車を売る際に不具合を言わないリスクとは?納得して車を売るコツも紹介!
車を売る際に不具合を伝えると、大幅なマイナス査定につながるのではないかと不安に思う方もいるのではないでしょうか。しかし、不具合を隠したまま車を売ることには大きなリスクをともないます。
この記事では、車売却の際に伝える必要がある不具合や、トラブルになった際の対処法に加え、不具合のある車を少しでも高く売るためのコツを紹介します。この記事を読むことで、売却時のトラブルを未然に防ぐことにつながり、愛車に高値がつく可能性も高まるでしょう。
目次
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車の買取相場を調べる車を売るときに不具合を言わないリスクとは?
車を売る際、売主には「契約不適合責任」(旧:瑕疵担保責任)という責任が伴います。
「契約不適合責任」とは、売主が車の不具合を申告せずに売却した場合、後から不具合が見つかった際に負う必要のある責任のことです。不具合や故障の修理費にあたる損害賠償を請求されます。
ただし、修理費を負担すれば済むという訳ではありません。契約書に「損害賠償金や契約の解約料も請求される」と明記されていた場合は、それも支払う必要があります。
契約不適合責任の有効期間は原則「契約後1年間」とされています。
下記の一般社団法人日本中古自動車販売協会連合会のウェブサイトでも詳しく説明されているので、事前に確認しておきましょう。
債務不履行(契約不適合責任(旧法:瑕疵担保責任))|一般社団法人 日本中古自動車販売協会連合会
https://www.jucda.or.jp/soudan/kisochishiki/05.html
車を売るときに伝えるべき不具合とは
中古車の取引に慣れていないと、どのような不具合の申告が必要とされるのか、分からないことも多いでしょう。申告すべきポイントを把握しておくと、売買後のトラブルを未然に防ぐことが可能です。ここでは、車を売る際に申告が必要となるケースを5つ紹介します。
不具合が生じている箇所
車は数万点におよぶ大小のさまざまなパーツから構成されています。何かしらの不具合が発生すると、ランプが点滅したり異音が発生したりするので運転手は気付くはずです。
なお、走行可能で異音やランプの点灯がなくても、体感的に気になる箇所があれば査定時に申告しておきましょう。たとえ小さな傷や不具合でも後々トラブルになる可能性があるため、隠さずにすべてを伝えることが大切です。
事故歴・修復歴
不具合を修理済みであっても、修復歴や事故歴がある場合は申告が必要です。「修復歴のある車」とは、事故や災害により骨格(フレーム)部分の交換や修理をした車を指します。
冠水歴
水害などによって車が冠水したことがある場合、冠水歴が付きます。車の外観がきれいになっている場合は素人目には分かりづらいですが、内部を見れば冠水したことは明らかです。たった一度の冠水でも、車は部品の腐食や酸化が進みます。冠水してから時間が経つと部品が劣化し、電装関係やエンジンの故障などの大きな不具合につながります。
水没してしまった車のほとんどが廃車になってしまうほど、冠水は車にとって重大なでき事です。そのため査定額も大幅に下がります。水没して間もない時点ではまだ走行可能なケースもありますが、マイナス査定を恐れて冠水歴を伝えずに車を売却するようなことは絶対に避けましょう。
走行距離計(メーター)
故障によってメーターの交換が必要となる場合もあるでしょう。しかし、「走行距離が事実よりも短く表示されると売却時に有利だから」という理由で故意に交換を行ってはいけません。走行距離は重要な査定基準になりますので、メーターの交換を行っている場合は必ず申告しましょう。
また、メーターを交換した車には「走行距離計交換歴車シール」が貼り付けられているでしょう。運転席側に貼り付けられたシールには「走行距離計表示値〇〇kmのものを〇〇kmのものに交換」「交換年月日」「交換業者」といった内容が記載されています。このシールは絶対に剥がさないようにしましょう。
運転状況
同じような年式や走行距離の車であっても「普段どのような走行をしているか」が車の状態に影響します。日頃から丁寧な走行を心掛けるのが前提ですが、「車の下側を擦ったことがある」「急停車、急発進などの荒っぽい走行をしている」といった扱いに心当たりがある場合、正直に申告してしっかりと確認してもらうことが大切です。
車を売るときに不具合を言わなかったときの対処法
聞かれたことに正直に答え、思い当たる限りの不具合を伝えたとしても、自分では気付かなかった故障や不具合がある場合があります。もし査定後に車の不具合に気付いたら、速やかに買取業者に連絡し相談することができうる対処法です。
ただし、売り手のほとんどは専門的な知識がない素人であり、ほんの少しの不具合に気付けないのは普通のことです。中古で購入した車の修復歴についても同様で、購入する前のことは知らなくても仕方がないと考えられます。これらについては、瑕疵担保責任を問われる心配はないでしょう。
車を売るときのトラブルを防ぐには?
