個人情報なしで車の査定を依頼したい！ 実車査定せず金額だけ知る方法も解説

中古車買取店や一括査定サイトで査定依頼する際には、氏名や住所、電話番号など個人情報の入力が必須です。しかし、情報漏えいが不安でウェブサイト上での個人情報入力に抵抗がある方も多いのではないでしょうか。
この記事では、正確な車の査定に個人情報が必要な理由、情報漏えい防止の方法やおすすめの一括査定サービスも紹介します。また、個人情報なしで大まかな金額を調べる方法も解説しますので、ぜひ参考にしてください。

個人情報なしで車の査定は可能？

結論としては、個人情報なしでの正確な査定は不可能です。査定士が車を直接見なければ、査定額は出せません。

しかし、ウェブサイト上で公開されている過去の取引実績や、ディーラーサイトの下取りシミュレーションなどで、大まかな査定額を予測することは可能です。

これらの方法は、自分で「車の買取相場」の情報を収集するため、個人情報を開示する必要がありません。正確な価格ではないものの、事前に把握することで査定の際に役立つでしょう。

個人情報なしで車の査定ができない理由

個人情報なしで車の査定ができない理由を把握することで、納得した上で提供できるでしょう。ここでは、車の査定時に個人情報を求められる理由について解説します。

車の詳細な情報を取得するために必要

正確な査定をするには、車種情報や保険期間、メンテナンスが適切に行われてきたかに加えて、内外装のコンディションや修復歴の有無、オプション装備の有無に至るまで車の詳細な情報が必要です。

そのため、車だけではなく車検証や自賠責保険証、メンテナンスノートなどの個人情報が記載された書類も開示する必要があります。スムーズで正確な査定を行うために、依頼した段階で個人情報を求められるのが一般的です。

売却の手続きに個人情報が記載された書類が必要

車を売却すると「移転登録」と呼ばれる所有者の名義変更を行わなければなりません。手続きをするにあたって、個人情報が記載されている車検証や自賠責保険証などを提出します。

また、普通車であれば「譲渡証明書」に実印の押印が必要です。加えて、実印であることを証明する印鑑証明書を提出しなければなりません。

売却への意思を示すためにも必要

ほとんどの買取業者は無料で車の査定を行いますが、売買契約の締結を目的としたサービスです。出張査定の場合、依頼者の指定場所まで査定スタッフが出向いて車のチェックを行うため、人件費や移動費など多くのコストがかかります。

一方で、査定後に買取を断った場合でもキャンセル料はかかりません。買取業者としては個人情報を求めることで、冷やかしによる損失を防止することにもつながっているでしょう。

車の査定に個人情報はどこまで必要？

一般的に、査定に必要となる個人情報は下記の4項目です。

個人情報に加えて、査定したい車の車種・年式・グレード・走行距離・事故歴などを入力します。

査定をするにあたって重要な要素となるのが住所です。同じ車種でも、需要はエリアによって影響を受けます。実際に査定士が車をチェックする際には、車検証・自賠責保険証の提示も必要です。

中古車買取では個人情報が漏えいしない仕組みがある

個人情報の漏えいは企業の信頼を落とし、事業に大きな影響を与えるとの認識が社会的に広まっています。個人情報保護法により、企業は顧客の個人情報を慎重に取り扱うようになりました。

中古車買取業者も買取した車の所有者情報が漏えいしないよう対策を講じており、主に以下2つの情報漏えい対策があります。

買取業者の名義に変えることで書類に個人情報が残らない

車検証などの書類には、氏名や住所などの個人情報が記載されています。旧所有者の個人情報が記載された書類をそのまま新所有者に渡すことで、個人情報が漏えいするため対策が必要です。

そのため買取業者は、旧所有者から一度「自社名義」に変更した上で新所有者の名義に変更します。間に業者が挟まることで車検証や自賠責保険に記載される情報は、買取業者のものに変わり、旧所有者の情報が新所有者に渡る心配はありません。

メンテナンスノートに記載の個人情報は切り取って破棄

メンテナンスノートとは、新車時の保証書と点検整備記録簿がセットになったものを指します。この書類を確認することで、これまでの点検結果や整備の履歴を確認することができるため、査定時に求められる書類のひとつです。

一方でメンテナンスノートにも、氏名や住所といった個人情報が記載されています。中古車売買の際には個人情報が次の所有者に渡るのを防ぐため、記載部分を切り取って良いとされており、旧所有者が行わなくても買取業者側で対応を行うのが一般的です。

