ポルシェ 911(総合) 2019年02月~モデルの買取相場・査定相場

ポルシェ 911(総合)
ポルシェジャパンは、「911カレラカブリオレ」をフルモデルチェンジした。先行して「911カレラSカブリオレ」、「カレラ4Sカブリオレ」を2019年2月12日に受注開始し、同年7月5日に発売した。 8世代目となる911シリーズは従来は一部モデルだけだったワイドボディを全モデルに採用。後輪のトレッドを拡大し、バランスを取るために前輪のトレッドも全モデルで拡大。装着されるホイールもフロントは20インチ、リヤは21インチとした。 ボディにはアルミなどを多用することで軽量化を行い、サイズ拡大に伴う重量増を相殺。ボディ単体重量は先代よりも12kg軽い240kgとする一方、ボディの曲げ剛性とねじり剛性をそれぞれ5%向上させている。さらにリヤスポイラーをはじめとする空力パーツを電子制御化することで走行安定性と燃費のバランスを最適化したという。 エクステリアはひと目で911だとわかるもので、新型では曲線や直線をよりシンプルに表現する一方、ワイドなボディを力強い造形で包み込むことで存在感のあるスタイリングに仕立てられている。インテリアでは1970年代の911をモチーフとした水平基調のダッシュボードを採用。10.9インチの大型モニターを装着し、センターのタコメーター以外をデジタル化することで先進的なイメージに仕立てられている。 新型911では初のラインアップとなる「カレラSカブリオレ」、「カレラ4Sカブリオレ」にはこれまで同様の水平対向6気筒ターボエンジンを搭載。ターボチャージャーを大型化して過給圧を高めたほか、吸排気系の効率を高めることで従来型を30ps/30Nm上まわる、最高出力450ps/6500rpm、最大トルク530Nm/2300~5000rpmの最大トルクを発生。組み合わされるのは8速デュアルクラッチトランスミッション(PDK)のみとなっている。 安全運転支援システムで注目したいのは新開発のウェットモードで、路面の水を検知し、それに基づいてコントロールシステムが調節されるという。また、衝突被害軽減ブレーキ、自動再発進機能付きアダプティブクルーズコントロール、レーンキープアシストを装備するほか、84素子のLEDを用いたマトリックスLEDヘッドライトなども採用された。 コネクティッド機能も進化しており、スマートフォンを通じてドアの施錠状態や駐車位置を確認できるほか、ナビゲーションシステム、エアコン、オーディオなどを音声で操作するボイスコントロールも充実。万一の事故の際もポルシェアシスタンスに連絡できる機能も装備されている。 ボディサイズは全長4519mm×全幅1852mm×全高1300mm、ホイールベース2450mm。0-100㎞/h加速はカレラ4Sカブリオレで3.6秒(スポーツクロノパッケージ装着車3.4秒)、カレラSカブリオレで3.7秒(スポーツクロノパッケージ装着車3.5秒、最高速はカレラ4Sカブリオレで306㎞/h、カレラSカブリオレでは308㎞/hと発表されている。日本仕様は右ハンドルのみとなる。
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※1 2019年4月時点 当社調べ