アウディ S5 (クーペ) 2014年05月～モデルの買取相場・査定相場

アウディS5クーペは、アウディがかつてのクワトロ以来、11年振りに復活させた2ドア4シータークーペのA5をベースに開発されたハイパフォーマンスモデルで、日本では2008年2月のA5の発売と同時に発売された。S5クーペはアウディ“S”シリーズの伝統に従って、A5をベースにしながらも明確に異なるスポーティな外観デザインが与えられるとともに、高性能エンジンを搭載し、クワトロ4WDシステムが採用された。S5クーペの搭載エンジンは当初はV型8気筒4.2リッターの自然吸気直噴(FSI)仕様エンジンを搭載しており、当初のA5のV型6気筒3.2リッターエンジンに対して格段に高いパフォーマンスを備えていた。またA5にはオプション設定となるアウディドライブセレクトも、S5クーペには標準で装備されるなどの違いが設けられていた。その後、2009年6月にS5エクスクルーシブを追加した後、2012年1月にはマイナーチェンジを行い、内外装のデザインを変更して装備を充実化させるとともに、搭載エンジンをV型6気筒3.0リッターの直噴ターボ(TFSI)仕様に変更した。このエンジンは排気量のダウンサイジングを図りながら、過給器の装着によって動力性能を向上させるとともに燃費を向上させており、効率に優れたクルマを作るというアウディの基本コンセプトに基づいている。3.0TFSIエンジンは245kW(333ps)/440Nmのパワー＆トルクを発生し、7速ティプトロニックと組み合わされる。このマイナーチェンジでは機能面ではスポーツディファレンシャルを標準装備するなどの改良も図られた。2014年5月15日にはサッカー日本代表をサポートしているアウディが、Sモデルから11台の“アウディによる代表チーム”を選抜し、日本代表ユニフォームをイメージしたエストリルブルーの外装色に、インテリアにはナイトブルーのシートにクリムゾンレッドのステッチを施した専用シートを組み合わせた特別仕様車「アウディ×サムライブルー 11リミテッドエディション」の受注受付を開始した。なお各モデル1台のみの限定生産で、受注受付は先着順、納車は2014年7月頃を予定している。

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