プジョー 2010年07月～モデル（RCZ ）の買取・査定相場

プジョーの新型クーペRCZの予約受注が2010年5月から始まった。正式な発売は7月下旬の予定だ。RCZは308系の基本プラットフォームを使って作られた全く新しい2＋2のクーペで、2009年のフランクフルトショーに参考出品されていた。プジョーでは3桁数字を使ったモデル名を採用するのが普通で、新コンセプトのモデルには4桁数字も使われるが、英字だけの車名はこれまでにないものだ。RCZの特徴は流麗な曲線で構成される外観デザインで、ルーフにふたつのこぶのような膨らみを持たせたダブルバブルルーフや素材にアルミニウムを用いたパネルがＡピラーからＣピラーまでを貫くアルミナムアーチが印象的。リヤに車速に応じて2段階に立ち上がるアクティブリヤスポイラーも装備される。インテリアもスポーツクーペの名に相応しい個性的なデザインと高い品質でまとめられている。搭載エンジンは1.6リッターのツインスクロールターボだが、右ハンドル車用の6速AT車(115kW/156ps、240N・m/24.5kg-m)と、左ハンドル用の6速MT車(147kW/200ps、275N・m/28.1kg-m)では異なるチューニングを施したエンジンが搭載される。駆動方式はFFのみの設定だ。サスペンションは308系をベースにRCZに専用のチューニングが施されている。タイヤは右ハンドル車が18インチ、左ハンドル車が19インチとなる。安全装備はABS、ESP、ASRのほか、4エアバッグ、チャイルドシート用ISOFIXアンカーなどが標準で、ユーロNCAPで最高点となる5つ星を獲得している。