車の査定で内装のどこをチェックする?査定額アップのポイントも解説
車の査定額には、外装はもちろん内装の状態も大きく影響します。しかし、どこをチェックしているのか分からない方もいるのではないでしょうか。
そこで今回は、内装の査定基準や減点評価を防ぐためのコツを紹介します。高額査定を目指すためのコツも紹介しているので、愛車を少しでも高く売りたい方は参考にしてみてください。
目次
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車の買取相場を調べる車の査定|内装のチェックポイント
車の査定では、内装のどのような点を確認するのでしょうか。ここでは査定に出す前に知っておきたい内装のチェックポイントを紹介します。
車内のにおいをチェック
内装の査定では「車内のにおい」もチェックされます。特に車内で喫煙していた、ペットを乗せていた、という方は要注意です。喫煙していた場合は、においに加えて車内全体のヤニ汚れやシートに焦げ跡があると減点となってしまいます。タバコやペットの他にも、「食べ物のにおい」や「強い芳香剤の香り」が残っている場合も減点対象です。
シートやダッシュボードをチェック
ダッシュボードの傷やシートの破損・汚れはマイナス査定になります。多少の汚れや傷であれば査大きな影響はありませんが、修理・交換が必要な場合は大幅な減点となるでしょう。シートの色あせや、へたり具合も査定対象です。
フロアマットやトランクをチェック
フロアマットが泥や油などで汚れていると減点されます。後付けで装着したフロアマットであれば取り外せますが、純正フロアマットの交換が必要なほど汚れている場合は減点です。トランクはトランクマットに加えて、トランクルーム内張り、サビ、ダンパー、凹みがチェックされます。
オーディオやナビをチェック
カーナビやオーディオは「正常に動作するか」「保証書や取扱説明書が付いているか」がチェックされます。純正品がプラス査定になる一方で、後付けタイプのカーナビは基本的に評価の対象外です。また、標準装備のオーディオ類が故障・欠品している場合は減点対象になります。
車の査定|内装の評価方法
買取業者は独自のルールで中古車を査定しているわけではありません。多くはJAAI(一般財団法人日本自動車査定協会)によって定められた「中古車査定基準」を基にしています。ここでは、中古車査定の第三者機関であるJAAIについて紹介します。
査定方式は加減点法
加減点法とは査定における採点手法の一つで、JAAIによって推奨・管理・教育されている査定方法です。例えば「車に傷やへこみがあれば減点」「車検が1年近く残っているので加点」といった具合に減点・加点を行います。
点数は1点=おおよそ1,000円で換算され、それに「クラス係数」をかけたものが加減算金額として算出される仕組みです。
標準状態
JAAIでは中古車の「標準状態」を定めています。これに逸脱した中古車はマイナス査定になります。内装の標準状態に関しては、以下のように記されています。
- 1.内装は規定のものであり、破損汚れシミ等がないこと
- 2.マット類に衰退欠品のないこと
- 3.積載物その他の理由による異臭のないこと
価値加減点
価値加減点とは、内装各パーツの価値に対して加減点を行うものです。より標準状態に近ければ減点されませんが、部品の価値が下がるとみなされる場合は減点されます。加点対象と減点対象は以下の通りです。
- 価値加点
- 内装が無減点(ルームクリーニング減点を除く)の良質車については特別に加点する:20点の加点
- 価値減点
- 内装部分の傷:減点10
- シール、テープ、接着剤等の跡のあるもの:減点10
- ハンガーパイプの付いているもの:減点10
- 異臭(タバコ、ペット、芳香剤等)があるもの:減点40
- ペット等の毛が付着しているもの:減点40
- 天井、内張り等にタバコのヤニが付着しているもの:減点40
修理が必要な場合
内装パーツの修理が必要な場合はすべて減点対象です。
- ルームクリーニング(1台単位):減点10
- 内装の著しい汚れ:減点5
- 1cm未満のビス穴、タバコのこげ跡やこげ穴、破れ、2個以内のほころび:減点10
- シートのへたり、天井のたるみ:減点10
- カードサイズ未満のシミ(1個):減点10
- バンの室内塗装(1台分):減点30
- バンの室内板金:「小」減点30、「大」減点50
交換・張り替えが必要な場合
内装パーツの交換・張替が必要な場合も減点対象です。以下のような状態のものは修理で対応できないため、交換や張り替えが必要になります。
- 「1cm以上」のビス穴、タバコのこげ跡やこげ穴、破れ、ほころび
- 「1cm未満」のビス穴、タバコのこげ跡やこげ穴、破れ、ほころびが3個以上
- 樹脂製部品の割れ、カードサイズ以上の傷
- マット類の衰退が著しい場合、又は欠損している
- カードサイズ以上のシミ、カードサイズ未満のシミが2個以上
車の査定|内装の評価を下げないためには?
