中古車相場の推移は何が影響する?2022年の動向も踏まえて解説!
車を高く売るために中古車買取業者の利用を考えている方もいるでしょう。事前に中古車の買取相場推移を知ることは大切ですが、影響する要素やタイミングを知っておくことは大切です。また、昨今の新型コロナウィルスなどの影響も考慮する必要があります。
この記事では、2022年の動向を踏まえながら中古車相場の推移に関する情報をご紹介します。
目次
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車の買取相場を調べる中古車相場の推移に影響する要素
まずは中古車相場の推移に直接影響する要素を解説します。具体的には、市場における「需要・供給のバランス」や、「車の状態」「車種」などがその代表例です。また車の売却は「季節」による影響も受けやすいので、それぞれの要素におけるポイントを把握しておきましょう。
需要・供給のバランス
どんな商品にも「売り手」「買い手」が存在するので、需要・供給が絶えず変化する市場の原理が作用します。直近では、コロナ禍のマスク不足相場が高まりましたが、現在では相場が落ち着いたところです。
車の売却も例外ではなく、「需要>供給」状態であれば相場が高くなります。反対に「供給>需要」になると相場も下がってしまうので、需給バランスは中古車相場の推移では重要な要素です。
車両の状態
車の査定でも重視される「車両状態」は、中古車相場の推移にも影響を与えます。中でも、エクステリア・インテリアといった車の内外装に傷やへこみがあるような状態では、買取相場が下がるでしょう。
また、車のバンパーなどの骨格部分が損傷している状態であれば、修復歴有に該当します。修復歴があると車本体への影響から不具合や故障を起こすリスクも高くなってしまうので、買取相場も下がります。
車種
中古車相場はその車種の人気に応じても相場が変わります。一般的に、人気車種になるにつれて相場が高くなり、人気が低い車種では下がります。しかし、中古車の中には時間が経過しても人気が衰えない車種が一定数存在するのも確かです。
具体的には、「日産・スカイラインGT-R」のような安定した人気がある車であれば、中古車相場での値下がり率が低いでしょう。他にも、生産を終えた希少車種などもリセールバリューの高い車なので、相場が下がりにくい傾向があります。
季節
「1~3月」は新学期・新年度が始まる前なので、進学や人事異動などのライフスタイルが変化しやすいタイミングです。この時期の中古車市場では、「コンパクトカー」「軽自動車」といった利便性の高い車に対する需要が高まり、同時に相場も最高潮に達します。
また、「7~9月」も春先に次いでライフスタイルの変化が起きやすく、さらに夏のボーナス支給もあるので、中古車相場が上がる傾向です。
中古車相場の推移が変動するタイミング
中古車相場には変動するタイミングが存在します。買取業者が買取したいタイミング、買い手側が購入したいタイミングなど、さまざまな条件によって推移します。また、中古車は輸出も多いので、円高・円安による影響も含めて要点を整理しておきましょう。
決算期の直前
まずは買取業者の目線から見て、年間を通じてもっとも中古車の買取台数を増やしたい時期から考えてみましょう。多くの買取業者では3月が決算期にあたります。この時期は1年の中でもっとも中古車が売れることから、積極的に高値で買取を行って在庫台数を増やそうと考えます。
これは中古車買取業者の半期決算にあたる9月にも同様の傾向が見られるので、中古車を高く売るのに最適なタイミングとなります。
大型連休の前後
通年で中古車相場を追いかけてみると、中古車買取業者の繁忙期にあたる3月を過ぎれば、4~5月にかけては相場が低下していきます。しかしこれは一過性のものに過ぎず、5月のゴールデンウィークにかけて車を使う機会が増加するので、需要と相場は再び上昇します。
これは9月にあるシルバーウィークでも同様で、大型連休がある場合はその前後で中古車相場が変動するのです。
ボーナス時期
車の買い手の視点で考えてみると、夏・冬のボーナス時期は収入源が安定することから、中古車に対する重要も高まる時期となります。夏場は「6~7月」、冬場は「12月」が一般的なボーナス支給月なので、中古車を売るならこのタイミングでの売却もおすすめです。
なお、ボーナス時期前後に時期がずれると、需要の低下と共に相場が下がるので注意しましょう。年間で相場の変動は激しいので、売却タイミングはよく見極めることが大切です。
円高・円安
日本車は高い品質でかつ丈夫な作りなので、海外からも高い支持を得ています。日本から輸出する中古車の割合が増加傾向なので、為替相場が中古車市場とその価格に与える影響を考えましょう。
・円高の場合
中古車輸出数が減り、国内の在庫過多によって相場が下がる
・円安の場合
中古車輸出数が増加し、国内の在庫不足に陥りやがて相場が高くなる
上記のように中古車相場は為替相場の影響があるので、高く売る場合は「円安」の時がおすすめです。
2021年の中古車相場の推移は?
