中古車オークションの相場は必ずチェックしよう!種類や調べ方を解説
車を売却する際に、中古車オークションの相場を確認する方もいるはずです。しかし、一言に中古車オークションといっても、「個人同士」「業者同士」「個人と業者」などが存在します。
この記事では、中古車オークションの相場の種類や調べ方を解説します。相場だけでなく、メリットや注意点まで確認しておきましょう。
目次
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車の買取相場を調べる中古車オークションの相場を確認する前に!基本をおさらいしよう
中古車を取り扱う業態には、中古車販売店や中古車買取店と、そのどちらも行う店舗が存在します。そして、中古車を扱う店舗向けに開催されるのが、中古車オークションです。
実際の中古車オークションは、「個人間」「業者間」「個人と業者間」にわかれます。個人間の取り引きでは特別な資格等は不要ですが、インターネットオークションを利用すると別途手数料が必要になります。
一方の業者間では、専用オークションを利用できるものの、参加資格が厳しい傾向にあります。まずは、中古車オークションが3種類存在することを押さえましょう。
【中古車オークションの相場】BtoBは主に2種類!
実際の中古車オークションの相場を調べる前に、まずは「BtoB(業者間取引)」について確認してみましょう。中古車オークションの中で業者間取引を行っているのは、「USSオークション」と「TAAオークション」の2種類です。それぞれの特徴を解説します。
USSは全国19か所で大規模に行われている
USS(株式会社ユー・エス・エス)とは、全国19か所の会場と6か所の提携会場があり、どこからでも参加が可能な大規模中古車オークションです。オートオークション市場のシェアも37.7%と高く、「会員総数48,058社」「出品台数266万台」「成約台数168万台」の実績を誇ります。
また、2つの遠隔サービスである、衛星TV回線で結ぶ「USS JAPAN」、インターネットを利用した「CIS情報サービス」により、リアルタイムでの情報検索が可能です。ただし、「公安委員会から古物商許可証を受けて1年以上経過している」など、入会資格は厳格になっています。
TAAも全国13か所に展開している
TAA(トヨタ・オート・オークション)はトヨタが主催しているオートオークションで、全国主要都市に13会場があります。2021年4月に「愛媛サテライト会場」、2022年4月には「静岡サテライト会場」がグランドオープンするなど、その規模は拡大中です。
機能面は、ウェブサイト上からリアルタイムで競りに参加できたり、オフィスから出品調整できたりと豊富です。相場検索も充実しているので、中古車オークションの相場を知りたい方にも向いているでしょう。USSと同じく入会条件は厳格です。
【中古車オークションの相場】CtoCは盛んに行われている
近年ではオークションサービスも増え、CtoC(個人間取引)で取引されるケースが増えてきました。「メルカリ」や「フリル」、そしてオークションサービスの先駆者である「ヤフオク!」などが、多数のユーザーから利用されているCtoCサービスの代表です。
実在するサービス
中古車オークションのCtoCは、さまざまなサービスの活性化と共に成長してきました。先述したオークションサービスの他にも、「Ancar(アンカー)」「mieruCAR(ミエルカ)」「カーコン・マーケット」といったサービスが誕生しています。
CtoCオークションは業者を介す必要がないので、高く売れるメリットがありますが、その一方で取り扱い台数の少なさ等の課題を抱えています。
「ヤフオク!」は先駆け的な存在
ヤフオク!は、Yahoo!が設立した日本最大級のオークションサービスで、利用資格は特にありません。ただし、「本人確認書類」「車の所有証明書類」などの書類が必要になります。
また、車が「特定カテゴリー」に指定されているので、出品時はYahoo!プレミアムへの登録が必須となります。たとえば、ヤフオク!のカテゴリー「自動車、オートバイ > 中古車・新車」で出品する場合は、Yahoo!プレミアム会員費の月額費508円(税込)に加えて、出品システム利用料として3,080円(税込)が必要です。落札時や出品を取り消す場合にも、それぞれ同額の費用がかかるので注意しましょう。※2022年5月時点
中古車オークションの相場が推移するタイミング
