フェラーリ F12ベルリネッタ 2012年07月～モデルの買取相場・査定相場

フェラーリ・ジャパンは新世代のV型12気筒エンジンを搭載したフラッグシップモデルとなるF12ベルリネッタを2012年7月から発売した。 F12ベルリネッタは、これまでのV型12気筒エンジンを搭載するモデルに比べると、ホイールベース、全長、全幅、全高などがやや短縮されるとともに、重心高を下げ、後輪への重量配分を理想的な54％としている。外観デザインはエアロダイナミクスを徹底追求したもので、ボンネットを使ってダウンフォースを発生させるエアロブリッジやアクティブ・ブレーキ・クーリングなど、新しいエアロ技術が盛り込まれた。ダウンフォースは時速200km時に123kgとされ、Cd値は0.299とされている。インテリアはポルトローナフラウ社製の本革シートを採用するなど、ラグジュアリーな雰囲気を備えるとともに、各種の操作系のドライバーの手の届く位置に配置したヒューマン・マシン・インターフェイスを採用する。搭載エンジンは6.3リッターのV型12気筒エンジンで545kW(740ps)/8250rpm、690Nm/6000rpmのパワー＆トルクを発生する。自然吸気ながらリッター当たり118psに達する出力で、最高回転数は8700rpmに達する。パワーウエイトレシオはわずか2.1kg/psだ。先進メカニズムの採用にも積極的で、最新のカーボンセラミックブレーキ(CCM3)、磁性流体サスペンション(SCM-E)、電子制御車両制御システム(E-diff、ESC、F1-Trac、ハイパフォーマンスABS)などを採用した。性能は、0-100km/h加速がわずか3.1秒、0-200km/hは8.5秒、フェラーリのテストコースであるフィオラーノでのラップタイムが史上最高の1分23秒などと発表されている。 F12ベルリネッタは単一グレードのモデルで、内装を中心にユーザーの好みの仕様に仕上げるメーラーメイドプログラムや7年間メンテナンス無料などが適用される。

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