マセラティ 2010年01月～モデル（グランカブリオ ）の買取・査定相場

イタリアの高級車ブランドであるマセラティのオープンモデルがグランカブリオ。2009年秋のフランクフルトショーで発表され、日本では2010年3月に発表された。マセラティブランドとしてはクワトロポルテ、グランツーリズモに続く第三のモデルで、グランツーリズモSオートマチックの基本コンポーネンツをベースに、ルーフを幌製のソフトトップに変更したオープンカーだ。デザインはピニンファリーナが担当した。マセラティは1950年代からオープンモデルをラインナップしてきた歴史があり、今回のグランカブリオはそれを受け継ぐモデルとなる。ルーフをソフトトップにしたのも、マセラティの伝統によるものだ。ソフトトップは重量の増加をわずか100kgに抑えることに貢献するとともに重量の最適化にもつながり、オープンモデル専用設計と合わせてオープン時48：52、クローズド時49：51という理想的な前後重量配分を実現した。幌の開閉に要する時間は窓ガラスの開閉時間も含めて28秒と短く、時速30km以下なら走行中に開閉することも可能だ。搭載エンジンは4.7リッターのV型8気筒で、323kW(440ps)/490N・m(50.0kg-m)のパワー＆トルクを発生する。これに電子制御6速ATが組み合わされる。最高速はオープン時で274km/h、クローズド時で283km/hに達するという。乗車定員は4名でフル4シーターのカブリオレとされている。横滑り防止装置や横転時に作動するテレスコピック・ロールバーなど、安全装備も充実している。