デミオの買取事情 | 中古車相場や動向、高く売るポイントを解説

デミオは、マツダが2019年まで販売していたハッチバックタイプのモデルです。2020年1月現在でも街なかで見かける機会の多い人気車種ですが、中古車市場での買取価格や傾向が気になる方もいるのではないでしょうか。
そこでこの記事では、マツダ車デミオの買取価格相場と市場での傾向を詳しく解説します。高く売るコツもあわせて知ると、高額で売却できる確率も上がるでしょう。メンテナンス面から交渉術まで幅広い観点からご紹介します。

2020年最新！デミオの中古車買取価格の相場

以下は、2020年1月時点でのグレード別買取価格相場です。走行距離5万kmの車を例にピックアップしています。

・13C 2WD（2014年09月～2018年08月）　45万円
・13C 4WD（2014年12月～2018年08月）　67万円
・13S 2WD（2014年09月～2018年08月）　60万円
・13S 4WD（2014年12月～2018年08月）　88万円
・13S_Lパッケージ 2WD（2014年09月～2016年01月）　70万円

走行距離が10万kmに達すると、10万円以上値下がると考えたほうがよいでしょう。10万kmを大幅に上回ると、5万kmの半額以下になるケースもあります。

デミオの特徴と中古車市場での動向

デミオの買取相場を把握するためには、中古車市場での動向を知ることも大切です。3代目・4代目とモデルに合わせて特徴をおさえると、買取価格の傾向もわかりやすくなります。デミオはディーゼルエンジンを採用したモデルもあるため、各タイプの違いについても把握しておきましょう。デミオの特徴と市場での動向を5つご紹介します。

デミオはマツダを代表するコンパクトカー

デミオは、「道具のような扱いではなく充実したカーライフを実現するためのコンパクトカー」という位置付けで発表されました。移動手段としての利便性以外にも魅力を感じられる強みをもつモデルです。

そもそも「買取」と「下取り」の違いは？

日本国外では「MAZDA2」の車種名で販売されており、多くのユーザーから人気を集めています。まさにマツダを代表するコンパクトカーといえるでしょう。2014年にフルモデルチェンジを終えた4代目デミオは、2014年～2015年の日本カー・オブ・ザ・イヤーを受賞しました。

3代目モデルは価格が低迷

2007年に発売された3代目デミオでは、2代目から大幅な変更が加えられました。ボディタイプにハッチバックを採用し、小型化と軽量化を図っています。3代目デミオの特徴は、新車の販売価格が低迷した点です。

マツダ全体が値引き戦略を実行していた時期であることが理由といえます。性能はそのままに大幅な値引き価格を提示したため、リーズナブルな車として人気を集めました。2代目や4代目に比べて手に入りやすいタイミングだったともいえるでしょう。そのため、中古車市場での相場も低めです。

4代目モデルは高値傾向

大幅値下げに踏み切った3代目デミオに比べ、4代目は高値設定となりました。マツダが値引き戦略を取らず、向上した性能をアピールすることで販売台数の増加を狙った時期です。価格は高くなったものの、変わらず人気を維持しました。この動向は中古車市場も同じで、4代目モデルの相場は高い傾向にあります。

4代目特有のポイントは、ボディサイズを拡大して車内空間を広くした点です。ホイールベースも大幅に拡大されたため、走行中の安定性も増しました。先進的なディーゼルエンジンを採用したグレードも展開しています。

低燃費モデルやディーゼル車が人気

デミオのなかでもとくに人気が集まるのは、環境性能にメリットを感じられるモデルです。燃費のよいグレードやディーゼル車、アイドリングストップ機構を搭載したモデルの需要が高い傾向にあります。

また、ベースグレードより性能を高めた特別仕様車も人気です。高価買取にも影響する要素ですが、新車価格時には大きな差がみられなかった点もデミオならではの魅力といえます。

良装備はプラス査定の可能性大！

デミオを購入する際には、標準装備のほかさまざまなオプションが選択可能です。以下のような装備がある車はプラス査定の可能性も高まります。

・純正カーナビ
・スマートキー
・サイドモニター
・バックモニター
・レザーシート

純正のカーナビを外して社外品を取り付けた場合、査定額が下がる点に注意しましょう。保管している場合は、査定の際に提出するのがおすすめです。スマートキーやレザーシートなど、オプションで追加したものはアピールポイントとしてピックアップしておきましょう。

車を1円でも高く売るコツ

「少しでも高く売りたい」と考えている方は、業者側がどのような部分に注目して査定するか知ることも大切です。次に購入するユーザーの立場になって考えると、高価買取のコツもつかみやすくなるでしょう。ここからは、車を1円でも高く売るコツを5つのポイントに分けてご紹介します。

オプションや装備をアピールする

デミオの購入時に追加したオプションや装備品がある場合は、可能な限り漏れがないよう伝えましょう。純正カーナビのほか、360°ビューモニターやドライブレコーダーなどもプラス査定に有効なポイントです。

