ペットを乗せていた車はマイナス査定になることも!減額を防ぐ方法は?
家族の一員として、犬や猫などのペットを飼っている方も少なくありません。ペットがいる場合、ドライブや旅行、アウトドアや動物病院に連れていく時など、ペットを車に乗せる機会ができるでしょう。しかし中古車として査定を受ける際、ペットを乗せていた痕跡や、においが残っていると減額査定されることもあります。
今回の記事では、ペットが関係した減額査定の例や、査定前の掃除のコツを解説します。ペットを飼っていらっしゃる方はぜひご一読ください。
目次
マイカーの乗換えを検討中の方!愛車の現在の価値、気になりませんか?
車の買取相場を調べる車の査定額が下がってしまうペットの痕跡とは
一般財団法人の日本自動車査定協会(JAAI)による中古車査定基準では、ペットのにおいや毛などの痕跡が車に残っている車は減点(減額)対象になるとされています。査定基準は、「価値加減点」に準じて車の状態を点数化して査定額を増減するというものです。点数は1点がおおよそ1,000円換算となっており、ペットを車に乗せていた場合は以下の3通りの減点要素があります。
ペットの毛が付着している場合
中古自動車査定基準によると、ペットの毛が付着している場合は「40点の減点」になります。車両本体の内装の査定項目に、「ペット等の毛が付着しているもの」という項目が定められています。
40点減点の場合は、おおよそ4万円の減額です。ペットの毛はアレルギーを誘発しやすいため、減額の程度としても厳しくなりやすいのが特徴と言えます。
ペットのにおいが残っている場合
ペットに関連したにおいが残っている場合も毛の付着同様、40点減点でおよそ4万円の減額です。車両本体の内装の査定項目に、「異臭(タバコ、ペット、芳香剤など)があるもの」という減点項目が定められています。
車内のにおいは、乗車時の車の快適性を大きく左右しかねない要素です。ペットのにおいはタバコのにおいと同じで、他人を不快にさせる確立が高く、厳しく評価されてしまいます。
ペットの毛とにおいが両方とも付いている場合
先述したペットの「毛」と「におい」の両方が残っている場合、4万円×2=8万円の減額となるでしょう。ペットを乗せている場合、どちらか片方というケースよりも両方の要素にあてはまることが想定されます。
8万円の減額となれば大きな金額です。車のシートにペットの毛やにおいが残っていると買取業者としても洗浄に手間やコストがかかるため、減額の程度を大きめに設定している事情もあります。
車の査定前にペットの汚れを掃除する手段
ペットに関係する査定時の減額リスクを抑えるには、徹底した掃除が効果的です。ここでは査定前の掃除について、専門業者に依頼する方法と自分で行う場合に分けて解説していきます。
業者にクリーニングしてもらう
汚れの原因を問わず、車のクリーニングをプロの専門業者に依頼する方法があります。車内の汚れがひどく、におい残りも強い場合、自分で掃除するのはやや困難です。
クリーニング専門業者に依頼する場合、高性能の業務用機材でクリーニングしてもらえます。クリーニングを依頼するのを検討する場合、まずは買取業者に車の査定見積もりを依頼した上で、クリーニング費用との費用対効果を比べ判断すると良いでしょう。
ペットの影響が軽度なら自分で掃除してみる
クリーニングを外注する費用をかけたくない方や、そこまで汚れの程度がひどくなければ自分で掃除するのがおすすめです。手軽に行える上に、コツを押さえて掃除をすれば、ある程度きれいにすることも可能でしょう。
ただし、セルフでの清掃は手間がかかり、狭い隙間まで完璧に掃除するのは難しいこともあります。車の掃除は無理な姿勢にもなりやすいため、身体を痛めないよう無理のない範囲で行うようにしましょう。
車の査定に備えよう!ペットによる汚れの掃除方法
専門のクリーニング業者に依頼せずとも、自分でも効果的な掃除を行うことは可能です。気になりやすいシーンに分け、おすすめの掃除方法やコツを紹介します。日頃から掃除の習慣があれば、車をより快適に利用でき愛着も湧いてくるでしょう。買取査定に関しても結果が大きく変わることもあるので、ぜひ試してみてください。
抜け毛には掃除機やクリーナーを使う
室内同様、ペットの抜け毛は散らばりやすく狭い場所に溜まっていきます。抜け毛が残ってしまうと、においの元になるので徹底した対策が必要です。
シートの表面やフロアマットの下などには、隙間用ノズルを付けた掃除機を使用しましょう。マットに絡まっている毛や狭い隙間に残っている毛は、コロコロクリーナーやガムテープが効果的です。
においにはペット専用消臭スプレーやオゾン消臭が効く
消臭時の注意点は、香りが付いた消臭剤でにおいをごまかさないようにしましょう。おすすめは、ペットのにおい対策に特化したペット専用の消臭スプレーです。一般の消臭剤に比べて強力で、犬用や猫用などさまざまなものが市販されています。
それでもにおいが改善されない場合は、ガソリンスタンドや自動車整備工場などで行っている「オゾン消臭」を試してみてください。オゾン消臭は、空気清浄機や一般的な消臭剤で取り切れないにおいにも効果的です。
シートの汚れは重曹が活躍
車のシートの掃除は、シートの材質に合った掃除用品を選ぶことがポイントです。車に用いられている代表的なシートの種類は、ファブリック、合成皮革、本革があります。それぞれに合った掃除アイテムは以下の通りですので参考にしてみてください。
・ファブリック
重曹を水に溶かしてシートを拭いた後、台所用洗剤を水で薄めたもので拭きます。水拭き後にドアを開け、車内の換気を行いましょう。なお、重曹の使用はファブリック素材に限ります。
・合成皮革、本革
