キャデラック CTS クーペ 2011年01月～モデルの買取相場・査定相場

キャデラックはアメリカで成功者の乗るクルマとして知られるラグジュアリーブランドで、CTSはそのユーザー層を広げるためのエントリーモデルに位置付けられる。初代モデルや2007年10月にデビューした2代目モデルの初期には、セダンボディだけの設定だったが、2008年1月のデトロイトショーにコンセプトカーが出品されたクーペモデルが、本国では2009年に、日本では2010年8月に発売された。4ドアセダンをベースにしたスタイリッシュかつスポーティな2ドアクーペで、キャビンを小さく見せるデザイン手法が採用されている。アート＆サイエンスをコンセプトとするのはスポーツセダンと変わらない。V型6気筒3.6リッターを搭載する標準モデルのほか、パワフルなV型8気筒6.2リッターのスーパーチャージャー仕様エンジンを搭載するハイラインナパフォーマンスモデルのCTS-Vが設定されていた。2012年1月の改良では、フロント回りのデザインが変更され、縦方向のリブを際立たせた新デザインのフロントグリルや、より立体的になったキャデラックのエンブレムによって、一段と精悍なイメージを与えるものになった。同時に搭載される3.6リッターエンジンのヘッド回りを改良して軽量化を図った上で、動力性能を229kW(311ps)/374Nmから237kW(322ps)/373Nmへと向上させている。最大トルクはわずかに下がっているが、発生する回転数が5200rpmから4900rpmへと下がってより扱いやすさを増す改良が加えられた。V型6気筒3.0リッターエンジンは201kW(273ps)/302Nm、V型8気筒6.2リッターエンジンは415kW(564ps)/747Nmで、従来と変わらない。CTS-Vクーペには標準とプレミアムの2グレードが設定される。

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