内装の状態による減点を最小限に防ぐには、どのような点に気を付ければ良いのでしょうか。内装が無減点の良質車は20点の加点も期待できるため、これから車を売却する予定の方は以下の点を意識してみましょう。
こまめに掃除する
砂や泥などの汚れは自然と付着してしまうものですが、車内の掃除をしておくと査定時の印象が良くなります。車内で飲食をした際にシートに食べ物や飲み物をこぼしても、早めに掃除をすればシミにならずに済みます。買取業者が行う清掃で落とせる程度の汚れなら、そこまで査定には影響しないでしょう。
ステッカー類やテープを貼らない
ステッカーやシールのはがし跡が残っていると減点されます。査定前にはきれいにはがして、しっかりと跡を消すようにしましょう。はがすのが難しい場合はシール剥がし剤や、薄めた中性洗剤を使用するときれいになります。
車内でタバコを吸わない
タバコはにおいだけでなく、ヤニ汚れも付着しているケースがあります。車内の天井や内張りにタバコのヤニが付着していると40点も減点されるため、車内での喫煙は極力避けたほうが良いでしょう。
また、タバコのにおいを消すために芳香剤を置いている方もいるかもしれません。しかし、芳香剤のにおい残りもマイナス査定の対象となるため、無臭タイプの消臭剤などでにおいを消しておいてください。
車にペットを乗せない
車内にペットのにおいや毛が付着していると減点されます。「におい」と「毛の付着」の両方で80点もの大幅な減点となるため、減点を避けるならペットは車に乗せないほうが良いでしょう。査定前にはペットを乗せていた痕跡が残らないように、丁寧に掃除をするのがおすすめです。
査定前の片付けや掃除は念入りに
査定前には車内の掃除をはじめ、ゴミの片付けや私物の整理をしておきます。トランクとフロアマットは掃除機で砂やホコリを取り除きます。小さな収納部分も含めて、一通りきれいにしてから査定を受けると思わぬマイナス査定が防げるでしょう。
車の査定|内装以外のチェックポイント
続いては、内装以外で査定時に重要となるチェックポイントを紹介します。ここでは主に「外装」「走行距離」「定期点検整備記録」「エンジン回り」について解説しますので、査定前に一通りチェックしておきましょう。
外装
外装のチェックポイントは以下の通りです。
- ボディカラー
- ボディの傷やへこみ、サビ、ズレの有無
- ナンバープレートの傷や変形の有無
- ドアや窓の開閉はスムーズか、異音の有無
- ライトは点灯するか、傷や色褪せの有無
ボディカラーは「ホワイト」「ブラック」「シルバー」「パールホワイト」といった無難な色が人気です。ただし、その車種のイメージカラーである場合も高評価されます。
走行距離
走行距離は少ないほど良いと考えるかもしれませんが、年式とのバランスがポイントです。適切な走行距離の目安として「標準走行距離」というものがあり、普通自動車では1年あたり10,000km、軽自動車では1年あたり8,000kmが適切とされています。この標準走行距離を上回っていれば減点され、下回っていれば加点される仕組みです。
しかし、走行距離が少なければ必ずしもプラス査定になるわけではありません。極端に走行距離が短い車や放置車などは、エンジンやバッテリーなどの内部機器が劣化している恐れがあるため、マイナス査定されるケースがあります。
エンジン回り
査定時にエンジン回りでチェックされる箇所は以下の通りです。
- エンジンオイルの液量
- オイルエレメント(フィルター)
- ウインドウォッシャー液
- ブレーキフルードの液量
- バッテリーの液量
- 冷却水の液量
特に、バッテリーやエンジンオイルが定期的に交換されているかどうかは入念にチェックされます。上記の項目はディーラーやカー用品店、ガソリンスタンドなどでもメンテナンスしてもらえるため、日頃から定期的に依頼するのがおすすめです。
定期点検整備記録
定期点検整備記録簿とは、車の法定点検整備をしっかりと行っていることを証明するための書類です。オイルの交換時期なども記載されており、査定士が車のメンテナンス状況やコンディションを把握する上で重要な役割を担っています。
なお、定期点検整備記録簿、メーカー保証書、取扱説明書の3点が揃っているとプラス査定につながるため、査定の際は忘れずに用意しておきましょう。
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まとめ
車の査定時には、内装の状態も大きく影響します。車内の傷や汚れの他に、タバコやペットのにおいなどもマイナス査定の対象です。多くの買取業者は、独自のルールで中古車を査定しているわけではなく、JAAIによって定められた「中古車査定基準」を基に査定しています。
内装の影響による減点を最小限に防ぐためには、今回ご紹介した中古車の査定基準や、減点を防ぐ方法を普段から意識して車を使用しましょう。愛車を高く売りたい方は、ぜひ買取カービューの「愛車無料一括査定サービス」をご利用ください。
写真:アフロ
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※1 2019年4月時点 当社調べ