三菱デリカD:2 2012年01月～モデルの買取相場・査定相場

三菱が2011年2月に発売したデリカD:2は、スズキからソリオのOEM供給を受けたモデル。三菱としては商品ラインナップの強化になるモデルであり、スズキとしては国内販売専用車であるソリオの量販効果につながることから、ウィンウィンの関係を作りやすいモデルとしてOEM供給が決まった。外観デザインはフロントグリルやホイールセンターキャップ、ステアリングパッドなど、三菱マークが入る部分だけが異なっている。基本メカニズムは共通で、高めの全高を確保したボディは両側にスライドドア(グレードによって両側または片側が電動式)を設けており、乗降性に優れる上に、デリカD:5を上回るほどの十分な室内高を持つ。全幅は日本の5ナンバー車枠を使い切らないサイズで、これが日本の道路交通環境にマッチした部分もある。ミニバン感覚のモデルながら、シート配置は2列で乗車定員は5名となる。室内は前席から後席へのウォークスルーが可能だ。搭載エンジンは直列4気筒1.2リッターの自然吸気DOHCで、吸排気の両側に可変バルブタイミング機構のVVTを採用することなどによって燃費と動力性能を両立させている。パワー＆トルクは67kW(91ps)/118Nmを発生する。トランスミッションは副変速機付きのCVTで、駆動方式はFFと4WDがあるが、全車ともエコカー減税で75％減税が適用される。全車に3点式シートベルトが装備され、ベースグレードを除いてSRSサイドエアバッグも標準となるなど、安全装備はまずまずの充実度となる。 2011年12月にはアイドリングストップ機能を採用した特別仕様車を発売した。

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