メンテナンスノートは、車の整備が適切に行われ信頼できる車であることを示す重要な書類であり、個人情報が載っていることを理由に廃棄してしまうと査定額アップの機会を逃してしまう可能性もあります。

売買契約締結時に、該当部分を廃棄しても問題ないか業者に確認しておきましょう。

個人情報を開示して査定をすると正確な車の価値が分かる

ここでは、個人情報ありで正確な査定額を知る方法を紹介します。正確な査定を受けると売却しなければならないと感じますが、買取を前提にせず査定額だけを知ることも可能です。

中古車買取業者に査定してもらえば買取額の提示がある

買取業者とは、中古車の買取を専門に行う業者です。ディーラーの下取りでは車の買い替えが前提ですが、買取業者では買取のみの場合にも対応しています。

ディーラーの下取り査定とは異なり、買取査定では依頼する業者を自由に選択可能です。売却したお金は乗り換える新車に充てる必要がないため、自由に使えます。

また、買取業者では車の売却のみを行うため車の価値を判断しやすく、下取り査定よりも査定額が高額です。しかし、買取業者の査定は売ることを前提にしているため、売る気がないのであれば査定は控えましょう。

車の価値だけ知りたいなら日本自動車査定協会の有料査定

正確な査定価格を知りたいのであれば、JAAIが行う有料査定を受けるのもおすすめです。

JAAIの正式名称は「一般財団法人日本自動車査定協会」で、車の査定基準などを作っています。車査定のプロフェッショナルであることから、確かな知識と経験を基に正確な査定額を提示してもらえるでしょう。

JAAIは利益を上げることなどの考えがない分、公平・中立な立場で査定をしてくれるでしょう。ただし、査定には1万円程度の費用がかかります。申し込みには氏名や住所などの個人情報が必要ですが、目的は「査定」のため買取店に情報が渡ることはありません。

目的によっては個人情報なしで調べられる金額でも十分

なるべく正確な査定額を出したい場合は個人情報の提供が必要ですが、大まかな金額を把握したいだけの目的であれば、個人情報不要の簡易査定を利用するのも良いでしょう。

以下3つの目的で査定を検討する場合は、個人情報の入力は不要です。それぞれの内容と注意点を解説します。

査定前に相場を把握しておきたい

買取業者の出張査定に臨む前に大まかな相場を把握しておくと、査定時の業者とのやりとりや査定後の売却先の判断に役立ちます。

査定を依頼した業者が悪徳だった場合、実際の車の価値より低い価格で査定額を提示するかもしれません。反対に、査定時に高い金額を提示し、後から理由を付けて買取価格を下げるケースもあります。

明らかに相場と差がある価格であれば、そのまま契約に進まず他の業者にも査定を依頼して最適な業者を選ぶことが可能です。

売却意思が定まっていない

出張査定には時間と手間がかかる一方で、多くの業者は無料で実施しているため、売却を断ると買取業者の負担となります。依頼すると断りにくいと感じる場合や車の売却を考え始めた段階では、大まかな売却金額を知るだけで十分な場合もあるでしょう。

また、買取業者は契約につながりそうにない案件では、一般的に査定額を高く設定しません。今すぐに売る気があると感じられる場合に、他社より良い条件を提示します。

まだ売却を決めていない時点で正確な査定を依頼し、想定より低い金額で無理に売却をしてしまっては後悔が残るでしょう。

車を売却するといくらになるかすぐに知りたい

まとまった資金捻出の手段を探している場合に、車の売却は選択肢のひとつです。すぐに概算の金額を知るには、個人情報不要な査定サイトを利用して迅速に価格情報を得るほうが良いでしょう。

個人情報を提供して正確な査定を依頼すると、最短でも数日は必要です。業者との連絡や日程の調整などの手間もかかります。急なライフイベントなどで緊急にお金が欲しいときに、簡単な情報を入力するだけで大まかにでも想定売却金額が分かれば安心です。

個人情報なしで調べるときの注意点

個人情報を入力しないと情報が漏れる心配はありませんが、インターネットで調べた価格相場や、入力項目が少ない相場シミュレーションはあくまで参考価格です。

この価格には、走行距離や年式など査定に影響する要素が加味されていないため、実際の査定額と大きく異なるでしょう。

車の需要はエリアやその時のトレンドによっても影響を受け、需要に応じて査定額は変動します。また、実際に車の売却契約の際には個人情報の提出が必要になるため、情報の入力が二度手間と感じる方もいるかもしれません。