すでに取り外したパーツがある場合は、単体で提出しても問題ありません。取り付けられる状態であれば査定項目に入れてもらえるでしょう。価格の決定後に提出すると対応してもらえない可能性もあるため、車の査定時にあわせてアピールするのがおすすめです。

メンテナンスは定期的に行う

車の外観・内観は、査定額に大きく影響します。次のユーザーが購入する際「丁寧に使われていたか」を判断する基準になるためです。購買意欲を左右するポイントでもあり、中古車買取業者も慎重にチェックします。

メンテナンスやコーディングを定期的に行うだけでなく、詳細な記録を残しておくのも有益な方法です。過去のメンテナンス歴を詳しく把握できると信頼性も高まります。車の価値を上げるためにも記録を心がけましょう。

修復歴を隠さない

過去に車の骨格部分（フレーム）の修理を行った車は、「修復歴あり」や「事故車」などと表示して再販売されます。車の傾きや故障リスクといったデメリットがあるためです。査定の際には、修復歴があることを隠さず共有しなければなりません。

整備記録簿（メンテナンスノート）を見ると修復歴の有無はわかりますが、伝えないまま契約に進んでトラブルに発展したケースもあります。発覚した時点で信頼度を下げる結果にもなるため、たとえマイナス査定の可能性が高くても正直に伝えましょう。

複数社で見積もりをとる

1円でも高く売るためには、複数の買取業者に査定を依頼して価格を比較するのがおすすめです。車を売却するという意味ではどの業者も同じですが、中古車の再販売先や需要の違いによって買取価格も変動します。

デミオの場合は人気車種のため、コンパクトカーを求めるユーザーが多い業者で高価買取が期待できるでしょう。複数店舗を比較すると数十万円の価格差が出ることもあります。自宅からの距離も考慮しながら、なるべく多くの業者に査定を依頼しましょう。

一括査定を利用する

複数店舗への査定依頼は有益な方法ですが、1店舗ずつ足を運ぶ手間がかかります。公式サイトからの申し込みでも情報の入力作業が必要なため、面倒に感じる方もいるでしょう。

一括査定サービスを利用すると、一度の入力作業のみで複数の業者に査定が依頼できます。出張査定を行う業者も増えているため、店舗に行かずに売却できる便利な方法です。carview!は300社を超える中古車買取業者と提携しています。一括査定を検討中の方は、ぜひcarview!中古車一括査定サービスをご利用ください。

車を高く売るためのポイント

デミオの高価買取を実現するためには、売却する時期を見計らうことも大切です。車のコンディションを整え、交渉術を身につけたうえで査定を依頼してみましょう。一括査定で得た結果を活用することでプラス査定につながる可能性も高まります。ここからは、車を高く売るためのポイントを３つご紹介します。

高く売れる時期を狙う

中古車買取業者は、3月と9月を決算期とするケースがほとんどです。デミオを高く売りたい方は、決算期を意識してタイミングを見計らいましょう。1月～3月、7月～9月の時期が狙い目です。

決算期の直前には、売上高を上げるため営業にも力が入ります。決算までになるべく多くの在庫を確保し、新しいユーザーに売却したいと考えるためです。ユーザー側がボーナスの時期である点も、営業を強化する理由といえるでしょう。

車をきれいにしておく

実際に車を見て査定してもらう前に、洗車と車内の清掃を行います。特別な理由がない限りはどちらも徹底的に行ったほうがよいでしょう。査定時、車の外観や内観は買取業者の印象を左右するためです。

清掃がされていない状態で査定に出した場合、汚れやゴミが目立つと「ふだんから大切にされていない」ととらえられます。依頼者自身への評価も下がる可能性がある、重要なポイントです。洗車や清掃で大幅なプラス査定につながるわけではありませんが、好印象を与えるためにきれいな状態にしておきましょう。

交渉術を心得ておく

交渉が苦手な方は、以下のポイントをおさえて商談に進むのがおすすめです。

一括査定サイトから申し込んだ場合、業者側はユーザーが比較していることを認識しています。「ほかの店舗はもう少し高かった」「このくらいの価格が出た店舗に決めたい」など、具体的な金額を提示すると業者側も検討しやすくなります。

売却の本気さをアピールするには、商談の段階で必要書類をそろえておくのも有益な方法です。「価格に納得できたらすぐに取引ができる」ということを業者側に伝えてみましょう。

まとめ

マツダのデミオは、現在でも中古車市場で多くのモデルが出回る人気車種です。現在は車種名を変えて販売されていますが、古さを感じさせない利便性と機能性を誇っています。売却を考えている方は、中古車市場の動向をチェックして買取相場を把握しましょう。

売却先の買取業者を決める際には一括査定の利用がおすすめです。複数店舗の買取査定額を簡単に比較でき、売却がはじめての方でも安心して高価買取を目指せます。carview!車買取では大手業者も多数そろっているため、ぜひ一度ご活用ください。

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