クライスラー 2005年11月～モデル（PTクルーザー ）の買取・査定相場

PTクルーザーのボディスタイルは、1930年代から1940年代のクラシックカーを連想させるものだ。ただし、このクルマは並のレトロカーではない。室内にはミニバン並みの居住性や多彩なシートレイアウトを備えているからだ。そもそもクルマは長いボンネットの後方に箱型のボディを持つ形態から始まってセダンへ発展し、長い間にわたってカーデザインの主流であり続けた。そして最近では、スペース効率を追求して独立したトランクルームを切り落とし、ルーフを高めた2ボックスのスタイルへが登場してきたが、それが本来はレトロなものであることはPTクルーザーのデザインを見ると良く分かる。ボディサイズは全長が4330mmだからアメリカ車としてはかなり小柄。全幅は3ナンバーサイズとなり、全高は1600mmもの高さを持つので、大人4名がゆったり乗車し、さらに荷物も積める室内空間を持つ。発売当初は2リッターDOHCエンジンが搭載されていたが、2005年モデルからは2.4リッターDOHCに変更。さらにスムーズな走りを実現している。トランスミッションは全車4ATだ。2005年10月に発売された2006年モデルでは前後のデザインに手を加えてクライスラーブランドの顔ともいえるエクステリアデザインを持つようになり、インテリアも刷新されている。さらに騒音・振動対策が行われて静粛性が向上したほか、前席にマルチステージエアバッグとニーエアバッグが採用するなど、安全い装備を充実化した。