メルセデス・ベンツ Mクラス 2012年06月～モデルの買取相場・査定相場

メルセデス・ベンツ日本は、プレミアムSUVのMクラスを7年ぶりにフルモデルチェンジし、2012年6月から発売した。今回のモデルは3代目で、外観デザインを一新するとともにインテリアの質感を高め、新世代エンジンによる動力性能と燃費の向上、オフロード走破性を高めた最新のフルタイム4WDシステム4MATICなどを採用した。外観デザインは大型のラジエーターグリルの中央にスリー・ポインテッド・スターを配置したひと目でメルセデス・ベンツと分かるもの。弧を描いて配置されたLEDポジショニングライト、クロームのアンダーガードなどを特徴とする。Cピラーの部分のデザインは初代モデルから踏襲しているものだ。インテリアは全体を包み込むレザー素材や水平基調にデザインされた大きな広いインテリアトリム、随所に配置されたシャドーシルバーのトリムやスイッチ類などによって、上質さとエクスクルーシブな雰囲気を演出している。ダッシュボードからドアパネルまで連続したLED間接照明によるアンビエントライトも標準装備する。インパネの高めの位置に視認性に優れた大きな液晶画面が配置され、最新のCOMANDシステムが搭載される。COMANDコントローラーは機能を高めるとともに操作性を向上させている。安全装備の充実度の高さはメルセデス・ベンツのもので、ドライバーの疲労や注意力の低下を検知して注意を促すアテンションアシストや、夜間の交通状況に応じてヘッドライトの照射範囲を自動調整するアダプティブハイビームアシストなどがMクラスとして新しい装備である。搭載エンジンは3機種でML350 4MATICブルーエフィシェンシーに新世代の3.5リッターV型6気筒直噴仕様が搭載される。225kW(306ps)/370N・mのパワー＆トルクは、従来のモデルに比べて25kW(34ps)/20N・m向上している。 ML350ブルーテック4MATICには、圧縮比を下げてフリクションを低減するなど大幅な改良を加えた最新のV型6気筒3.0リッター直噴ターボディーゼルが搭載される。190kW(258ps)/620N・mのパワー＆トルクは従来のモデルに比べ35kW(47ps)/80N・m向上した。 ML63AMGは、V型8気筒5.5リッターの直噴ツインターボエンジンを搭載。最高出力386kW(525ps)/700N・mのパワー＆トルクを発生するとともに、効率を高めたAMGスピードシフトPLUSやECOスタート/ストップ機能（アイドリングストップ機能）により優れた燃費性能も確保した。新しい4MATICは、軽量・コンパクト化を図ったトランスファーの前後トルク配分を50：50とするとともに、センターコンソールのスイッチで切り替え可能なオフロードモード（オフロードABS、オフロードASR）などを搭載する。

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