実車査定を行わず個人情報なしでおおよその金額を調べる方法

個人情報の入力なしでも、大まかな買取相場を調べることは可能です。ここでは、代表的な4つの方法を紹介します。

ディーラーの下取りシミュレーションを活用

一部のディーラーウェブサイトでは、個人情報なしの「下取りシミュレーションサービス」が利用可能です。

具体的には、トヨタの「下取り参考価格シミュレーション」、日産の「日産のかんたんクルマ査定」が挙げられます。個人情報なしで調べられる下取り相場は、あくまでも大まかな金額です。下取り価格と実際の買取価格に差が出ることもあるため注意しましょう。

買取業者のウェブサイトでも、同様のシミュレーションサービスが提供している場合があります。

ウェブサイトで公開されている買取価格を参考にする

大まかな査定額を知りたい場合、中古車買取業者がウェブサイトで公表している買取価格を参考にするのも有効です。中古車買取業者のウェブサイトでは、実際の買取価格額や相場が掲載されていることがあります。

愛車と完全に一致する車の掲載がなくても、特徴が近いものがあるかもしれません。過去に売却した方のクチコミがある場合は、それも合わせて参考にすると良いでしょう。

実際の取引に基づいた情報のため信ぴょう性はありますが、掲載されている車のスペックまで入念な確認が大切です。

販売中の中古車の価格から予測する

実際に売られている中古車の価格を参考に、おおよその査定額を予想する方法もあります。まず、中古車販売業者のウェブサイトを開き、愛車の車種や年式、走行距離などを選択し、表示された中古車の価格相場を参考にしましょう。

中古車の販売価格には、買取業者の手数料や利益などが含まれています。一般的には表示された販売価格の7割程度が実際の買取価格となるため、表示価格から2割～3割を差し引いた金額が大まかな査定額です。

オークション価格から予測する

中古車業者や個人が開催しているオークションの落札価格を参考にするのも良いでしょう。業者の場合、開催頻度は1週間が多いようです。車の価格相場は、時期や経済状況によっても変わります。同じ車種でも、なるべく最新の情報を参考にしましょう。

オークションの価格にも出品者の利益などが含まれており、買取相場とイコールではありません。加えて、車の引き渡しにかかる輸送費が含まれるかによっても金額は変わります。車の状態はもちろん、出品者のレビューなども確認しておくと良いでしょう。

個人情報をより確実に保護するために自分ができること

個人情報を提供して正確な査定を依頼する場合、個人情報の流出が気になるでしょう。管理がしっかりしている信頼の高い業者を選ぶと同時に、自分自身でもできる対策の実施も重要です。

ここでは、個人情報を確実に保護するためにできる対策を3つ紹介します。

売却先や仲介サイトの利用は慎重に行う

個人情報を守るには、信頼と実績のある業者や仲介サイトの利用が重要です。インターネット上で買取業者のクチコミや取引実績などを確認できるサービスも増えています。

大手の企業の中には、個人情報保護に関するポリシーなどを掲載しているところもあるでしょう。しかし、大手であっても買取金額が後になって減額されるなどの問題が生じる可能性はあります。

事前に評判を確認して信頼のある業者と取引すれば、個人情報の流出などの可能性を低減できるでしょう。

車に個人情報が分かる物品を残さない

車内に個人情報が記載された書類が残っていれば、そのまま次の持ち主に渡ってしまう危険性があります。車検証や自賠責保険、メンテナンスノートなどの売却に必要な書類は、名義変更や該当部分の廃棄などで対処可能です。

この他、自動車保険証や車庫証明書の控え、メンテナンス時の領収書にも個人情報が記載されています。これらは確認ミスなどで残ってしまう可能性があるため、売却前に確実に処分しておきましょう。

カーナビを初期化しておく

カーナビには自宅住所や頻繁に行く目的地を複数登録でき、個人情報を含むプライベートな情報が記録されています。加えて、走行経路の履歴が一定期間記録されるため、過去の行動が第三者に把握されるリスクもあるでしょう。

スマートフォンなどのデバイスをBluetooth接続し、ハンズフリー通話や音楽を楽しむ機能もあります。接続したデバイス名や発着信履歴などが残っている可能性もあり、注意が必要です。

売却する前にカーナビを初期化し、記録されている情報を削除しておきましょう。削除方法はカーナビの種類によって異なりますが、取扱説明書やインターネットの情報を参考に自分で実施できます。

個人情報を開示できるなら、一括査定サービスがおすすめ

一括査定とは、売却したい車の情報と個人情報を一度入力するだけで、提携している複数の買取業者に一括で査定申し込みができるサービスです。

買取業者にはそれぞれ得意分野があり、依頼した業者によって査定額も変わります。多種多様な車買取業者の査定結果を一度に比較できるため、一括査定を利用して納得がいく車買取業者を見つけるのがおすすめです。