車の買取では大きな金額が動くため、選択肢を間違えるとトラブルにつながるケースも多くあります。トラブルのリスクをゼロにすることは難しいですが、減らすことは可能です。ここでは車を売る際のトラブルを防ぐコツを紹介します。
信頼できる買取業者を選ぶ
不具合や故障が生じている車であっても売ることはできますが、買取業者選びは慎重に行いましょう。JPUC(日本自動車購入協会)加盟業者や大手買取業者などの累計取引台数が多い業者は、トラブルに発展するリスクが少ないといえます。
また、インターネット上のクチコミは他社のネガティブキャンペーンの可能性もあるため参考程度に留めておき、査定額やスタッフの対応など、実際に見たことを総合的に考慮して買取業者を決定しましょう。これは不具合や故障が生じている車に限らず、全ての車の買取において大切なことです。
売買契約書をしっかり確認する
中古車買取ではどうしても買取金額に注目してしまいがちです。しかし、手数料や自動車税の還付相当額の扱いなども含めてきちんと確認してから契約を行うことが、後のトラブル防止につながります。中には即決や契約を急かすような買取業者もいますが、不明点はきちんと質問し、納得してから契約しましょう。
契約不適合責任について話し合う
2020年4月から、「瑕疵担保責任」に代わるものとして「契約不適合責任」と呼ばれるものになりました。買取業者によって、買取契約時のトラブルへの対処法やキャンセルのルールなどはさまざまです。契約を行う前に契約不適合責任の扱いについても話し合っておくとより安心できます。
一般的ではありませんが、中にはわざと瑕疵を見のがして買取査定し、売買契約が終った後で契約解除やキャンセル料の請求をしてくるケースも考えられます。万が一のことを考えて、信頼できるか多面的に判断する必要があるでしょう。
不具合が気になる箇所はすべて申告する
買取に不慣れな方は、査定の際に「どこまで伝えたら良いか分からない」と思うこともあるでしょう。その場合は、説明できうる全ての故障箇所や修復歴を申告するのがおすすめです。多くの内容を申告するほど、信頼関係も築きやすくなります。
また、現時点で車を売る気がなくても、運転する前に日常点検を行うことが大切です。法定点検だけではなく、気になる箇所があればその都度車の専門店に相談するように努めましょう。不具合や故障のリスクを減らすことにもつながります。
車を売る際のトラブル例をチェックする
車の取引では、「車」という資産の取引だけではなく、まとまった金額が動くため、トラブルがしばしば発生してしまいます。どれだけ自分が注意していても、一部の業者によってトラブルに巻き込まれてしまう可能性もゼロではありません。
事前に「どのようなトラブルが起きているのか」「避けたい業者の特徴」などを知っておけば、防げるトラブルもあるでしょう。車を売却した方の体験談を参考にしたり、大手買取業者がどのような買取手順を踏んでいるかを確認したりすることをおすすめします。
トラブルになったときの対処法
売却後に多いトラブルは、売った後に故障や不具合が発覚するパターンです。たとえば、元々中古車で、過去に事故を起こしたことを知らずに売却した場合などもこれにあたります。本来であれば査定時に見落としをした査定士の責任ですが、場合によっては減額や返金要求をされることもあるため注意が必要です。
個人で交渉すれば業者側が有利になってしまうこともあり、契約解除を申し出れば返金に加えてキャンセル料も支払わなくてはいけません。そのためトラブルが起きた場合は、まず専門家に相談してみましょう。
トラブルに発展したら、買取業者との和解に努めることが先決です。それでも話がこじれた場合や法外な違約金などを請求された場合は以下の機関に相談してみてください。
【JPUC車売却消費者相談室】
https://www.jpuc.or.jp/trouble/
【国民生活センター】
https://www.kokusen.go.jp/soudan_topics/data/ucar.html