染みや汚れが乾くまで待ち、柔らかい歯ブラシで汚れをかき出します。硬く絞った濡れタオルで拭いて仕上げましょう。
エアコンも忘れずに掃除する
車のエアコンが発する不快なにおいが気になったことがある方もいるでしょう。エアコンの性質上、車内の空気を取り込むため、ペットを車に乗せているとエアコンのフィルターなどにペットのにおいが染みついてしまうことがあります。
エアコンが発する不快なにおいの原因はホコリやカビ、花粉などです。カー用品店などで販売されている車用のエアコン清掃スプレーなどが活躍します。査定を受けるか否かを問わず、健康を害さないためにもエアコンの掃除は大切です。
車の査定で注意したいペット以外のにおい残り
においによる査定の減額は、ペットによるものだけではありません。ここでは、におい残りの原因になりやすいものを紹介していくので、快適に車を使い続けるためにも参考にしてみてください。
タバコのにおいとヤニ
喫煙習慣のある方の場合、車内でタバコを吸うこともあるでしょう。ペット同様、タバコのにおいは他人を不快にする要素とされ、先述のように査定で40点(4万円)の減点対象です。
タバコの影響はにおいに限らず、タバコのヤニは車内汚れの原因となります。車内禁煙がベストですが、タバコのにおいには消臭スプレーやエタノールを吹きかけての水拭きも効果的です。天井や窓ガラスに付着したヤニも拭き取っておきましょう。
食べ物のにおい
車の中で食事をすることも少なくないでしょう。実は食べ物のにおいは残りやすいだけでなく、食べこぼしを放置するとダニが発生し、健康を害することもあります。車内で食事をした後はなるべく早くゴミを捨て、換気を十分に行うことが大切です。
無香料タイプの消臭スプレーも有効なので使用しましょう。香料が混ざった消臭スプレーだと食べ物のにおいと混じってしまい、さらに不快なにおいを生じてしまうこともあるので注意が必要です。
体臭や香水のにおい
汗などの体臭や香水も、においが残る原因となります。体臭に関しては個人差がありますが、車移動を伴う運動習慣のある方や、夏場に車を使用することが多い方は特に注意が必要です。
におい対策には、市販の消臭スプレーの他、スチームクリーナーも使用すると良いでしょう。拭き掃除で落としきれないシートのシミなどに効果的です。スチームクリーナーは蒸気の力で汚れやにおいを取り、除菌まで行えます。水洗いができない場所にも使え、ホームセンターなどで数千円から購入可能です。
なお、スチームクリーナーを使った直後に乗車すると具合が悪くなる場合があるため、しばらくの間は換気を行いましょう。
車にペットの抜け毛やにおいが残るのを防ぐ方法
日常的に車を使っていると車のにおいに慣れてしまい、におい残りがきつい場合でも自分では認識できないケースがあります。ここでは、においが車に残るのを予防する方法を見ていきましょう。
日常的に掃除する
一気に車内の清掃やにおい取りを行うのは、手間と時間がかかり面倒です。ペットを車に乗せる習慣があるならば、帰宅後に車の清掃を行うことを習慣にしてしまうと良いでしょう。においや汚れが座席シートや床のマットに染みないように、早期に掃除を始めるのがポイントです。
掃除が終わったら、車内の換気も行ってください。日常的に掃除することで、抜け毛がシートの奥に入り込んでしまうのを防げます。
ペットを乗せる前にシートを敷く
一度抜け毛がシートに入り込んでしまうと、掃除が困難になります。抜け毛やにおいの対策として、ペットが乗るシートにペット専用カーシートを敷いたり、ペットに洋服を着せたりする方法が効果的です。
カーシートの相場は2~3千円ほどで、後の掃除が簡単なので頻繁にペットを車に乗せる場合は経済的と言えます。さらに、ペットに洋服を着せる時はよくブラッシングをした上で着せましょう。抜け毛防止の効果を高めることができます。この他、ペットをケージに入れた状態で車に乗せるのも効果的です。
ペットの体調に気を付ける
人間同様、ペットは体調が良くない時や空腹時に車に乗せると車酔いを起こします。場合によっては吐いてしまう時もあり、その後の片付けは手間がかかりがちです。
特に犬の場合、人間よりもはるかに鋭い嗅覚を持っているため、車内のにおいに敏感に反応しやすい傾向があります。ペットの体調不良に備えるために、カーシートを敷いた上でペットを乗せたり、トイレも済ませておいたりすると良いでしょう。
ペットの痕跡を消したら買取カービューで査定依頼
ペットを乗せていた車の査定を受ける際、ペットを乗せていた痕跡が関係し査定で減額されるのが心配な方もいるでしょう。査定額に不安な方は、買取カービューの愛車無料一括査定サービスを利用し、車と相性の良い買取業者に一括で査定を申し込むことをおすすめします。
複数の買取業者から査定を受けることで、高額査定も狙いやすくなる点も大きなメリットです。買取カービューは、累計利用者450万人以上という利用実績の多さが強みと言えます。ユーザーからの信頼度の高さ、提携事業者数も安心のJPUC加盟店(適正買取店)を含め300社以上と豊富なことも、強みとして挙げられるでしょう。
まとめ
ペットを乗せている場合、査定時に減額されるリスクがあるのは事実です。しかし、日頃からこまめな掃除を行っておけば、ペットを車に乗せて安心してお出かけすることも十分に可能ですし、減額の心配も減るでしょう。
ペットを乗せていた車をはじめ、車の査定額が気になる方は買取カービューの愛車無料一括査定サービスの利用をおすすめします。1度に10社まで査定を依頼できるので、効率的に売却先を検討できます。
写真:アフロ
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※1 2019年4月時点 当社調べ