クライスラー 2012年11月～モデル（300 ）の買取・査定相場

フィアットクライスラージャパンは、新しいフラッグシップサルーンとしてクライスラー・300を2012年12月15日から発売すると発表した。同時に発表されたイプシロンと合わせ、クライスラーブランドとしては4年半振りの新型車である。クライスラー・300はクライスラーセダンの伝統を受け継ぎながら、現代的な洗練と最新技術によって生まれ変わったモデルで、外観デザインは従来のモデルのイメージを受け継いだ正統派の後輪駆動車らしい堂々としたスタイルを持ち、LEDクリアランスランプなどが新鮮な印象を与えている。インテリアは仕上げ水準にこだわった作り込みがなされ、これまでのモデルに比べて飛躍的に質感を向上させたという。上級グレードの300Cラグジュアリーにはナッパレザーのほか、ポルトロウナ・フラウ社製のレザーが採用されるなど、特別な空間が作られている。防音ガラスや防音材の効果的な配置によって室内の静粛性も大きく向上させている。搭載エンジンはV型6気筒3.6リッターの可変バルブタイミング機構付きの自然吸気DOHCで、210kW(286ps)/340N・mの動力性能を発揮する。これは従来の3.5リッターエンジンに比べて約15％向上した動力性能であり、同時に燃費も10％ほど向上させている。ZF製の電子制御8速ATと組み合わされる。安全装備はパッシブセーフティとアクティブセーフティを合わせて65項目もの装備が用意されている。アダプティブ・クルーズ・コントロール、アダプティブ・バイキセノン・ヘッドライト、リヤ・クロスパス・ディテクション、アクティブボンネットなどがそれで、IIHSの衝突試験でも高い評価を得ている。快適装備ではUコネクトと呼ぶドライバー・インターフェイスが採用された。8.4インチの大型タッチスクリーン式のモニターディスプレーを中心にしたシステムで、ナビゲーションや各種メディアに対応するオーディオ、電話などを総合的にコントロールする。グレードは300と300Cラグジュアリーの2グレードが設定され、上級グレードの300Cラグジュアリーには内外装の仕様に違いが設けられ、充実した安全装備が用意されている。