買取査定額アップのコツ7選
車を売るときに査定してもらう場合、故障や不具合などのマイナス要素を何とかしようとするよりも、それ以外の査定額アップにつながる要素を少しでも増やすのがポイントです。ここでは査定額を少しでもプラスにするためのコツを紹介しているので、参考にしてみてください。
あらかじめ買取相場を調べておく
事前に売却する車のおおよその買取相場を調べておくことで、提示された査定額が高いのか低いのかが分かります。また、買取額アップのための買取業者との交渉にも役立ちます。
もし不具合が生じている車であれば、査定時は受け身になりやすいでしょう。そのためにも、ある程度の相場観を持っていた方が良いといえます。
買取が高値相場の時期を狙う
中古車買取相場は中古車購入需要に比例するため、一年を通して波があります。1~2月、7~8月は新生活や買取業者の決算時期、世の中のボーナス時期と重なります。中古車を購入する方が増え、買取業者側も決算時期に備えて在庫を確保しておきたいので、相場が高くなる傾向です。
一方で、年末や自動車税課税直後の4月は需要も低く相場も低い傾向にあります。この時期は、できるだけ避けたほうが無難といえるでしょう。
ただここで押さえておきたいポイントは、車両本体の価値は日ごとに下がっていくという点です。不具合が生じているような車であれば、売却時期を見定めるよりも早期売却が望ましい場合もあります。
車の清掃を済ませて査定を受ける
査定を受ける際、不具合が生じているような車ならなおさら、可能な範囲で車内外の清掃を行っておくと良いでしょう。車をきれいにしておくことで、査定士の心証アップにつながります。
特に車内でタバコを吸っていた場合や、ペットを乗せていた場合は臭いにも注意が必要です。また、強い芳香剤の匂い残りもマイナス査定の対象になるため、なるべく換気を心掛けましょう。
ただし、査定のために外注してまでクリーニングする必要はありません。あくまでも自分でできる範囲できれいにすることを心掛けましょう。
付属品を用意しておく
メーカー保証書や点検整備記録簿(メンテナンスノート)、取扱説明書、スペアキーなどの付属品は必ず用意しておきましょう。不具合が生じているような車であれば、通常よりもメンテナンスノートの存在は重要になります。
また、購入後に純正パーツを取り外して社外品のパーツに付け替えている場合、純正パーツも査定時に持参してください。純正パーツはプラス査定のための良いアピール材料になります。
査定のために不具合がある箇所を修理しない
査定を受けるために修理をしたとしても、修理にかかった費用分だけ買取額が上がるケースは少なく、かえって損をすることが多いといえます。小さな傷などを自分で修理することも、余計にダメージを広げてマイナス査定になりかねないのでおすすめできません。よって、不具合や傷があってもそのままの状態で査定を受けるのが賢明です。
買取業者のほとんどは自社の修理工場や提携修理工場を持っており、個人が修理依頼をするよりも安く車を修理できるため、あえて修理を行う必要はありません。
複数の買取業者に査定してもらう
車を高く売りたいなら、多少手間であっても複数の買取業者で査定を受けるのがおすすめです。査定額は買取業者によって異なるため、一社だけで済ませてしまうと希望の買取価格に満たないまま売却となってしまう場合もあります。
また、複数社に依頼することで相場が分かり、少しでも高値で売却できる可能性があります。査定額を比較して、最も高い値段で買取ってくれる業者を選びましょう。
しかし、買取業者一つひとつに査定依頼して回るのは時間も手間もかかります。そこでおすすめなのが「一括査定サービス」です。
車一括査定サービスを利用する
車一括査定サービスは「一度の情報入力で複数業者に査定依頼できる」ことが大きなメリットです。一括査定を利用すれば、近場の買取業者へ効率的に申し込むことが可能です。
