アバルトプント 2012年10月～モデルの買取相場・査定相場

グランデプントの後継モデルとなるプント・エヴォが2010年6月に発売された。基本は従来のグランデプントと変わらず、実質的にはマイナーチェンジモデルと呼ぶべきクルマだが、車両型式が少し変わったこともあり、プント・エヴォという新しい名前で登場してきた。エヴォと名付けられたことからも分かるように、グランデプントからの進化の幅はエヴォリューションのレベルにある。外観デザインはグランデプントの前後が大きく変更され、彫りの深い引き締まった感じの存在感のあるデザインに変更された。インテリアもメーターパネルやシート、インストルメントパネルなどが新しいデザインに変更されている。搭載エンジンは直列4気筒1.4リッターで8V仕様のSOHC。57kW(77ps)/115N・m(11.7kg-m)の実力だ。本国ではマルチエアを採用したエンジンも登場しているが、日本仕様には設定がない。トランスミッションはATモード付き5速シーケンシャルのデュアロジックである点は従来と同じだが、新たにスタート・ストップ(アイドリングストップ)システムが追加された。信号待ちなどで停車中にブレーキを踏んでいるとエンジンが停止するもので、燃費向上に貢献するシステムだ。これによって13年落ち以上の中古車を解体して新車を購入するときのエコカー補助金の対象になった。装備はこのクラスでは珍しいニーエアバッグを含む7つのSRSエアバッグが標準で装備され、ESPやEBD付きABSも標準となるなど、充実仕様が用意される。2012年10月にはアバルト「プント　エヴォ」を「プント」に名称変更するとともに、新しいプントシリーズとしてラインアップの拡充を図り、特別仕様車と限定車の2モデルを導入した。

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