日産マーチの買取価格相場は？プラス査定のためのコツも解説

車の買取価格は、グレードやモデル、年式といった多くの要因が影響して決まります。日産マーチを査定に出す場合「いくらで買い取ってもらえるのだろうか」と買取価格の目安が気になる方もいるのではないでしょうか。
事前にプラス査定、マイナス査定になる要因を理解しておくと査定額が適正かどうか見極めやすくなります。さらに、マーチの人気モデルやアピールポイントを知っておけば交渉時に役立つでしょう。
そこでこの記事では、日産マーチの買取価格相場とアピールポイントを解説した上で、車の査定額を決める要因や業者の選び方について紹介します。

日産マーチの買取相場とその傾向

日産マーチにはいくつかのグレードやモデルがあり、同じ年式でも買取価格に差があります。売却を検討している場合は、ご自身が乗っているマーチの相場を知っておくことが大切です。

ここでは、日産マーチの買取相場の目安、人気モデルと買取価格の傾向について紹介しましょう。

【2020最新】日産マーチの買取相場

carview!車買取での2020年2月21日時点での日産マーチの買取相場を見てみましょう。査定した日産マーチ車は2015年式、走行距離は5万kmと仮定します。

2WDの「S」グレードの場合、買取相場の目安は約19万円です。2WDの「G」グレードだと約23万円が目安となっています。

4WDの場合「X_FOUR」グレードの相場は約21万円です。「G_FOUR」グレードで約22万円、4WDの中でグレードの高い「ボレロ」は約28万円となっています。

参考：『日産 マーチの買取価格・査定相場』

マーチの買取相場の傾向

日産マーチの中古車の中で人気が高いのは、2002年3月～2010年6月まで生産していた3代目モデル（k12型）です。特徴的なエクステリアとカエルのような顔、機能性と求めやすい価格で大ヒットしました。現在でも3代目モデルの需要は高く、状態がよければ高値が期待できるかもしれません。

現行の4代目マーチ（k13型）は2010年7月に販売を開始しました。マーチは2010年以降モデルチェンジをしていないため、近い将来フルモデルチェンジされる可能性があります。モデルチェンジ後は旧モデルの買取相場が下がりやすいため、売却を考えている場合はできるだけ早い時期がおすすめです。

マーチを高く売るためにアピールしたいポイント

車の買取価格は業者によって違います。愛車を少しでも高く売るためには、業者との価格交渉も重要です。プラス査定になる要因があれば買取価格が上がるかもしれません。業者によっては短時間で査定が終わることもあります。事前にアピールしたいポイントをまとめ、すぐに伝えられるように準備しておきましょう。

ここでは、日産マーチを高く売るためにアピールしたいポイントを4つ紹介します。

運転のしやすさ

マーチのアピールポイントひとつ目は、運転のしやすさです。マーチは乗用車の中で「コンパクトカー」に位置づけられています。コンパクトカーは3ナンバー車よりも車体が小さいため小回りが利き、狭い道でも走りやすいのが特徴です。

マーチの車体寸法は3代目モデル（k12型）が全長3,725mm、全幅1,660mm、全高1,525mmとなっています。4代目モデル（k13型）は寸法が変わり少し大きくなっていますが、それでも全長3,780mm、全幅1,665mm、全高1,525mmです。

同じ日産のコンパクトカーである「ノート」と比較してみましょう。ノートは全長4,110mm、全幅1,695mm、全高1,525mmです。全長だけでもマーチとは300mm以上違います。車は小さいほど小回りが利くため、運転のしやすさはマーチのアピールポイントといえるでしょう。

参考：『日産：マーチ [ MARCH ] コンパクトカー ｜ グレード ｜ グレード詳細』

参考：『日産：マーチ 諸元表』

参考：『日産：ノート主要諸元』

カラー

マーチのアピールポイント2つ目はボディカラーです。同じ車種であっても、人気カラーだと査定額が上がるケースもあります。マーチは他のコンパクトカーに比べるとカラーバリエーションが豊富です。現行の4代目マーチ（k13型）は11色のカラーラインナップがあり、黄緑や紫といった中間色も取り扱っています。

パステルカラーやマーチ特有の中間色の他、特別塗装色の「ブリリアントホワイトパール」も人気です。愛車のマーチが人気カラーだった場合、プラス査定になって買取額が上がるかもしれません。

