ホンダ 2011年10月～モデル（フィットハイブリッド ）の買取・査定相場

スモールカーの良さとハイブリッド車の燃費の良さを合わせ持つクルマとして、2010年10月の2代目フィットのマイナーチェンジに合わせて追加されたのがフィットハイブリッド。手頃な価格設定と合わせてみんなが乗れるハイブリッド車というコンセプトで開発が進められ、ハイブリッド車の市場を大きく広げるモデルになった。外観デザインはハイブリッド専用のものが用意され、未来感覚のあるフロントグリルやクリアブルー塗装のリヤコンビネーションランプなどによってハイブリッド車であることが分かる。システムはインサイトなどと同じIMA方式で、1.3リッターのi-VTECエンジンにIMAを組み合わせている。フィットが持つセンタータンクレイアウトのパッケージングの良さを生かし、多彩なシートアレンジなどはそのままでハイブリッド車を作り上げている。電池などを搭載するために、ラゲッジスペースがやや小さくなったほか、床下収納はほとんどなくなったが、基本的な使い勝手はほとんど影響を受けていない。動力性能は、エンジンが65kW(88ps)/121N・m(12.3kg-m)で標準のガソリン車よりやや抑えた設定ながら、これに10kW(14ps)/78N・m(8.0kg-m)の電気モーターが加わるので、単純な足し算にはならないものの、動力性能は向上。燃費は10・15モードで30.0km/Lを実現し、ハイブリッド車らしい燃費性能を備えている。エコアシスト機能を備えるのはインサイトなどと共通だ。2011年10月にはフィット誕生10周年記念の特別仕様車が発売された。