ポルシェ 911 カブリオレ 2011年02月～モデルの買取相場・査定相場

スポーツカーのポルシェ911にとってカブリオレは非常に重要なモデルである。そもそも911自体がオープンモデルの356の後継モデルとして開発されたクルマであり、初代911の時代にはカブリオレの設定はなかった(タルガはあった)が、1983年の2代目モデルからカブリオレが設定されるようになった。ポルシェにとって最大の市場であるアメリカでは西海岸を中心にカブリオレがとても良く売れ、カブリオレ比率が半数近くに達するとも言われている。ルーフは356以来の伝統である幌タイプのソフトトップで電動開閉式。幌タイプにすることで重心高の低さや、全体の重量増を抑えることにつながっている。幌は時速50kmまでなら走行中でも開閉が可能で、開閉時間も20秒ほどと短い。2011年11月からクーペの一部がフルモデルチェンジされて新型に切り替わったが、カブリオレは2004年12月に発売されたひと世代前の997型が継続して販売されている。997のカブリオレがデビューした時点で、カレラ、カレラS、カレラ4、カレラ4Sと各モデルにカブリオレが設定されていた。その後、カレラGTSやカレラ4GTSにもカブリオレが設定され、2008年モデルからターボに、また2011年モデルからはターボSにもカブリオレが追加された。2011年11月の時点ではカレラとカレラSはクーペ新型に切り替わったため997型のカブリオレも姿を消している。搭載エンジンは3.6リッターと3.8リッターで、3.8リッターには2種類の自然吸気エンジンと2種類のターボ仕様エンジンがあって6グレードに5機種のエンジンが搭載されている。全車に7速PDKが組み合わされる。

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