参考：『日産：マーチ [ MARCH ] コンパクトカー | 外観・内装』

燃費のよさ

マーチのアピールポイント3つ目は、燃費のよさです。日産の公式サイトによると、マーチの燃費は18.4km／L～23.0km／Lと掲載されています。さらに、軽量でコンパクトなエンジンを搭載しており、低燃費でも快適に走行できるのが特徴です。アイドリングストップ機能もついているため、ガソリンの節約にも役立ちます。

車を選ぶ上で、毎月のガソリン代について考える方も多いのではないでしょうか。マーチが低燃費で維持費を抑えやすいことは、査定時の大きなアピールポイントといえるでしょう。

参考：『日産：マーチ [ MARCH ] コンパクトカー | 走行性能』

女性人気の高さ

マーチのアピールポイント4つ目は、女性人気の高さです。コンパクトなボディで運転がしやすく、丸みを帯びた外観やかわいらしいカラーリングが多くの女性から支持されています。

マーチはシートやハンドルの高さを幅広く調整できるため、小柄な女性でも快適に運転できるのも特徴です。ドアが大きく開き、段差も少ないことから小さなお子さんも乗り降りしやすくなっています。もちろん男性にも人気があるため、男女とも乗りやすいことは査定時にアピールできるでしょう。

参考：『asahi.com ：朝日新聞 試乗記 日産 マーチ - 乗ってナンボ』

車の査定額を決定する要因

同じ車種でも、車の状態によって査定額は大きく変わります。インターネットでは年式と走行距離から査定価格が調べられるサイトもありますが、他にもいくつかの要因が査定額に影響することをご存知でしょうか。

業者が提示する価格が適正かどうか判断するためにも、車の査定額を決定する要因を知っておくことは大切です。ここでは、査定額を左右する5つのポイントを紹介します。

年式

一般的に、年式が新しい車ほど査定額は高く、古い車ほど査定額は低くなる傾向があります。注意したいのが、車の年式は「購入した年」ではなく「はじめて登録された年」だということです。

たとえば中古で購入したのが2016年であっても、初度登録年が2013年なら「2013年式」として査定されます。ご自身の車の年式がわからない場合は車検証を確認してみましょう。

年式が新しい車でもモデルチェンジがあれば旧モデルとなり、査定額が大幅に下がるケースもあります。数年以内に査定を検討している場合は、近いうちにモデルチェンジの予定がないか調べておきましょう。

走行距離

自家用車の年間走行距離の目安は1万kmです。年間走行距離が1万km未満であればプラス査定になりやすく、反対に年間1万km以上走っているとマイナス査定の対象となります。

たとえば購入してから5年以上経過している場合、5万kmを超えているかどうかを目安に考えましょう。5年間で3万kmしか走っていない車であれば「年式の割に走行距離が短い」と判断されて買取額が上がるかもしれません。

参考：『国土交通省「自動車の使用実態について」』

修復歴

年式や走行距離以外で車の査定額に大きな影響を与えるのが修復歴です。一般財団法人日本自動車査定協会東京都支所によると、修復歴の定義は「交通事故やその他の災害により、自動車の骨格等に欠陥を生じたもの、またはその修復歴のあるもの」としています。

骨格部位に指定されている部位は全部で8か所あり、指定部位を交換もしくは修理した形跡があると「修復歴車」となるのが一般的です。修理をしたことがあっても、小さな傷を直した場合やバンパー交換といった「骨格まで至らなかったケース」は修復歴車に含まないこともあります。

修理した部位や損傷の程度によって扱いが変わるため、査定時に修理した箇所を業者に説明して確認してもらいましょう。

参考：『一般財団法人日本自動車査定協会東京都支所「修復歴車ってどんな車？」』

純正パーツの有無

査定額が上がりやすいのは純正パーツが装着された車です。車のパーツには純正パーツと社外品パーツがあります。純正パーツとは、車体と同じメーカーで製造・販売されている装備品のことです。新車を購入する際に選べる「ディーラーオプション」も純正品のため、プラス査定になりやすいでしょう。

ただし、社外品パーツでも人気高かったり高価な製品だったりすると外さないほうが良いこともあります。純正パーツに戻してから査定に出すか悩んでいる場合は一度業者に確認することがおすすめです。

