フォルクスワーゲン 2016年01月～モデル（ゴルフトゥーラン ）の買取・査定相場

フォルクスワーゲンは7人乗りのコンパクトミニバンであるトゥーランをフルモデルチェンジし、デザインを刷新するとともに、安全装備の充実化、動力性能と燃費の向上などを図って2016年1月12日に発売した。新型トゥーランは3列シート7人乗りという基本コンセプトをしっかり継承しながらゴルフから始まった新しい開発・生産手法のMQBに基づくクルマ作りをすることで、軽量・高剛性なクルマに仕上げている。ボディはひと回り大きくなり、全長は130mm延長して4535mmに、全幅は35mm拡大して1830mmに、全高はモデルによって従来と同じか1670mmか、あるいは30mm低くなっている。またホイールベースを110mm延長して2785mmとし、室内の居住空間を拡大した。2～3列目のシートは倒してフルフラットなラゲッジスペースを作ることができ、最大では1857Lの容量を持つ。外観デザインは水平基調のフロントグリルなど、フォルクスワーゲンの言語をそのまま反映したもので、機能性を追求したインテリア回りの雰囲気なども同様だ。搭載エンジンは直列4気筒1.4Lの直噴ターボ仕様であるのは変わらないが、新開発のオールアルミ製のエンジンで、従来に比べてパワーが10ps、トルクが30N・m向上して、150ps/250N・mを発生するようになった。トランスミッションは7速DSGが組み合わされる。同時にJC08モード燃費も15.0km/Lから18.5km/Lへと約23％もの向上が図られている。今回の改良で注目されるのは安全装備の充実化だ。これまでも輸入ミニバンの中で充実度の高い安全装備を備えていたが、今回のモデルではアダプティブ・クルーズコントロール、レーンキープアシスト、ドライバー疲労検知システム、アクティブボンネット、ポスト・コリジョン・ブレーキシステムなどが採用されている。事故を未然に防ぎ、万一の事故のときには9つのエアバッグなどによって被害を軽減し、さらに事故後の二次被害を防ぐなどの機構が設定されている。また後席一体型のチャイルドシートの設定もある。快適装備ではコネクティビティが充実化され、ミラーリンク、カープレイ、アンドロイドオートなど、3社のプロトコルに対応できるシステムを搭載した。グレードはトゥーランに初めて設定したTSIトレンドラインに300万円を切る低価格を設定したほか、TSIコンフォートライン、TSIハイラインの3グレードが用意されている。