トヨタ SAI 2011年11月～モデルの買取相場・査定相場

トヨタから新しいハイブリッド専用車として2009年12月にサイを発売すると同年10月に発表された。サイは先にレクサスブランドで発売されたHS250hのトヨタ版ともいえるモデルで、手頃なサイズの4ドアセダンボディを持つハイブリッド専用車となる。プリウスと同様、トヨタの全ディーラーで販売される。サイの開発テーマは「才」と「彩」で、環境性能や安全性能などの才能と、おしゃれさを演出する彩りを表現した。セダンボディは比較的オーソドックスなものながら、空力特性を徹底追及したのが特徴で、Cd＝0.27の優れた数値を実現した。全幅が1770mmのワイドボディ車だが、最小回転半径は5.2m(16インチタイヤ装着車)と取り回し性能にも優れている。シンプルな印象のインテリアデザインは、薄くて滑らかなセンタークラスターなどが洗練された操作性を実現している。内装素材にエコプラスチックを採用したのも特徴だ。パワートレーンはアトキンソンサイクルを採用した2.4リッターエンジン＋THS-Ⅱのハイブリッドシステムで、アッパーミドルセダンとしては上々のレベルといえる23.0km/Lの低燃費を実現している。2.4リッター車を超える動力性能を備えながら軽自動車並みの低燃費だ。乗降時にシートが自動的に動くパワーイージーアクセスシステムや運転席・助手席独立温度調整エアコン、最新のHDDナビゲーション、など、快適装備の充実度の高さは高級車にふさわしいものとされている。2010年10月にはハイブリッド車の国内累計販売台数が100万台を達成したことを記念した特別仕様車Ｓ“LEDエディション”を設定した。2011年11月には室内表面積におけるエコプラスチックの使用比率を約80％に拡大(従来型比＋約20％) したほか、エンジンの制御を改良することで燃費を24.0km/L(従来型比＋1.0km/L) に向上するなど、一部改良を行った。

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