愛車売却経験者が語る、高額査定のコツ【裏ワザ編】

前編の「愛車売却経験者が語る、高額査定のコツ【交渉編】」では、査定時の準備と交渉のコツについて紹介しましたが、ここからは査定額をアップさせる（査定ダウンを回避する）裏技、小技をご紹介いたします。

法廷点検は必ず受けるべし

法定点検と言っても、あまり一般的には馴染みのない言葉ですが、安全走行を維持するための検査です。この法廷点検は、「車検」とよく一緒にされることがありますが、実は、「車検」と「法定点検」の位置づけは異なります。一般的な自家用の乗用車の場合、車の点検には2種類あります。

①車検（自動車検査登録制度）

車検の正式名称は、自動車検査登録制度であり、法律によって一定期間ごとに確認することが義務づけられています。車が安全性や公害防止等の保安基準を満たしているかを確認します。車検の時期は車種によって異なりますが、自家用乗用車や軽自動車の場合、新車登録時から3年、以後2年ごとに車検を受ける必要があります。車検について詳しくは、以下の記事もご参照ください。

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②法定点検（定期点検）

一方、法定点検は、車に故障やトラブルが起きるのを防ぐために、事前に点検や整備をおこなうことです。車検は受けないと法律で処罰されますが、法定点検は受けなくても国からの罰則はありません。じゃあ受けなくても良いんじゃないかというと、そういうワケではもちろんなく、法定点検を実施していない場合、一般的には各自動車メーカーの保証が受けられなくなる等の恐れがあります。また、点検を受けていれば見つかったであろう軽微な異常を放置した結果、大きなトラブルにつながってしまった、なんて事にもなりかねません。

そんな法定点検を受けていることにより、査定金額がプラスされることがあります。ちなみに、JAAI(一般財団法人 自動車査定協会)の定める加減点基準によれば、査定日からさかのぼって「普通乗用車、軽自動車は1年以内、トラック、商用車は6ヶ月以内」に法定点検を受けていれば査定時に、15点(基準は1点＝1万円程度)のプラス査定になります。ただし、定期点検整備記録簿が法定点検を受けたという証明となりますので、愛車の記録簿は大事に保管しておきましょう。

取扱い説明書/保証書/メンテナンスノート（整備記録簿）を完備しておくべし

さて、ここにも見慣れない単語が出てきましたが、取り扱い説明書・保証書・メンテナンスノート（整備記録簿）の3点が査定時にそろっていないと、マイナス査定となる可能性があります。

①取り扱い説明書

取り扱い説明書は、読んで字のごとく車の取り扱い方法が明記されたマニュアルです。この取り扱い説明書は、普段使用する人はあまりいませんが、紛失してしまうと無料で手に入れることができないため、なくさないようにきちんと保管しておきましょう。。

②保証書

保証書というのは、多くはメンテナンスノート（整備記録簿）の最初のページにあり、印鑑が押されているクルマの保証書の事です。車購入時にメーカーやディーラーから保証期間が明記され、売却時に保証期間内であれば査定額アップも期待できます。

③メンテナンスノート（整備記録簿）

メンテナンスノート（整備記録簿）とは、整備士が整備をおこなった記録を記したものです。そのため、今まで愛車がどのような整備や点検を受けてきたのか、また、きちんと定期的に点検を受けてきた車であると証明できる書類です。

以上の3点セット（取り扱い説明書・保証書・メンテナンスノート）は、なんと全て無い状態だと、査定ダウンとなってしまいます！割と年式の新しい中古車を購入する場合は、売却する時の事を考え、3点セットが完備してあるかどうかもしっかりとチェックしましょう。

また、年式の新しいクルマを売却する際、3点セットが既に紛失している場合は新品を購入するのも手です。国産車なら、数千円で手に入れることができますが、当然ながら過去のメンテナンスノートに整備記録は記入されていないので、それらの減額を確認してどちらが得をするかを判断してください。それぞれの書類について詳しくは、以下の記事もご参照ください。

