フェラーリ 488スパイダー 2015年09月～モデルの買取相場・査定相場

フェラーリ・ジャパンは2015年10月23日、V型8気筒エンジンを搭載するオープンスポーツの488スパイダーを日本で公開した。外観デザインはリヤミッドシップにV型エンジンを搭載するスポーツカーならでのプロポーションを持ち、彫刻的な美しさとエアロダイナミクス性能を合わせ持つものとされている。リブ付きのエンジンカバーへの気流を整えるフライングバットレスを始め、ボディ側面をダイナミックに演出するスカルプテッド・メッシュグリルを備えたエアインテークなどが特徴的だ。ボディカラーは新色のブルー・コルサが採用されている。ボディは軽量かつ高性能なアルミスペースフレームが採用された。それも、11種類もの異なる6000系アルミニウム合金が使われ、各部位の用途・要求に合わせてマグネシウムの含有率を変え、最適化を図っている。ルーフはRHT(リトラクタブルハードトップ)で、ミッドシップ車としては世界で初めて採用したもので、軽量化を実現すると同時に、ルーフ強度を持たせる構造を採用したことで、クーペと同等の剛性を達成している。また、調整可能なウインドストップガラスが騒音を遮断するなど、ソフトトップの時代を超えた仕様とされている。搭載エンジンはV型8気筒3.9リッターのターボ仕様で、670ps/760N・mのパワー＆トルクを発生する。全域にわたって高いトルクを発生する可変トルクマネジメントシステムにより、どんな速度域、回転域からでも力強い加速を実現する。組み合わされるトランスミッションは7速のF1デュアルクラッチで、0-100km/h加速は3秒以内、0-200km/hは8.7秒という圧倒的なスポーツ性能を備えている。ターボラグを徹底的に排除したことで、切れ味の鋭い応答性と加速性能を実現したという。最高速度は325km/h以上としている。メカニカル・セッティングとビークルダイナミック・コントロールシステム、そして走行状態に合わせて設定可能なマネッティーノによって、488スパイダーは優れた運動特性を発揮する。中でも注目されるのは、快適性を損なうことなく最高のスポーツ性能を実現した磁性流体式ダンパーだ。新SSC2(サイド・スリップ・アングル・コントロールシステム)は、一般的なドライバーにもクルマの限界域での制御を可能とした。

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