3.0リッターの直噴＋ツインスクロールターボ仕様で、225kW(306ps)/400Nmのパワー＆トルクを発生する。これに40kW(54ps)/210Nmの電気モーターが組み合わされ、システム全体としては、最大で250kW(340ps)/450Nmを発生できる。トランスミッションは電子制御8速ATが組み合わされ、燃費はJC08モードで13.6km/Lで平成27年基準＋20％を達成した。ハイブリッドシステムはエンジンとトランスミッションの間に電気モーターを配置し、リチウムイオン電池をトランクルームの奥に搭載している。アクティブハイブリッド5はエンジンを使用せず電力だけで走行することもでき、最大で3km～4km(最高時速60km/hまで)のゼロ・エミッション走行が可能。また高速走行中でもアクセルオフ時や減速時にエンジンを停止して無駄なガソリン消費を抑制する。逆に加速時や追い越し時などには、エンジンの駆動力を電気モーターがアシストするブースト機能により、強力でスムーズな動力性能を発揮する。燃料消費と排出ガスを低減するだけではなく、ダイナミックな走りも可能だ。このほか高性能リチウム電池を使ってエンジン停止中でもリモコン操作でエアコンを作動させることが可能。車外から乗車前に快適な温度にコントロールして乗り込める。アクティブハイブリッド5は単一グレードのモデルで、ベースのガソリン車535iに対してわずか10万円高という戦略的な価格設定がなされている。2012年8月にはダイナミックな走りとスタイリングをさらに際立たせる人気のオプション・パッケージ「Mスポーツパッケージ」を新たに設定した。