関連記事：『知っておくべき！車の売却時に必要な書類とプラス査定になる書類？！』

査定ゼロなら廃車専門業者に持っていくべし

車の査定時によくある「査定ゼロ」ケースをご紹介します。

例えば、、、①愛車を売りたいと思い、買取店を訪れる。→②「査定額ゼロ、値がつかない」と言われる。→③「しかし今なら、廃車料ゼロ円で引取りますよ」と言われ、廃車にお金がかかるよりは、とそこでタダで引き取ってもらう。または、クルマを購入する際の下取りでも「今回なら査定料や下取り手数料はゼロ円で良いので、こちらで廃車しておきましょうか？」と言われる。

どうですか？思い当たるフシはありませんか？この「査定額ゼロと言われたので、そのまま引き取ってもらうこと」は、実にもったいないことなのです。廃車とは、つまりスクラップにすることです。しかし、世の中にはスクラップにするクルマを買ってくれる業者が存在します。ここをうまくやれば、「査定ゼロのクルマが何万円かの現金に変わる」可能性もあります。査定ゼロだからクルマの価値もゼロだと諦めていませんか？違います！

どうすればいいかは簡単！「査定ゼロのクルマを廃車専門業者に持っていく」これだけです。廃車専門業者では、廃車の査定→必要書類の指南→廃車→所定の手続きまで全て業者がやってくれます(もちろん、必要な書類は自身で揃える必要がありますが…)。面倒な手続きもせずに、廃車を売却できるのです。

どれくらいの値段で売却できるかは、鉄の国際価格や相場によって左右されますが、軽自動車で1台10,000円くらいになる事もあります。こんなに簡単に査定ゼロのクルマが現金に変わるのです。上記の流れがいかにもったいなかったかは、これで分かっていただけたと思います。

また、普通自動車ならば自動車税の還付も受けられます。これは、年度の途中で廃車をすれば、4/1時点で課税され5/31までに支払った自動車税が月割で戻ってくる事を指します。つまり、5月中に廃車をしたとすると、6月以降翌年3月までの10ヶ月分の自動車税が還付され、手元に戻ってきます。例えば、1501cc～2000ccの普通自動車の自動車税額は39,500円ですが、10ヶ月分の32,900円が手元に戻ってきます。

さらに、車検の残存期間があれば、重量税の還付もあります。車検タップリの排気量の大きい普通自動車を、年度の早い段階でスクラップにした場合、総額で50,000円くらいになることもあるのです。

査定がゼロかどうかきっちりと事前に判断し、ゼロならゼロとして自分で上手く動く事で、しっかりと現金を手に入れることができるのです！

一括査定で愛車にぴったりな買取店を探すべし

上述のように、車の買取においては、どこで車を査定してもらうかによって買取金額が大きく異なります。一つの買取店では査定ゼロとなってしまっても、他の買取店では装備されているパーツが評価されて高額査定となったというケースもありえるのです。そのため、車を売る際は、できるだけ多くの買取業者を比較してから売却先を決めることが重要となります。買取店によって査定金額が異なるので、複数の買取店で査定してもい、結果的に一番高い査定価格を提示した業者に買い取ってもらうことで、高額で車を売ることが可能になるのです！

この一番高く車を売ることを可能にするサービスが、「買取カービューの愛車無料一括査定」です！インターネット上で最大10社の車買取店へ一度に査定依頼を出すことができます。使い方はカンタン！車輌情報とお客様情報の入力し、車の査定を依頼したい買取店を選択すれば、ワンクリックでまとめて査定依頼が完了します！査定後は、その中から最高額で車を売却できる買取店を選択できるのです。このサービスを利用することで、買取業者の選択もスムーズに行うことができますよ！

そしてなにより、一括査定サービスの利用は無料で、運営母体もYahoo! JAPANで車部門を担当しているカービューのため、情報の取り扱いもより安全・安心してご利用いただけます。

車の買取価格は、車の売り方の工夫次第で大きく差がつくものです。「愛車無料一括査定」で複数社に査定依頼をすることであなたの愛車を最高額で売却しましょう！