中古車オークションサービスでは、業者間の相場を「業者相場」、それ以外を「一般相場」と呼んでいます。後者は「個人間取引価格」「中古車店での店頭販売価格」による平均価格であるのに対して、前者は仕入れ値に近い価格となるのが特徴です。ここでは中古車オークションの相場が推移するタイミングを解説します。
一般相場が変化しやすい時期
「11月~12月」「年末の時期」は、一般相場が安くなる時期です。これは、年を越えると年式が古くなったり、年末年始の出費増加で中古車需要が低下したりすることが関係しています。
反対に一般相場が高くなる時期としては、「3月からゴールデンウイークにかけて」「9月頃」です。この時期は、学生や新社会人の免許取得者が増えたり、長期休暇で外出者が増えたりといった生活環境の変化や人の動きが影響しています。
業界相場が変化しやすい時期
まずは、業界相場が高くなる時期を確認してみましょう。具体的には、「1月の年始~3月頃の時期」「7月後半~8月の行楽シーズン前」といった春や夏の行楽シーズン前から、相場の高い時期がしばらく続きます。
上記のタイミングは、各中古車販売業者が在庫を確保する目的で、いつもよりも高く買取してくれる傾向があるので、業者相場も上がるのです。
反対にピークが過ぎた「4月中旬」「9月中旬」では、業界全体の相場が安くなるので注意しましょう。
中古車オークションの相場を確認する前に!メリットと注意点も知ろう
中古車オークションの相場を確認すれば、愛車がいくらで売れるのかを参考にできるでしょう。そこから売却方法を検討することも可能ですが、中古車オークションをいざ使うとなると、そのメリット・注意点はそれぞれ把握しておく必要があります。
ここでは相場を確認する前に知っておきたい、中古車オークションのメリットと注意点を解説します。
メリット1:中間コストがかからない
中古車売買を実店舗で行えば、実車を見たり乗ったり、スタッフから車両の状態等の説明を直接聞けたり、より高値で売却するための交渉ができたりする利点もあるでしょう。しかし、これらには、「店舗の家賃」「スタッフの人件費」「光熱費」といった中間コストが発生するので、最終的な購入金額・売却額が変化するのです。
中古車オークションで車を売却すると、この中間コストが一切かからないので、愛車の高価売却も実現できます。
メリット2:どんな車でも売れる可能性がある
車の状態次第では0円査定されてしまうケースや、廃車費用を請求されるケースもあります。車売却で損をしてしまうようなことは避けたいものです。
中古車オークションなら、低年式車や多走行車・過走行車でも、車種や状態によっては買手が付くこともあり得ます。たとえ買取業者に依頼して売れなかった車でも、中古車オークションを使えば売れる可能性があります。
注意点1:現車を確認してもらえない
車を買取業者やディーラーで売る場合は、査定時に必ず現車確認もしてもらえます。しかし、中古車オークションに出品する場合では、現車確認が限定的な点に注意しましょう。
たとえばBtoBの場合では、参加資格のある業者しか会場に入れないので、買い手は現車確認ができません。他にもCtoCでは、掲載されている画像や文章を頼りに車両状態を確認することになるので、通常の車売却よりもトラブルに発展しやすい点に注意が必要です。
注意点2:手放すまでに手間や時間がかかる
中古車をオークションに出品して成約まで到達するのに、多くの手続きが発生します。主な流れは以下の通りです。
- 1.申し込み
- 2.提携店舗で査定
- 3.出品手続き
- 4.オークション開始
- 5.落札
- 6.売却手続き
上記6つの手順を踏むのに最低でも1週間はかかることが想定できます。また、交渉などの他の要素も加味すれば、1か月程度は売却までかかることも考えられるでしょう。
一方で買取業者に依頼すれば最短で即日の売却も可能なので、車売却を手早く済ませるなら買取が断然おすすめです。
注意点3:売れ残る可能性がある
中古車オークションでは最低落札価格を設定できますが、買い叩きを防ぐために設定した金額が適切でなければ、かえって売れ残る原因にもなり得ます。また、オークションの性質からして、低年式車や出品数の多い車種では、購入希望者が多くても最低落札価格に届かないことも考えられます。
落札されなかった車を再出品することも可能ですが、そのような車が希望額で落札される確率はあまり高くはありません。中古車オークションの成約率は半分程と決して高くないのが実態です。
中古車オークションの相場をリサーチしてみよう!
