ヴァンガードの査定相場は？ 年式や走行距離による価格差を比較

すでに生産終了しているトヨタのヴァンガードを査定してもらおうと考えている方の中には、古い車だから値が付きにくいと思っている方も多いのではないでしょうか。しかし、実際には中古車市場でニーズが高く、比較的高値で買い取ってもらえる車種です。
そこでこの記事では、ヴァンガードの査定相場、年式や走行距離による査定額の違いについて解説します。相場よりも高く売るコツもご紹介するので、満足のいく金額で愛車を手放せるでしょう。ぜひ参考にしてみてください。

ヴァンガードなら10年落ちでも高額買取してもらえる？

木村拓哉さんがCMキャラクターを務め、当時の若い男性たちに人気だった車がRAV4です。ヴァンガードは３代目RAV4をベース車両として販売されました。

高級SUVとして人気が高かったヴァンガードですが、２代目が生産されることなく2013年に生産終了となります。当時ヴァンガードと同様の価格帯、クラスの車種を数多く販売していたトヨタが、車種の整理を目的に生産を終了したといわれています。

売れ行きが好調なうちに引退したヴァンガードは、現在多少古くても高値で取引されています。それだけ人気が高く、ヴァンガードに乗りたいと思っている方が多いということでしょう。

ヴァンガードの買取査定相場｜年式・グレード・走行距離の比較

現在でも人気のあるヴァンガードを査定に出した場合、一体いくらくらいの値がつくのか気になる方もいるでしょう。ここでは年式やグレード、走行距離別に、carview!車買取における買取価格の相場をご紹介します。

紹介するのはあくまで相場なので、車の状態や時期によって実際の査定額は変わります。買取価格はすべて2WDの相場、2020年2月20日時点の情報です。

2013年式（240Sグレード）・走行距離5万km

2013年式の240Sグレードで走行距離が5万kmの場合、買取相場は97万円です。同じ車を1年後に売却した場合は77万6,000円、2年後には62万1,000万円にまで買取相場が下がります。

走行距離が増えると、さらに下がる可能性があります。走行距離が6万kmの場合、すぐに売却すれば96万円、1年後には76万8,000円、2年後には61万4,000円とおおむね1万円程度安い買取相場になっています。

ヴァンガードのベースグレードである240Sは、同じ条件の他のグレードと比べて少し安くなってしまいますが、十分に高額な買取相場といえるでしょう。また、7年で5万kmという走行距離は年間1万kmという査定基準を下回っており、プラス査定につながっているようです。

2013年式（240S_Gグレード）・走行距離5万km

同じ2013年式のヴァンガードでも、240S_Gグレードは240Sグレードよりも査定額が少し高くなります。ワンランク上のインテリアが特徴のGパッケージは現在も高い人気を誇り、中古車市場でニーズがあるためです。

2013年式の240S_Gグレードで走行距離5万kmの場合、すぐに売却すれば102万円、1年後には81万6,000円、2年後には65万3,000円になります。走行距離が1万km増えた6万kmなら100万円、1年後には80万円、2年後には64万円まで査定額が下がります。いずれも1万円～2万円程度の差なので、大幅なマイナス査定というほどではありません。

7年落ちでも高額査定が可能なのは、今でもヴァンガードの人気が高い証拠といえるでしょう。

2011年式（240Sグレード）・走行距離10万km

2013年式との差はわずか2年ですが、2011年式は2013年式よりも大きく値を下げる傾向があります。2011年式の240Sグレードで走行距離が10万kmの場合、買取相場は52万円です。1年後には41万6,000円、2年後には33万3,000円にまで下がります。

さらに、走行距離が11万kmになると、すぐに売却しても51万円、1年後には40万8,000円、2年後には32万6,000円まで下がる結果となっています。

年式が古いと走行距離も増えるため、2013年式の2倍の距離でシミュレーションしています。走行距離は車の査定に大きな影響を及ぼす要因のひとつです。2011年式でも走行距離が少なく車の状態がよければ、もう少し高い査定額が期待できるかもしれません。

2011年式（350Sグレード）・走行距離10万km

350Sは4WDのみのグレードです。2011年式の350Sグレードで走行距離が10万kmの場合、買取相場は69万円です。1年後には55万2,000円、2年後には44万2,000円に下がります。また、走行距離が11万kmになると67万円、1年後は53万6,000円、2年後は42万9,000円になります。こちらのグレードでも走行距離が買取相場に反映されています。

とはいえ、ベースグレードの240Sに比べてパワーやオフロード性能が優れている350Sグレードは、比較的高値の買取相場になっているようです。事実、走行距離が同じ10万kmでも買取相場には17万円という大きな差があります。車の状態や走行距離、年式だけでなく、グレードやスペックも査定には大きく影響するといえるでしょう。

2008年式（240Sグレード）・走行距離10万km

一般的には価格がつかない場合もある12年落ちの中古車ですが、人気の高いヴァンガードなら思ったよりも高い査定額が提示される可能性があります。

2008年式の240Sグレードで走行距離が10万kmの場合を見ていきましょう。すぐに売却するなら39万円、1年後なら31万2,000円、2年後なら25万円という買取相場になっています。走行距離が11万kmの場合は38万円、1年後には30万4,000円、2年後には24万3,000円で買い取ってもらえるでしょう。

