フォルクスワーゲン パサート 2011年05月~モデルの買取相場・査定相場

フォルクスワーゲン パサート
フォルクスワーゲンのパサートはゴルフの上級に位置するモデルで、初代パサートは1973年にデビューした。その後、1980年、1988年、1993年、1996年、2005年とフルモデルチェンジを重ねてきた。2011年5月にデビューした現行モデルは7代目に当たるが、基本プラットホームやボディの3サイズなどは従来のモデルを踏襲しているため、ビッグマイナーともいえるような変更である。このときにセダンとステーションワゴンのヴァリアントが当時にデビューした。セダンとヴァリアントの外観デザインは横桟基調のフロントグリルが最近のフルモデルチェンジ顔を表現し、全体的にもシンプルでクリーンなデザインを採用する。ボディサイドのシャープなキャラクターラインも特徴だ。セダンとヴァリアントでは全長が異なり、これによってヴァリアントは大きなラゲッジスペースを持つ。セダンのトランク容量も大きなもので、いずれも広い居住空間と合わせて実用性は高い。搭載エンジンはダウンサイジングをリードしてきたVWらしく、直列4気筒1.4リッター直噴ターボのTSIエンジンで、7速DSGと組み合わされている。パワートレーンはこれ1種類だけの設定で、スタート/ストップシステムやブレーキエネルギー回生システムなどのブルーモーション技術を盛り込み、18km/Lというゴルフを上回る低燃費を実現した。燃料タンク容量が70リッターなので、1回の給油で軽く1000kmを超えるロングドライブが可能だ。装備の充実度は大幅に向上し、安全装備は最新仕様のESPを始め、カーテンエアバッグを含む8つのSRSエアバッグ、ドライバー疲労検知システムなどが標準となる。また快適装備は、オートライト、レインセンサーワイパー、自動防眩ミラーなどが全車に標準で、上級グレードのハイラインにはナパレザーの8ウェイパワーシートやCDチェンジャー内蔵オーディオ、パドルシフト、ウッド&アルミパネルなどが装備されている。 またパサートCCは6代目パサートをベースに、国内では2008年11月に発売された。日本ではこのモデルがフォルクスワーゲンのフラッグシップとなる。4ドア車ながらクーペのような流麗なデザインを採用するのが特徴で、CCはコンフォート・クーペを意味する。インテリアには木目パネルや本革シートが採用され、標準のパサートとは異なる高級車に位置付けられる。デビューした当初のパワートレーンは直列4気筒2.0リッターの直噴ターボ+6速ATと、V型6気筒3.6リッターの自然吸気DOHC+6速DSGの2種類で、6気筒エンジンの搭載車は駆動方式がフルタイムAWDだ。2010年2月には2.0リッター車の6速ATを6速DSGに変更したほか装備を充実させた。2011年1月には、4名だった乗車定員を5人乗りに変更した。
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※1 2019年4月時点 当社調べ