車の査定額は査定方法や業者によって異なる？おすすめの車売却方法もご紹介！

「車の査定方法やチェックされるポイントについて詳しく知りたい」と考えている方は多いのではないでしょうか。車の査定には「基本の基準」と買取業者ごとで定められた「独自の基準」があります。基本的な査定条件を知り、愛車の車種や状態に合わせて適切な買取業者に査定を依頼することで高価買取が狙いやすくなります。
この記事では車の査定基準や査定額を上げるためのコツについてお伝えします。愛車の高額査定を狙う際の参考にしてください。

車の査定方法や買取業者で査定額は異なる！

車を手放す際、査定方法や買取業者の種類によって査定額は異なります。それぞれの特徴やメリット、適しているケースを把握して、自分の車売却の目的に合った査定会社に依頼しましょう。ここでは、車を手放す方法として「ディーラー」「買取専門店」「廃車専門業者」の代表的な方法3つをご紹介します。

ディーラーの場合

ディーラーは車の販売、買取、整備など車に関わる幅広い業務を行います。中古車の買取も業務の範囲内ですが、新車への買い替えを前提にしており、中古車の販売が専門ではありません。そのため、車の査定額はそれほど高くならないケースがほとんどです。

車の買い替えをしたい方、売却額よりも売却にかかる手間をできるだけ軽くしたい方であれば、ディーラーでの査定をおすすめします。

買取専門店の場合

買取専門店とは名前のとおり、車の買取のみを専門としている買取業者のことです。買取専門業者といっても種類や得意分野は異なります。傷がある車に強い買取業者、特定の車種やメーカーに強い買取業者など、その特徴はさまざまです。

そのため、買取専門店で査定を依頼する場合は複数の買取業者に依頼することをおすすめします。複数買取業者に依頼することで、買取価格の相場が分かり、査定額の比較ができるでしょう

廃車専門業者の場合

廃車専門業者とは、廃車になるほど状態が悪い車を専門に扱う買取業者です。自走できないほど状態が悪い車や買取専門店で買取ができないような車の引き取りが可能です。

その理由として、車のパーツや鉄などの部品を資源として利用するためです。廃車にかかる手数料がほとんどかからないこともメリットです。

買取専門店で買取できないといわれた方は、廃車専門業者での買取が良いでしょう。ただし、買取業者によっては自走できるなどの条件が設けられている場合もあるため、あらかじめ確認が必要です。

【車の査定方法】実際に査定士が確認する5つのポイント

車の査定額は、日本自動車査定協会（JAAI）の査定基準で決まるので、どの買取業者に依頼しても基本価格は変わりません。しかし、独自の基準や独自の販売ルートを持つ買取業者もおり、手数料などもさまざまです。

そのため、最終的な査定額にはばらつきが出るのです。ここでは、実際に車の査定時に査定士が確認するポイントを見ていきましょう。

1.外観や内装など見える部分の状態

外観や内装などの状態も査定額に影響を与えます。たとえば、傷、凹み、臭い、汚れの有無が査定に与える影響は少なくありません。傷や凹みは少々のものであれば、査定にマイナスの影響を与えることはありませんが、程度によっては査定価格に影響します。

臭いや汚れも少々であれば査定額に大きな影響はありませんが、査定士の印象に与える影響は小さくありません。汚れや臭いなどで査定士の印象が悪くなると、査定が厳しくなり、マイナスに働きやすくなります。

純正部品がある場合は、付けておくとプラスの査定要因になるため、できるだけ純正部品を付けた状態にしておきましょう。

2.エンジンルーム内や走行に関する部分の状態

エンジンルーム内や走行に関する部分の状態も査定に影響します。エンジンルーム内のチェックポイントは動かしたときに異音がするか、バッテリーやエンジンオイルの状態などがあります。

走行に関する部分では、タイヤのミゾの深さ、ホイールの傷などがチェックの対象です。状態がよくない場合は査定にマイナスに働く傾向にあります。タイヤのミゾが十分残っているもの、エンジンの状態が良いものはプラス査定の対象です。

3.車検の残り月数や走行距離

車検期間の残りや走行距離についても査定では重要な項目です。車検期間の残りが4か月以上ある場合はプラス査定になります。そのため、車検が近い場合は無理にとおす必要はありませんが、車を売りたいと思った場合は車検の4か月前には売却しましょう。

走行距離は年式と年間の平均走行距離に応じて判断します。普通車の場合は1万km、軽自動車の場合は8,000kmが年間の走行距離です。走行距離がこの水準よりも大きい場合はマイナスに、逆に小さい場合はプラスに働きます。

4.修復歴や事故歴、改造など

車の修復歴や事故歴、改造なども査定に影響を与えます。修復歴がある車とは、車の主要部分であるフレームやクロスメンバーに破損や修復した形跡がある車のことです。虚偽の申告をしても、調べられて発覚する可能性が高いので避けた方が良いでしょう。

