車売却におけるタイヤの疑問を解決! シーズンオフのタイヤはどうする?
車を売却するにあたって、できるだけプラス査定につながるタイヤの条件を知りたいと考えている方もいるのではないでしょうか。
そこでこの記事では、プラス査定につながるタイヤの条件や車を売却するときのスタッドレスタイヤの扱い方を詳しく紹介します。溝の深さやサイズなどの条件を具体的に知ることで、自身に合った売却方法が見つけられるでしょう。
目次
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車の買取相場を調べるタイヤの評価基準はJAAIによるもの
タイヤの評価基準には、残り溝の深さに応じて1本あたり加減点に関するルールがあります。一般的な車の査定でチェックされるタイヤの評価基準は、JAAI(日本自動車査定協会)の設定に基づき、以下のように定められているのです。
- 1.応急用タイヤが「標準」で欠品のみ(1本15点で減点)
- 2.ランフラットタイヤやオールシーズンタイヤは、JAAIの定める表を準用する
- 3.ランフラットタイヤ車に装着された通常タイヤは加点しない
- 4.タイヤ修理キットが欠品している場合は減点する(15点)
- 5.保安基準に触れるタイヤやホイールは、原則「交換」とする
- 6.偏摩耗(ひび割れ、亀裂、片べり、段べり等)がある場合は、残り溝に関係なく1.6mm未満の減点対象とする
- 7.12.5インチなどのようなホイール径の端数は切り上げて13インチ扱いとする
タイヤの摩耗が進んでいない場合のみプラス査定になります。日常で乗る程度であれば「影響なし」に該当するケースも多い傾向にあります。
【車売却】プラス査定になるタイヤの条件
車の査定には、年式や走行距離だけでなくタイヤの状態も影響します。タイヤを評価する際に重要なチェックポイントのひとつが、溝がどれくらい残っているかです。溝の深さによって評価がプラスになることもあれば、マイナスになることもあります。ここでは、評価の基準になる溝の深さを確認しましょう。
タイヤの溝が5 mm以上:プラス査定
車を売却する際にタイヤでプラス査定を得ようとするなら、溝が5mm以上必要です。一般的に新品なら8mm程度の溝があるため、5mm以上あれば比較的新しいタイヤだと評価されるからです。
タイヤの溝は5,000km程度の走行で1mmほど減るといわれています。3mmの減りなら、走行距離は1万5,000km程度でしょう。冬と夏でタイヤ交換しない方であれば、溝が5mm以上残っていることも珍しくないかもしれません。
タイヤの溝が1.6 mm~4.9 mm:査定に影響なし
1.6 mm~4.9mmの溝があるタイヤは新しいとはいえませんが、走行に支障も出ないので査定を左右するような評価はされないでしょう。溝が1.6mmあれば、車検に通すことも可能です。
溝が1.6mmあるかどうかは、スリップサインの有無で確認できます。タイヤの側面にある三角マークに一番近い溝に溝の端と端を渡すような橋が出ていたら、それがスリップサインです。スリップサインが出ていたら、溝が1.6mm以下になっています。
タイヤの溝が1.6mm未満:マイナス査定
残念ながらマイナス査定となるのは、溝が1.6mm未満のタイヤです。タイヤの溝は1.6mm以上と法律で定められており、車検もそれ以上ないと通りません。溝が1.6mm未満ということは公道を走れないため、買取後に再販するにはタイヤ交換が必要です。そのためのタイヤ代や工賃などが必要になる分、査定額は下がります。
これを聞くと、査定前にタイヤを交換しようかと考える方もいるかもしれません。しかし、タイヤを交換した場合の査定の増加額とタイヤ交換にかかる費用を考えれば、そのまま売却するほうが賢明でしょう。
タイヤの大きさによっても査定額が異なる
車の売却時にプラス査定につながるタイヤの条件には、タイヤの大きさも含まれます。基本的には、インチ数が大きくなるほどプラス査定になるでしょう。ここではタイヤのサイズを「19インチ以上」「14インチ〜18インチ」「13インチ以下」に分けて、それぞれどれくらいプラスになるのか相場を紹介します。
19インチ以上:8,000円程度
19インチ以上あるタイヤのプラス額の相場は、一般的に8,000円ほどでしょう。基本的には、サイズが大きければ大きいほど金額も増えていきます。ただし、車両に適さない大きすぎるタイヤをつけている場合は改造車とみなされます。改造車はプラス査定にならないこともあるため注意が必要です。場合によってはマイナス評価になってしまう可能性もあります。
14インチ〜18インチ:3,000円〜7,000円程度
タイヤのサイズが14インチ~18インチの場合は、3,000円~7,000円ほどのプラスが期待できます。大まかには1インチ大きくなるごとに、1,000円ずつ増えると考えて良いでしょう。
軽自動車は14インチを使っていることが多く、インチアップをしていない場合ほとんど影響はありません。インチアップにはさまざまなメリットがありますが、売却時の査定ではマイナスに影響する可能性があることも念頭に置いて交換するか検討しましょう。
13インチ以下:2,000円程度
13インチ以下の場合にも、2,000円程度のプラスが見込めます。ただし、5mm以上の溝がないタイヤはプラス査定の対象外になることを覚えておきましょう。これはすべてのサイズのタイヤにいえることです。
タイヤは1本ずつ評価されるので、13インチあるタイヤの4本中2本の溝が6mmで残り2本の溝が4mmの場合、サイズによるプラス査定額は4,000円程度になるでしょう。
車の売却時のタイヤはどうするのがベスト?