12年落ちであっても、ヴァンガードは値がつく可能性が高いといえます。「かなり古い車だから」と諦めずに、一度査定を依頼することをおすすめします。

ヴァンガードを買取査定相場より高く売るコツ

生産終了となった今でも人気の高いヴァンガードは、年式が古くても比較的高値で買い取ってもらえます。ここでは、買取査定相場よりもさらに高くヴァンガードを売るために、高額査定につながる3つのポイントをご紹介します。

コツ（1）「240S Gパッケージ」は査定額が高くなりやすい

「高級クロスオーバーSUV」というコンセプトのヴァンガードは、スポーティーな走りだけでなく高級感のあるボディや内装が魅力の車です。中でも、「240S Gパッケージ」はワンランク上のインテリアで人気の高いモデルになっています。

240S Gパッケージのシート素材には、本革とアルカンターラ（スエード調人工皮革）が使用されています。フロントシートはヒーター付きなので、快適なドライブが楽しめるでしょう。また、木目調のドアスイッチベースやシフトノブが標準装備されており、細部まで高級感を感じさせるインテリアとなっています。

愛車が240S Gパッケージなら、できるだけ早い時期に査定に出すことで、より高値で買い取ってもらえるでしょう。

コツ（2）カスタマイズしないほうが高額査定に結びつきやすい

ヴァンガードをSUVとしてフルに楽しんでいる方の中には、スポーツやレジャーで活用するためにカスタマイズしている方もいるかもしれません。一般的に、車を売却する際には純正オプションのままのほうが高い査定額がつきます。オプションや付属品を社外品のものに付け替える場合、取り外した純正品は保管しておきましょう。

特に、ヴァンガードは3列シートで7人乗りできる（5人乗りもあり）利便性が魅力のひとつなので、シートを取り換えるといった大幅なカスタマイズは査定額を下げる恐れがあります。将来的に売却を考えているなら、大きなカスタマイズはしないほうが良いでしょう。

コツ（3）一括査定を利用する

ヴァンガードをより高値で売却するためには、いくつかの業者の査定額を比較すると良いでしょう。1社だけでは提示された査定額が相場よりも高いのか安いのか判断できませんが、複数の業者に見積もりを依頼すれば相場がわかります。金額や条件を比べて、最も満足できる業者に売却することも可能です。

とはいえ、たくさんの店舗を回るのは難しいという方がほとんどでしょう。そのような方には、一括査定サービスをおすすめします。メーカーや車種、年式、走行距離といった必要事項を入力すれば、複数の業者に査定を依頼できます。

ヴァンガードを一括査定で売却するメリット

必要事項を入力するだけで複数の業者に査定を依頼できる一括査定というシステムを活用すれば、人気のヴァンガードをさらに高値で買い取ってもらえるかもしれません。ここでは、一括査定でヴァンガードを売却するメリットを3つご紹介します。

メリット（1）さらに高額査定してもらえる可能性がある

一括査定サービスを利用すれば、複数の業者の査定額を比較できます。愛車の買取相場を把握でき、より高く買い取ってくれる業者がわかるのがメリットのひとつです。

また、1社だけでなく複数の業者に査定を依頼することで、他よりも高い査定額を提示してくる業者があるかもしれません。特に人気の車種であるヴァンガードなら、確実に買い取りたいと考える業者もあるでしょう。

車の状態がよく、オプションも充実しているなら、さらに高額査定が期待できるかもしれません。プラス査定につながりそうなことは積極的にアピールすると良いでしょう。

メリット（2）情報を一度入力するだけで複数社の見積もりが手に入る

いくつかの買取業者で見積もりを出してもらおうとすると、複数の店舗を回って、その都度車の情報や個人情報を伝える必要があります。一括査定を利用すれば、情報を一度入力するだけで、たくさんの買取業者に査定の依頼ができます。

入力する項目には、メーカーや車種、年式、走行距離といった車に関する情報の他に、氏名、住所、電話番号、メールアドレスのような個人情報があります。時間も労力もかけたくないけれど一番高く買い取ってくれる業者が知りたいという方には、一括査定サービスの活用をおすすめします。

メリット（3）安心してヴァンガードの買取業者を見つけられる

買取業者の中には悪質な業者もあります。たとえば、買取のために提供した個人情報を流出させたり押しの強い営業を仕掛けてきたりする業者には、安心して愛車を任せられないでしょう。「自宅から近いから」「ポストにチラシが入っていたから」という理由だけで、安易に買取業者を決めるのはおすすめできません。

一括査定サービスを提供しているサイトの提携業者には、安心して取引できる大手の買取業者が集まりやすいという特徴があります。1社1社クチコミを確認するよりも一括査定を利用したほうが、簡単に安全な業者を見つけられるでしょう。

まとめ

ヴァンガードは2013年に生産が終了しているものの、2020年現在でも人気の高い車種です。特に「240S Gパッケージ」は人気が高く、中古車市場でも高値で取引されています。それ以外のモデルでも「カスタマイズをしない」「一括査定を利用する」といったコツを試せば、高額査定が期待できるでしょう。

一括査定を利用するなら、carview!中古車一括査定サービスをご利用ください。簡単な情報を入力するだけで、ガリバー、BIGMOTOR、カーセブンといった安心して取引できる大手買取業者の査定額を把握できます。愛車に合った買取先を手間なく探して、満足な車売却を実現させましょう。

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