車自体のダメージ

事故や修復歴がなくても、車自体がダメージを受けていると査定額に影響します。たとえば、雨や紫外線の影響でコーティングが剥げていたりシートに汚れがあったりするとマイナス査定になりやすいでしょう。

他にも、エンジン部分や足回りといった箇所にも注意が必要です。見た目に問題がなくても、買取後に部品の交換が必要な車は査定額が下がりやすいといえます。日ごろからこまめにメンテナンスを行い、清掃して車をきれいな状態にしてから査定に出すことがおすすめです。

マーチを買い取ってもらう業者を選ぶコツ

車の買取業者は全国に数多く存在します。業者によって力を入れている分野や査定方法が違うため、ご自身に合った買取業者を選ぶことが大切です。まだ業者を決めていない方は、下記の5つのポイントをひとつの判断基準として選ぶのも良いでしょう。

ここでは、日産マーチを買い取ってもらう業者を選ぶコツについて紹介します。

日産車の買取に力を入れているか

マーチを査定に出すときは、できるだけ日産車の買取に力を入れている業者がおすすめです。買取業者によっては、特定のメーカーや車種を専門に扱っていることがあります。

日産車の買取に強い業者ならマーチについての知識も豊富です。日産ディーラーとの結びつきが強ければ買い取った車の整備に必要な部品もそろえやすく、コストがかからない分買取価格が上がることもあります。より適正な価格で買い取ってもらえる確率が高いでしょう。

地域ごとの需要を適正に取り入れているか

マーチを買い取ってもらうときは、地域の需要に合った車を取りそろえている業者を選ぶことも大切です。たとえば、狭い道が多い地域では小回りが利くコンパクトな車が好まれる傾向があります。子育て家庭が多い地域だと、女性が運転しやすい車や子どもが乗り降りしやすい車が人気です。

もし車自体にマイナス査定の要素があっても、マーチが地域の需要に合っていれば査定額が上がるかもしれません。業者のホームページを見たり店頭に並ぶ販売車を見たりして、需要に合った車をそろえているか確認してみると良いでしょう。

査定までの段取りがスムーズか

買取業者を選ぶ際は、査定までの段取りがスムーズかどうかも確認しておきましょう。買取実績の多い業者は売却までの手続きにも慣れているため、査定を依頼するとスピーディーに対応してくれます。

車の査定は外観だけでなく、エンジンルームや車内まで詳細に確認することが必要です。車の状態を見て値段をつけるまでおおよそ30分～1時間はかかるため、1時間前後で査定が完了する業者は段取りがスムーズだといえるでしょう。

スタッフが接しやすいか

マーチを買い取ってもらう場合、業者のスタッフの対応も重要です。大切な愛車を手放すなら、信頼できるスタッフにお願いしたいと思う人も多いのではないでしょうか。女性や子ども連れの人でも接しやすく、質問に対して丁寧に回答してくれるスタッフがおすすめです。

車の状態は1台1台違うため「なぜこの査定額になるのか」という理由がわかりにくいこともあります。接しやすいスタッフならマイナス査定、プラス査定となった部分も気軽に聞けて、査定額にも納得できるでしょう。

売買に関するフォローが充実しているか

買取業者によってサービス内容は違います。マーチを売却するときは、できるだけ売買に関するフォローが充実した業者がおすすめです。

中には、店舗から自宅までの送迎サービスをおこなっている業者もあります。自宅まで送り届けてもらえれば帰りの交通手段を考える手間がありません。他にも、別の車に買い替えるまでの間、代車を手配してもらえることもあります。人気の車だと納車まで数か月かかることもあるため、代車の貸し出しがあると安心です。

各業者のサービスはホームページで確認するか、電話やメールで聞くこともできます。事前にリサーチをして、フォローが充実した業者を選びましょう。

まとめ

日産マーチはグレードによって査定額が変わります。3代目モデルは人気が高く、状態がよければ高値で買い取ってもらえるかもしれません。

車の査定額を決める要因は数多くあり、年式、走行距離の他、修理歴や純正パーツの有無も重要です。買取業者によって価格の決め方は異なるため、できるだけ高く買い取ってくれる業者を探しましょう。

業者選びの際は査定額だけでなく、日産車の買取に力を入れていることや地域の需要に合った車を揃えているかどうかもポイントです。さらに、スタッフの対応やフォロー内容も確認したうえで業者を選びましょう。

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