メルセデスAMG GLEクラス (クーペ) 2016年04月～モデルの買取相場・査定相場

メルセデス・ベンツ日本は新型SUVの「GLEクーペ」を2016年4月27日に発表し、注文受付を開始した。発売は8月頃を予定している。 同社のSUVとしては6番目。プレミアムブランドではもっとも多くのモデルが設定され、メルセデスブランドとしては初となるクーペスタイルが特徴となる。クーペとしてのスタイリッシュなエクステリアにSUVならではの逞しさ、存在感を印象づける堂々としたボディ。気になるボディサイズはGLE350d 4マチック クーペで全長4900mm、全幅2003mm、全高1731mm（欧州仕様）と大きく、約2ｍのワイドボディのおかげでドッシリとした安定感を印象づける。 大きなホイールアーチに高いベルトライン、200mmの余裕あるロードクリアランスに4ドアクーペのスタイルはインパクト十分。ダイナミズムとアジリティを象徴するシルエットはスクエアなボディを採用するSUVの中においては斬新な印象を受ける。スタイリングのハイライトとなるリヤエンドはSクラスクーペをほうふつとさせるもので、クロームメッキを施した前後のアンダーガードがSUVらしさを強調する。リヤはアンダーガードにツインエグゾーストエンドを一体化させている。 ラインアップはGLE350d 4マチッククーペとGLE350d 4マチッククーペスポーツ、メルセデスAMG GLE43 4マチック クーペ、メルセデスAMG GLE63S 4マチック クーペを設定する。標準仕様のエンジンは3.0リッターV6直噴ディーゼルターボで最高出力190kW(258ps)、最大トルク620Nmの性能を確保。トランスミッションはスムーズな走りと経済性にすぐれる電子制御9速ATが組み合わされる。 メルセデスAMG GLE43 4マチック クーペに搭載されるパワーユニットはメルセデスAMGが専用開発した3.0リッターV6ツインターボを搭載。最高出力270kW(367ps)、最大トルク520Nmの性能を発揮し、0-100km/h加速5.7秒（欧州仕様）のパフォーマンスを実現する。ハイエンドモデルとなるメルセデスAMG GLE63S 4マチック クーペには5.5リッターV8直噴ツインターボを搭載。最高出力430kW(585ps)、最大トルク760Nmの性能が引き出されている。トランスミッションはメルセデスAMG GLE43 4マチック クーペには電子制御9速ATの「9Gトロニック」を、メルセデスAMG GLE63S 4マチック クーペには電子制御7速ATが組み合わされる。 メルセデスAMG GLEクーペの足まわりは標準モデルと異なり、エアマチックサスペンションが標準装備となる。走行状況に応じて4輪それぞれを電子制御する連続可変ダンピングシステムの組み合わせで快適な乗り心地とダイナミックな走行性能を高い次元で両立。高速走行時、もしくは「スポーツ」「スポーツプラス」モードに切り替えることで車高を下げ、走行安定性を一段と向上させる。 全モデルにセンターコンソールの専用コントローラーを操作するだけで4つ（メルセデスAMG GLEクーペは5つ）のモードから好みに合わせて選択可能な「ダイナミックセレクト」を標準装備。選んだモードに応じてエンジンやステアリング特性などが変更され、快適性や燃費を重視したモードからスポーティなドライビングを楽しめるセッティングに切り替えることが可能だ。 標準仕様のインテリアはスポーティなシートとステアリングホイール、最新のテレマティックスシステムが特徴となる。オンダッシュタイプではなく、一部をインパネと一体化したコマンドディスプレイは人間工学に基づいた配置となり、ドライバーの視線移動を最小限にとどめ、視認性を向上させている。5人乗りのキャビンはゆとりある広さが確保され、クーペスタイリングにもかかわらず、後席は大人が快適に過ごすことが可能。トランクスペースは後席を使った状態で650リットル、最大で1720リットルの容量が得られる。 メルセデスAMG GLEクーペのインテリアはブラック内装に本革シート（AMGスポーツシート）が基本となり、GLE43にはポーセレン/ブラック内装のdesignoエクスクルーシブレザーを設定する。 安全運転支援システムも充実しており、全モデルに「レーダーセーフティパッケージ」を標準装備。車両周辺をモニターできる「360度カメラシステム」、自動操舵・ブレーキ機能により縦列駐車と車庫入れをアシストする「アクティブパーキングアシスト」など、安全性と快適性を融合させた機能装備の充実ぶりも見逃せない。