ここでは近年の中古車相場の推移を確認してみましょう。まずは、コロナ禍の2021年は大きく分けて3つのトピックスがありました。
1.新車の納車が遅れる
コロナ禍の影響などで半導体が使われる製品の需要が高まり、半導体不足が起きた。一方で、世界の各生産工場では製造が間に合わず、新車の製造および販売への影響が出た
2.中古車の購入価格は上がる一方
上記の新車の納車遅れが影響することで、しわ寄せで影響を受けた中古車価格は全体的に上昇傾向になった
3.新車販売台数<中古車登録台数となる
上記のように新車の納車が遅れて販売台数が減少し、逆に中古車の需要が高まった。中古車の在庫不足が起きてもなお、その登録台数は多くなった
2022年の中古車相場の推移はどうなる?
2021年はコロナ禍の影響がありましたが、続く2022年はさらに「ロシア・ウクライナ情勢」を筆頭に世界情勢が大きく変化しており、さらに難しい状況が予想されます。引き続きコロナ禍や半導体不足で、中古車の相場推移も前年と似た傾向になる見込みです。
ここでは2022年の中古車相場の推移について、4つの視点から詳しく解説します。
深刻な半導体不足
車の製造にはさまざまな部品が用いられていますが、その中でも「マイクロコントローラー」と呼ばれるエンジン電子系の制御等を行う領域では、半導体の利用が不可欠です。
コロナ禍では、そんな半導体を活用する家電やゲーム機の巣籠需要が高まったことや、企業のテレワーク促進の影響もあり、十分な数の半導体が確保できません。
中国の経済回復などの影響から少しずつ供給量が増えてくる見込みですが、しばらくは車の生産にも影響が続くでしょう。
新型コロナウィルスの蔓延
世界的に大流行している新型コロナウィルスは、日本でも2020年から感染が拡大し、その影響が中古車相場の推移にも多大な影響を与えています。中でもクラスターが発生すると車の生産工場が相次いで業務を停止せざるを得なくなり、その結果として生産が大幅に遅れてしまいました。
現在でも、国内外に拠点のある部品供給拠点でクラスターが発生するリスクを抱えており、一部で生産遅れなどが生じています。
ロシアによるウクライナ侵攻
2021年と2022年は、コロナ禍や半導体不足の状況などは変わりませんが、ロシアのウクライナ侵攻がある点で大きく異なります。日本はロシアとウクライナから車の生産で使用する半導体の一部を輸入しているので、自動車産業にとっては痛手です。以下はロシアやウクライナから輸入している自動車産業関連の物質の一覧となっています。
- パラジウム:生産の40%をロシアへ依存
- ニッケル:生産の10%をロシアへ依存
- ネオン:生産の70%をウクライナへ依存
- クリプトン:両国で合計80%依存
- ヘリウム:約3%をロシアへ依存
高止まり傾向が続く見込みも
上記3点を主な理由として、2022年も前年同様に問題の解決までは至らず、引き続き中古車相場の推移は高止まりすることが予想されています。新車の納車が半導体不足などの要因で遅れる状況が長引けば中古車の需要が高まり、高い相場が継続するでしょう。
新車がなかなか納品されないことが理由となり、中古車の在庫不足もしばらくは続きそうです。今後はコロナ禍や社会情勢も含め、中古車相場の推移を注視してみましょう。
中古車相場の推移に影響しない車売却のタイミング
中古車相場の推移に影響する要素やタイミングは存在するので、意識できれば車の売却で有利になるでしょう。しかし、一方で中古車相場の推移の影響を受けない時期もあるので、違いを理解しておくのをおすすめします。
ここでは中古車相場に影響しない車の売却タイミングを3つ紹介します。
車検を通す前
車検の有効期限は新車登録後から初回検査が3年後、それ以降は2年ごとに受ける必要があります。そのため、車検を通す前に車を売却するケースが多い傾向です。
実際に車検を受けると「法定費用」「車検基本料」「整備費用」がかかり、普通自動車では4~10万円以上の出費となります。車の売却に迷っているなら、車検前に売るのも一つの選択肢です。
年式・走行距離が大台に達する前
通常、車は年式が新しいほど、走行距離が短いほど査定額が高くなるとされています。そのため、大台に到達していれば査定で減額されるのです。車は1年間におおよそ1万km走るとされているため、愛車の年式と走行距離のバランスが取れているかを売却前に確認しておきましょう。
なお、5年落ち/5万kmが売り時で、10年落ち/10万kmを超えると売れないなどの目安もありますが、車種や車の状態次第では値が付くのでまずは査定を受けてみましょう。