事故歴がある車でも主要部分にあたらないライトやバンパーなどの部品を交換したからといって修繕歴があるとは見なされません。しかし、後になって事故の影響が表れる可能があり、需要が低いためマイナス査定のポイントになります。

改造は種類によってプラスにもマイナスにも働きます。カーナビ、エアロパーツ、マフラーなどは純正品でなくてもプラス査定になるケースもあります。買取業者ごとに評価が変わる部分でマイナスに働くこともあるため、改造車の場合は改造車に強い買取業者に依頼するのがおすすめです。

5.車種やグレードの人気度

査定に出す車種やグレードの人気度も査定に影響します。人気がある車の場合、買い取ってからすぐに売却が期待できるため、本来の基準額にプラスしても買い取りたいと判断される可能性もあるでしょう。

人気がない車などの場合は、在庫として予測される保管期間から査定額が決められます。人気の有無などは地域や買取業者ごとに異なるため、買取業者の得意分野やメーカーを調べておくと高価買取しやすい場合があります。

【車の査定方法】査定額が変わる要因を覚えておこう

車の査定は、日本自動車査定協会（JAAI）の査定基準によって決まります。また、エンジンや走行距離なども査定に影響します。この他にも、査定額が変わる要因が複数あり、事前にチェックしておくことで査定額の減額を避けられる可能性もあるでしょう。ここでは、査定額が変わる５つの要因について解説します。

中古車市場に多く流通すると査定額は下がる

中古車市場にも車の流通量が多い時期と少ない時期があります。車がたくさん流通する時期は在庫過多になるので、「需要＜供給」となってしまい査定額は下がります。一方で流通する車の数が減ってくると、「需要＞供給」となり査定額は上がります。中古車市場にはこのような性質があるので、なるべく高い査定額を狙いたい場合は、車の流通量が少なく需要の高い時期に依頼するようにしましょう。

一般的に、車の需要が高まる時期は1～3月と7～9月とされています。この時期を意識して売却を進めるのもひとつの手でしょう。

モデルチェンジ後は旧モデルの査定額は下がる

車のモデルチェンジも査定額に影響します。モデルチェンジ直後は旧モデルから新モデルに乗り換える方が多いので、中古車市場に旧モデルがたくさん出回り、査定額も下がります。

特に約4～6年周期で行われるフルモデルチェンジの場合は、実施の1年以上前に売却することをおすすめします。あらかじめ愛車のモデルチェンジのタイミングを予想し、分かり次第売却できるようにしておきましょう。

メーカーサポート後は査定額が下がる

車のメーカーサポート終了後は、査定額が下がります。車の保証は、ほとんどの部品を対象としている「一般保証」と、より重要な部品や箇所を対象としている「特別保証」とがあります。

一般保証は3年または走行距離6万km、特別保証は5年または走行距離10万kmのいずれか早い方に到達するまで適用される仕様です。まだアフターサービスを受けられる場合は、車の性能と同等に評価してもらえるので、メーカーサポート期限前の売却を心掛けましょう。

人気のある車種は査定額が上がる

「人気のある車種」は査定額が上がりやすい傾向にあります。「知名度が高い」「車好きの評価が高い」といった車は人気ですが、中古車市場の人気が必ずしも新車の人気と一致しない点に注意しましょう。中古車市場で人気のある車種は以下の通りです。

・維持費が安価で済む
・高性能で使い勝手も良い
・排気量が少ない

人気の高い車種は「供給＜需要」となりやすいので、査定額アップが期待できるでしょう。

各地域によって査定額は変わる

車の査定額は地域差も生じやすいので、各地域の人気のある車種のチェックも確認しましょう。

各地域で査定額が異なるのは、「需要と供給」「気候」「車の用途」「経済状況」などがそれぞれ違うからです。たとえば気候に注目してみると、日本でも特に積雪量の多い「北海道」「東北」「北陸」では、四輪駆動車の人気が高くなっています。ただし、遠方で車を売却する場合は輸送費を考慮する必要があるので、事前に買取業者に問い合わせておきましょう。

【車の査定方法】古い車や傷のある車は要注意

車の査定の際、「古い車」や「傷のある車」は当然のことながら査定額が下がります。こちらも、日本自動車査定協会（JAAI）の査定基準によって査定額が決まりますが、これらの車は査定の際に注意しておくべき以下のポイントがあります。

海外やコレクターからの需要を把握する

日本では買取してもらいにくい古い車や傷のある車も、海外では人気があります。その理由として、海外では「日本車＝壊れにくい車」として、品質の高さを評価されていることが挙げられます。日本では走行距離10万kmが一つの目安とされていますが、海外では普通の中古車と同等の扱いで販売されています。

また旧車に関してもコレクターからの一定の需要があります。特に製造中止されている車の希少性は高く、高額査定が期待できます。コレクターは基本的に所有欲を満たすために購入するので、そこまで高い走行性能は求められないでしょう。