出張査定を実施している買取業者も多く、効率良く査定の日取りを決めれば、店舗への移動の手間や時間を減らせます。不具合が生じている車であれば、走行のことを考えるとなおさら出張査定の方が安心でしょう。
さらに提携している買取業者が豊富な一括査定サイトであれば、一見あまり需要がないような車でも、別の地域では需要があり高額で売れる可能性があります。
また、買取業者は一括査定サービスで「他店も参加している」ことを意識しているため、「他店に負けないであろう金額」を提示してきます。そのため高額査定が期待できるのです。
少しでも車を高値で売るならcarview!車買取!
carview!車買取は2000年5月に中古車一括査定サービスを開始して以来、累計500万人以上が利用、またJPUC(一般社団法人日本自動車購入協会)にも加盟しており、日々信頼できるサービスの提供に努めています。
「carview!中古車一括査定サービス」では、一度の申し込みで売りたい車の条件に合った最大10社に一括査定依頼が可能です。買取店には車種の得手不得手があり、お店によって査定額は大きく変わります。carview!車買取の提携事業者数は300社以上あり、おなじみの大手から地域の専門店まで幅広く網羅しています。
また、事故などによる不具合があり状態の良くない車の場合は、「事故車一括査定サービス」の利用がおすすめです。
まとめ
車を売る際に、不具合を隠して売却した場合、損害賠償請求や契約解約のリスクがあります。申告が必要となる不具合がある場合は必ず伝えるようにしましょう。また、どこまで申告して良いのか分からない場合は、小さなことでもすべて査定士に伝えておくと安心です。
不具合のある車でも、今回紹介したトラブル防止のコツや査定額をアップする方法を意識することで、高値で売れる可能性が出てきます。そのためにも、ぜひcarview!中古車一括査定サービスをご利用ください。
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LINEヤフー株式会社は、一般社団法人日本自動車購入協会のウェブサイト監修を受けています。
中古車一括査定サービスご利用ユーザー様の声
買取カービューの愛車無料一括査定サービスを利用したユーザーのクチコミです。一括査定ならではの評判・体験談をチェックしましょう。
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- 実際の査定金額
- 70.0万円
- 見積り数
- 5社
- 査定満足度
- 3.5
ユーザーコメントオートバックスの担当者の対応や説明が良心的で、査定額を前提なしに短時間で提示し、大変信頼できると思った。当初はほぼこちらに決めていた。しかし、最後になってビッグモーターからさらに高い金額が示されたので、決めた。
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- 実際の査定金額
- 63.9万円
- 見積り数
- 5社
- 査定満足度
- 5
ユーザーコメント一番高い値段を出して頂き、来て頂いた営業も とても感じのいい人であった。 後からクレームなど無し、という条件をのんで 頂いた上での交渉でしたが、価格決定後に、 無料でクレームガード保証も入れて頂き、とても安心したお取引が出来ました。 是非車を売却する際にはまたお願いしたい。
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- 実際の査定金額
- 75.0万円
- 見積り数
- 8社
- 査定満足度
- 5
ユーザーコメントはじめて車を売却するので同時刻に合同査定をしていただきました。合計8社の中ダントツぶっちぎりの高値を出していただいたのがユーポスさんです。やっぱり値段で決まりですね。
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※1 2019年4月時点 当社調べ