車の査定を受けるとき、タイヤが購入時のままという方は少ないでしょう。インチアップをしていたり、好みのタイヤメーカーのものに変えていたり、さまざまな状況が考えられます。では、査定を受けるときはどのような状態にしておくのがベストなのでしょうか。売却したい車にあわせてベストな状態をしっかりと確認しておきましょう。
純正タイヤとホイールがベスト
車の買取査定を受ける際は、基本的にノーマルの純正タイヤとホイールがついている状態がベストです。純正品以外に変えている場合は戻してから査定を受けるようにしましょう。
ただしタイヤの付け替えを業者などに依頼する場合は、その工賃と付け替えによる査定の増加額を比較検討する必要があります。工賃のほうが高くつくようなら付け替えはせずに、純正タイヤはそのまま持っていったほうが良いかもしれません。
中古車市場では、車のパーツは純正品が好まれる傾向にあります。そのため、純正品以外のタイヤでインチアップやドレスアップをすると、マイナス査定になるリスクが高まるでしょう。
スペアタイヤが標準装備の車の場合
スペアタイヤを標準装備している車種の場合、買取査定を受ける際にスペアタイヤがなければマイナス評価になります。購入時に付属していたものは、すべて揃えると覚えておくと良いでしょう。
ただし、溝が1.6mm以下になっていたり傷やサビがあったりするスペアタイヤでは意味がありません。マイナス評価につながることもあるでしょう。その場合は、新しいものを用意するより、スペアタイヤなしで査定を受けるほうが賢明です。
スペアタイヤが標準装備ではない車の場合
車種の中にはスペアタイヤを標準装備していないものもあります。その場合は、スペアタイヤがなくても査定には影響しません。スペアタイヤの搭載を義務付けていた法律は、産業廃棄物による環境問題などの影響で撤廃されました。現在では車の軽量化などのためにも、最初からスペアタイヤがついていない車種が多くなっています。
ただし、タイヤ修理キットが備わっている場合はその有無や状態が査定に影響するでしょう。パンク修理剤には使用期限があり、切れているとマイナス査定の可能性があります。パンク修理した履歴があれば、修理後の状態をしっかりと確認することが大切です。
査定のためにタイヤ交換は必要ない
スリップサインが出ていたりスペアタイヤがなかったりする場合でも、査定のためにタイヤ交換する必要はありません。
車の売却時にはできるだけ高い査定を得るために、タイヤの査定基準を押さえておくことは大切です。しかし、走行距離や年式に比べれば、タイヤの評価が査定に与える影響を少ないでしょう。評価を上げるためにかかる費用や手間と、それによって上がる査定額を比べれば現状のまま売却したほうがお得な場合も多いものです。
スタッドレスタイヤは査定に影響する?
一般的に夏用のノーマルタイヤより販売価格が高いスタッドレスタイヤは、「購入費が高かった分、売却時につけていればプラス査定につながるかも……」と期待する方も多いでしょう。ここでは、スタッドレスタイヤの買取査定への影響を紹介します。
査定にはほとんど影響なし
凍結した道路や雪道で使われるスタッドレスタイヤは、ノーマルタイヤよりも販売価格が高めに設定されていることが多いものの買取査定の評価にはほとんど影響がありません。ただし、雪が多く降る地域での査定では、スタッドレスタイヤがついていることを重要視する場合もあるなど、地域によってはプラスの評価につながることもあります。
タイヤ査定の条件は通常タイヤと同じ
タイヤ査定の評価は、基本的にノーマルタイヤやスタッドレスタイヤなどの種類によって変わるものではありません。あくまでもタイヤに残っている溝の深さなどが主な基準です。タイヤの溝の深さはタイヤの性能を左右し、交換が必要であれば再販のために余計な費用がかかります。これらはどのような種類のタイヤでも変わらないことだからです。
車の売却時のスタッドレスタイヤはどうするのがベスト?
地域によってはプラス評価につながるスタッドレスタイヤですが、基本的には査定にほとんど影響がありません。そのため、車を売却する際には自分にとってベストな方法を模索することが大切です。ここでは、タイヤ専門店や買取業者に売却する方法や、次の車用に保管する方法を紹介します。
タイヤ専門店に売却する
できるだけ高く売却したい場合は、タイヤ専門店にスタッドレスタイヤだけを売却するのがおすすめです。タイヤ専門店であれば車の付属品としてではなく、タイヤ自体を商品として査定してもらえます。
インターネットでの申し込みや出張買取に対応しているところもあるので、検討する場合は一度探してみると良いでしょう。ただし、4本セットではなく1本単位だったり、製造年月が古かったりすると買取額が低くなることもあります。
次の車用に保管しておく
次に購入する予定の車でも使えるサイズなら、保管しておくのもひとつの方法です。タイヤを保管する際は、風通しの良い日陰に平置きしましょう。ホイールに装着しているタイヤなら平置きで重ねても問題ありません。次の車に装着とき使えないほど劣化していては意味がありませんので、適した環境下で保管することが重要です。
車と一緒に買取してもらう
できるだけ手間を省いて売却したい場合は、車と一緒に買取業者に買い取ってもらうのがおすすめです。使い込んで溝が浅くなったタイヤの場合、タイヤ専門店でも査定額は低くなってしまうでしょう。そのような場合は、時間や手間を優先した方が賢明な場合もあります。
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まとめ
車の売却時には、タイヤの状態も査定額に影響します。タイヤの大きさや溝の深さなど、ある程度の基準は決まっているものの、実際にどれくらいプラスやマイナスの評価になるかは買取業者次第です。
そのため、できるだけ高い評価を得るにはさまざまな買取業者を比較検討しましょう。carview!中古車一括査定サービスなら、最大10社の買取業者に一括で査定依頼ができます。300社を超える提携業者の中から、お得に買い取ってくれる業者が見つかるでしょう。車の売却をお考えなら、carview!中古車一括査定サービスをお試しください。
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※1 2019年4月時点 当社調べ