「修理歴」「修復歴」は必ず申告する

車を査定に出す場合、「修理歴」と「修復歴」は漏れなく申告しましょう。一般財団法人日本自動車査定協会によると、車の骨格部分に対して「欠陥が生じた」「交換した」「修復した」のいずれかに該当する場合は、「修復歴」ありと見なされます。事故で骨格部分以外の箇所を損傷した場合には、「修理歴」ありとなります。

事故車であることを隠す行為は「告知義務違反」となり査定額が下がるなど、デメリットしかないので正直に伝えましょう。

廃車買取業者を調べておく

他社に査定依頼しても一切値段が付かない場合は、前述した「廃車買取業者」の利用を検討してみましょう。廃車買取業者は中古車を再販する以外にも、車を解体して部品やパーツを再利用したり、解体した素材をリサイクルに出せたりするので、利益の確保が可能です。

廃車買取業者は車の「引き取り」「解体」「手続き」を無料で行っているケースが多く、下取りなどの赤字で引き取ってもらうよりもお得になる場合もあります。

【車の査定方法】高額査定を引き出すコツ

査定士がチェックするポイントは、買取業者ごとに違いがあるものの共通の査定基準があります。そのため、高価買取を狙う場合は高価買取のコツを知り、事前に準備しておくことが大切です。些細なことでも高価買取につながるため、以下の点を意識してみましょう。

査定前に内外の清掃・洗車をしておく

車の査定前に内外の清掃や洗車をしておくのがおすすめです。洗車や車内の清掃をしておくことで査定士に良い印象を与え、プラスに影響します。汚れた車の場合は査定が厳しく行われマイナス評価が付きやすくなるため、おすすめできません。

ただし、傷や凹みなどに関しては自身で修理することは避けておいたほうが賢明です。また、修理に出すなどをしても、修理によってアップする査定額よりも費用の方が高くついてしまい、最終的に損をしてしまうケースも多いでしょう。

純正部品や必要書類などはすべて集めてから査定を受ける

純正部品や査定に必要な書類はすべて揃えてから査定を受けるようにしましょう。純正部品は後から取り付けられないものもあるため、プラス評価になります。

純正品のカーナビやオーディオなどはプラス査定に働きやすいため、取り扱い説明書など含めて保管しておきましょう。

また、併せて必要な書類もあらかじめ準備しておくのがおすすめです。車検証や自賠責保険、納税証明書などが該当します。メンテナンスノートなど、どのようにメンテナンスが行われていたのかが分かる資料があるとプラス査定になるため、持っている場合は提出しましょう。

査定の時期を高値が出やすい時期に合わせる

高価買取を狙う場合は高値の出やすい時期に査定の時期を合わせることがおすすめです。高値の出やすい時期は決算期前の1月～2月、7月～8月と言われています。

これらの時期は転職や就職、転勤が盛んに行われる時期の少し手前にあたり、中古車のニーズが高まります。このように査定の時期を意識することで、本来であれば厳しい交渉でも応じてくれる可能性も高まるでしょう。

査定業者を選ぶ

査定業者の選び方も大切です。買取業者にはそれぞれの得意分野があります。下取り査定、買取店での査定、廃車買取査定など買取業者の種類によって査定の基準が異なるため、査定額も変わります。

たとえば、買取店の査定で価格が付かなかった場合、処分するための廃車手数料がかかるケースがあります。このような場合は、廃車専門業者に依頼すると廃棄手数料を取られずに、さらに買い取ってもらえることもあるでしょう。

愛車の状態やメーカーなどを考慮し、得意分野にマッチした買取業者を選ぶことが高価買取のためには特に大切です。

複数社の査定額を比較するなら「一括査定」がおすすめ！

高額査定を狙うには複数社の査定額の比較が欠かせませんが、ひとつひとつの業者に問い合わせをし、査定依頼をするのには時間や手間もかかります。

そこでおすすめなのが「一括査定サービス」の利用です。一括査定サービスは「愛車の情報」「個人情報」などを入力すれば、一括で複数の査定業者から査定を受けられます。また、相見積もりを取って買取業者同士を競わせることも可能なため、より高い査定額を引き出しやすくなります。

車の高額査定を狙うならcarview!車買取の利用がおすすめ！

車の高額査定を狙うならcarview!車買取をぜひご利用ください。carview!車買取は累計500万人以上もの実績があり、業界トップクラスと言えます。

また、一度の依頼で最大10社の見積もりができ、査定額の比較から買取依頼までスムーズに進められる点が強みです。提携している査定事業者数も300社以上で、大手買取業者から地域密着型の買取業者、SUV専門買取業者とさまざまです。そのため、愛車を高く買取してくれる買取業者も見つかることでしょう。

まとめ

この記事では車の査定で見られるポイントや高額査定を狙うためのコツについて解説しました。車の査定ポイントは基本になる基準に加えて、買取業者ごとの基準があります。掃除などちょっとした手間を加えることで査定にプラスに働くでしょう。

一括査定をすると相場の把握がしやすくなり、競争原理も働くため、高価買取が狙えます。車の売却を検討しているのであれば、提携買取業者300社以上のネットワークを誇るcarview!中古車一括査定サービスをぜひご活用ください。