一括査定を利用するメリット

査定の申し込みには、連絡先や住所、車種、モデル、年式などの入力が必要です。個別に同じ項目を何度も入力するのは大変ですが、一括査定の場合は一度入力すれば複数業者へ同時に依頼できます。

ウェブサイトから必要事項を入力して申し込むだけのため、複数の業者に足を運び、依頼する手間と時間がかかりません。

複数の買取業者の見積もり金額を比較しやすいのもメリットです。提示された金額から最も高い値段を付けてくれた業者を選択できます。登録している買取業者の数が豊富なウェブサイトであれば、より高額査定が期待できるでしょう。

業者側も一括査定サイトからの申し込みでは競争心理が働き、競合他社よりなるべく良い条件を出そうとします。また、複数の見積もりが入手できるため買取相場が分かりやすく、悪徳業者に出会う確率を減らせることもメリットです。

一括査定を利用する際の注意点

一括査定サイトに申し込みをすると、買取業者から営業電話がかかってきます。なるべく営業電話を避けたい場合は、メール連絡のみにも対応しているウェブサイトを選ぶようにしましょう。

申し込み後、選んだ買取業者との日程調整や商談などのやりとりは、全て自分でしなければなりません。また、複数の買取業者に査定依頼をできるのが一括査定の強みですが、住んでいる地域によっては複数社を選べない可能性があります。

個人情報保護の取り組みをしているウェブサイトか確認しよう

個人情報の漏えいが不安で、ウェブサイト上での個人情報入力に抵抗がある方は少なくないでしょう。利用するウェブサイトが事前に個人情報保護の対策をしっかり行っているかどうかを確認すれば、安心して依頼できます。

ひとつの目安として、JPUC（日本自動車購入協会）に加盟しているかどうか確認しましょう。また、セキュリティー対策としてSSL通信を行っているウェブサイトもおすすめです。

SSLで暗号化されているウェブサイトはURLが「https」で始まります。このような買取業者で申し込みをすれば、個人情報が漏れる心配を減らせるでしょう。

個人情報を適切に取り扱うカービュー 車買取の中古車一括査定サービス

一括査定は、一度に複数の業者に車の査定を依頼できる便利なサービスです。業者との日程調整から売却完了まで、納得できる取引を実現するには信頼できる買取業者を選ぶ必要があります。個人情報などの管理がずさんな業者も避けなければなりません。

信頼できる買取業者を見つけるのにおすすめなのが、カービュー 車買取の愛車無料一括査定サービスです。

JPUC加盟企業のカービュー 車買取で最大10社まで一括査定依頼！

カービュー 車買取は、2005年のサービス開始以降業界トップクラスの仲介実績を有し、その数は500万人以上にも上ります。一度の申し込みで最大10社に査定を依頼でき、その中から最高額の業者を選ぶだけで納得のいく取引が可能です。

査定を依頼する業者が多いほど査定額が高額になる可能性もありますが、数に比例して手間も増えるため、最大10社に制限しています。

JPUC（日本自動車購入協会）は、中古車買取業界の健全化を目的に設立した組織です。カービュー 車買取はJPUCに加盟しており、安心・安全な取引ができる環境を整えています。

中古車一括査定サービスの利用方法

カービュー 車買取の中古車一括査定サービスは、3つのステップで申し込めます。

スマートフォンまたはパソコンから専用フォームに必要事項を入力します。項目は、メーカー・車種、年式、大まかな走行距離、氏名、住所、電話番号、メールアドレスです。細かく調べる必要がないため、思い立ったらすぐに査定を依頼できます。

まとめ

個人情報を入力しなくても大まかな相場価格は調べられますが、正確な査定額ではありません。実際の査定額を知るには、個人情報の提供が不可欠です。匿名で調べた金額はあくまでも参考値と考えましょう。

個人情報を提出して車を査定してもらう際には、漏れる心配が少ない安心・安全なサービスや買取業者の利用が大切です。JPUCに加入するカービュー 車買取は、納得できる売却ができる環境を整えています。

中古車一括査定サービスはインターネットから査定申し込みを行うだけで、最大10社の買取業者に一括査定依頼が可能です。10社の査定額を簡単に比較でき、より高値で愛車を売却できます。

愛車をより高値で売却したい際は、ぜひカービュー 車買取の中古車一括査定サービスをご利用ください。

#車査定