トヨタクラウンセダン 2012年07月～モデルの買取相場・査定相場

ハードトップ系とは別に、独自のペースで進化するセダンは2001年8月、95年12月以来久々にフルモデルチェンジされた。伝統的な雰囲気はそのままに、よりフォーマルイメージを強調したスタイルとしている。インテリアは後席重視を強調し、UVカットガラスを標準とするなどくつろぎの空間を演出。安全面では、ブレーキを踏み込む速度と量から、コンピューターがドライバーの緊急制動の意思をくみ取り制動力を高めるブレーキアシストを全車標準装備としている。さらにピラーやルーフサイドレールを、衝撃を吸収する頭部衝撃緩和構造とするなど、安全性の向上が図られた。搭載エンジンは2リッターのみ。かつてはLPG(液化石油ガス)仕様のほかに直列6気筒のBEAMSエンジンを搭載していた時代もあったが、1G-FEエンジン搭載車は2007年8月に生産が中止され、マイルドハイブリッド車は2008年4月に生産が中止されて、現在ではLPG仕様車のみとなっている。2008年8月の改良では、新たに電子制御式LPG液体噴射方式を採用した1TR-FPE型に変更された。組み合わされるトランスミッションは電子制御4速ATのECT-iEのみの設定。これによって国土交通省の平成17年基準排出ガス75％低減レベルを達成すると同時に、平成22年燃費基準も達成。また車両停止時にシフトレバーをNまたはPにするとエンジンが自動的に停止するスタート＆ストップシステムを全車に標準装備した。2012年7月の一部改良では全車にプラズマクラスターを採用したほか、リヤ中央席に3点式シートベルトを、リヤ左右席にISOFIXに対応したチャイルドシートを固定する専用バーなどを標準装備した。

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