メルセデス・ベンツ 2013年08月～モデル（Cクラス ）の買取・査定相場

メルセデス・ベンツCクラスは、FR車の中でベーシックラインを受け持つモデル。その源流となるのは1982年(日本では1985年)に発売された190Eで、これはアメリカでの燃費規制に対応して開発されたモデルだった。190Eが1993年にフルモデルチェンジを受けたときからCクラスと呼ばれるようになり、2000年に発売されたひょうたん型ヘッドライトの2代目に続き、2007年6月に現行モデルの3代目(190Eから数えると通算4代目)Cクラスが発売された。当初はセダンのみの設定で、1.8リッターのスーパーチャージャー仕様エンジンのほか、V型6気筒2.5リッターと同3.0リッターのエンジンを搭載した。ステーションワゴンは2年近く遅れた2008年4月に発売され、さらに2011年10月にクーペが追加されてCクラスのバリエーションが完成することになる。この間2008年7月には装備や仕様を変更し、さらに2009年8月には、直列4気筒1.8リッターの直噴ターボ仕様エンジンを搭載したC250系のモデルを追加し、2010年2月には同じエンジンでチューニングの異なるC200系のモデルを設定してスーパーチャージャー仕様を廃止した。さらに2011年5月には内外装のデザインに大きな変更を加えると同時に、1.8リッターの直噴ターボを搭載するC250系やC200系のモデルにも7Gトロニックプラスを組み合わせるなど、パワートレーンの改良も行った。さらに2011年10月にはクーペの追加に合わせて装備や仕様を充実化すると同時に、1.8リッターの直噴ターボ仕様エンジンにスタート＆ストップ機構を採用し、ベースモデルとしてC180を設定するなどの改良を行った。2012年7月には改良を加え、新グレードを追加したほか、装備を充実化して発売した。AMGモデルは2007年10月にV型8気筒6.2リッターエンジンを搭載したセダンのC63AMGが設定された後、2008年4月のステーションワゴン追加時には同時にC63AMGワゴンが用意され、モデルが設定され、2011年8月には標準系に先立ってC63AMGクーペが先行発売された。2012年5月にはセダンの特別仕様車を発売した。2012年10月にはクーペのスペシャルチューニングモデル「C63 AMG クーペブラックシリーズ」に、カスタムオーダープログラム「AMGパフォーマンススタジオ」によって特別設定されたマットペイント（つや消し塗装）等を施した「C63 AMG クーペブラックシリーズパフォーマンススタジオエディション」を、20台限定で発売した。2013年2月には「C63 AMG」のクーペとセダンに特別装備の採用と軽量化によってパフォーマンスを向上させた限定車「C63 AMGリミテッド」を発売した。2013年8月1日には、Cクラスの生誕30周年を記念して、自動的にブレーキを作動させ衝突の危険性を低減する安全運転支援システム「RSP」をセダンとステーションワゴンの全モデルに標準装備（C180はオプション装備）するなど一部改良を施して発売した。あわせて、専用チューニングによって動力性能を大幅に向上させた「C63AMG Edition 507」をセダン、ステーションワゴン、クーペに追加設定して発売した。同時にクーペの装備内容を充実させたほか、従来の「C250クーペ」に代わり「C250クーペ シュポルト」を新たに導入した。