中古車オークションの相場を実際に調べてみる場合は、CtoBオークション事業者が用意している「中古車相場検索システム」から調べるのがおすすめです。具体的には、下記のような基本の車両情報を入力するだけで、愛車の相場価格が把握できます。
- メーカー
- 車種
- 年式
- 走行距離
また、サイトによっては価格帯から絞ったり、車検の残り期間を指定したりできるので、まずは愛車の買取相場から調べてみてはいかかでしょうか。
中古車オークションでは手数料の相場も把握するのがおすすめ
中古車オークションの相場価格が高くて利用を決めた場合は、それぞれのケースで必要になる手数料も調べておきましょう。中古車オークションは、中間コストがかからないことで高く売却できるのが強みなので、手数料の負担もなるべく抑えることがポイントです。
BtoBの場合の手数料相場
業者間取引の手数料相場は、依頼先やオークションの種類にもよります。費用の目安は下記の通りです。
- 代行手数料:3万~5万円
- キャンセル料 :0~3万円
- 再出品料:1万~3万円
- 出品料:1万~3万円
- 陸送費(往路):1万~3万円
また、「落札されたケース」では成約料として1万~3万円、「落札されなかったケース」では陸送費(複路)として 1万~3万円が追加費用としてかかります。
CtoCの場合の手数料相場
個人間売買の手数料相場は、システム利用料の数千円程度です。落札後の「振込手数料」や「陸送費」は、落札者が負担するケースが多くなっています。
実際の手数料相場を比べるとCtoCは非常にお得感がありますが、車の売買で発生したトラブルを自力で解決しなければいけません。高く売るだけでなく、安全に売る点も意識しましょう。
CtoBの場合の手数料相場
中古車オークションを代行する業者では、手数料が発生する場合が一般的です。しかし、中古車の「買取・販売・修理・廃車」などをトータルで行っているサービスでは、無料で利用可能なケースもあります。中古車オークションの中間コストがかからない点を最大限に活用するのであれば、手数料が発生しないオークションの利用がおすすめです。
中古車オークションの相場を超えるには?買取カービューで最高額を目指そう
中古車オークションの相場価格を確認してみると、中間コストがかからないことから、他の売却方法より高値が付く可能性もあります。しかし、中古車オークションを利用しても、売れ残ったり売却まで時間がかかったりするリスクもあるのです。
ここでは、中古車オークションの相場を超える方法として、買取カービューを活用するメリットを解説します。
買取カービューの愛車無料一括査定サービスはなぜ高く売れるの?
買取店によっても提示される査定額にはバラつきがあります。中古車買取店には、欲しい車種や積極的に買取したい車種が存在するので、査定額に差が付くのです。愛車を高く売るには、複数社の見積もりを比べる相見積もりが効果的と言えます。
買取カービューは、大手から専門店まで300社以上の査定会社と提携している点が強みの一つです。一度の申し込みで最大10社の見積もり比較ができるので、相見積もりも十分に取れ、最高額を狙いやすくなります。
あくまで相場は目安!見積もり依頼で愛車の価値を知ろう
仮に中古車オークションの相場価格に満足できても、その価格はあくまで目安にすぎず、場合によっては売れ残ってしまうこともあるでしょう。確実に愛車を売るのであれば、見積もり依頼を行い、実車を査定してもらう必要があります。
買取カービューなら無料見積もり依頼が約45秒で可能です。入力する欄も「年式」「走行距離」「メーカー」「モデル」などですが、いずれも実車や車検での確認は必要ありません。愛車の価値を今すぐ確かめたいなら、ぜひ買取カービューをご利用ください。
まとめ
中古車オークションの相場を調べると、予想よりも愛車の価値が高いことが分かるでしょう。しかし、実際に中古車オークションを利用してみると、「売れ残った」「売却まで時間がかかった」などの問題が浮かんできます。
愛車を確実かつ高く売るのであれば、買取カービューの愛車無料一括査定サービスの利用がおすすめです。提携している300社以上の豊富な査定会社の中から、最大10社の見積もり比較ができるので、希望の条件に合う買取業者が見つかります。まずは無料見積もりから始めてみましょう。
写真:アフロ
- お見積もりを依頼
- 買取店から電話か
メールでご連絡 - 査定を実施
- 査定額を比較し
売却先を決定
LINEヤフー株式会社は、一般社団法人日本自動車購入協会のウェブサイト監修を受けています。
中古車一括査定サービスご利用ユーザー様の声
買取カービューの愛車無料一括査定サービスを利用したユーザーのクチコミです。一括査定ならではの評判・体験談をチェックしましょう。
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- 実際の査定金額
- 70.0万円
- 見積り数
- 5社
- 査定満足度
- 3.5
ユーザーコメントオートバックスの担当者の対応や説明が良心的で、査定額を前提なしに短時間で提示し、大変信頼できると思った。当初はほぼこちらに決めていた。しかし、最後になってビッグモーターからさらに高い金額が示されたので、決めた。
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- 実際の査定金額
- 63.9万円
- 見積り数
- 5社
- 査定満足度
- 5
ユーザーコメント一番高い値段を出して頂き、来て頂いた営業も とても感じのいい人であった。 後からクレームなど無し、という条件をのんで 頂いた上での交渉でしたが、価格決定後に、 無料でクレームガード保証も入れて頂き、とても安心したお取引が出来ました。 是非車を売却する際にはまたお願いしたい。
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- 実際の査定金額
- 75.0万円
- 見積り数
- 8社
- 査定満足度
- 5
ユーザーコメントはじめて車を売却するので同時刻に合同査定をしていただきました。合計8社の中ダントツぶっちぎりの高値を出していただいたのがユーポスさんです。やっぱり値段で決まりですね。
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※1 2019年4月時点 当社調べ