フルモデルチェンジ前
車は定期的に内装・外観などのモデルチェンジを行いますが、特に構造・エンジンまで大幅に変更するフルモデルチェンジ後は、中古車相場にも大きな影響をおよぼします。特に新車が登場することで旧車が中古車市場に増えれば、人気の低下と共に相場自体も低下していくのです。
裏を返せば、フルモデルチェンジ前に売却に成功すれば、安く買い叩かれたり、値段が付かなかったりする状況は避けられます。愛車のフルモデルチェンジの周期も考えて、ベストな売り時を探しましょう。
中古車相場は変動しやすい!愛車を高く売るなら買取カービューがおすすめ
前述したように、高く売るなら中古車相場の推移の影響が受けにくいタイミングも存在するので、売却時期を合わせる方法が効果的です。しかし、いつでも確実に高く売りたいのであれば、売却方法そのものを検討してみましょう。
ここでは、愛車を高く買い取ってくれることに定評がある買取カービューの特徴を解説します。
査定提携は300社以上!愛車無料一括査定サービスが便利
車の査定では、依頼する買取業者によって提示される買取価格に差が出るのもポイントです。各買取業者によって買取後の販路などにも違いがあり、さらに欲しい車種・買取が得意な車種もさまざまなので、査定依頼先は多いほうが高値を期待できます。
300社以上の査定依頼先がある買取カービューでは、専門店や車の販売会社も網羅しているので、納得の査定額が狙える点が強みです。また、1度に最大10社まで相見積もりが取れるので、手間と時間をかけずに比較検討できます。
買取相場データや最高買取額も提供中
買取カービューは、愛車無料一括査定サービスを利用された方のクチコミをウェブサイト上で公開しています。最高売却額以外にも、見積もり数やコメントの記載もあるので、実際の査定金額が気になる方はぜひ事前にご確認ください。
また、買取カービューならメーカーから愛車の買取相場を手軽に調べられます。査定相場価格より正確な額を知りたい場合は、「メーカー」「年式」「走行距離」を入力して、愛車の正確な価値をチェックしてみましょう。
まとめ
中古車相場の推移は要素やタイミングが影響しますが、タイミングに関係なく推移することもあります。愛車を売る際は、いつでも高く売れるように売却方法・売却先についても慎重に検討すると良いでしょう。
提携業者が300社以上もある買取カービューなら、1度に最大10社から見積もりを取って比較できます。中古車相場の変動に惑わされず愛車を高く売るなら、ぜひ買取カービューをご利用ください。
写真:アフロ
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LINEヤフー株式会社は、一般社団法人日本自動車購入協会のウェブサイト監修を受けています。
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- 実際の査定金額
- 70.0万円
- 見積り数
- 5社
- 査定満足度
- 3.5
ユーザーコメントオートバックスの担当者の対応や説明が良心的で、査定額を前提なしに短時間で提示し、大変信頼できると思った。当初はほぼこちらに決めていた。しかし、最後になってビッグモーターからさらに高い金額が示されたので、決めた。
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- 実際の査定金額
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- 見積り数
- 5社
- 査定満足度
- 5
ユーザーコメント一番高い値段を出して頂き、来て頂いた営業も とても感じのいい人であった。 後からクレームなど無し、という条件をのんで 頂いた上での交渉でしたが、価格決定後に、 無料でクレームガード保証も入れて頂き、とても安心したお取引が出来ました。 是非車を売却する際にはまたお願いしたい。
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- 実際の査定金額
- 75.0万円
- 見積り数
- 8社
- 査定満足度
- 5
ユーザーコメントはじめて車を売却するので同時刻に合同査定をしていただきました。合計8社の中ダントツぶっちぎりの高値を出していただいたのがユーポスさんです。やっぱり値段で決まりですね。
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※1 2019年4月時点 当社調べ