事故車を見積もりしたい人必見！高値買取のコツと修理せず保険金をもらう方法

事故車の見積もりをもらった場合、必ず修理しなければいけないのでしょうか。金額によっては、修理せずに買い替えた方が良いケースもあります。
この記事では、事故車見積もりの基本や修理にかかる費用・期間、事故車を修理しない場合の対処法について解説します。

事故車の見積もりを受け取っても修理せずに保険金がもらえる

事故車の見積もりをもらっても、修理せずに保険金だけ受け取ることができます。「修理」「買い替え」「別の用途」など、受け取った保険金の使い道はさまざまです。具体的には任意保険の車両保険に加入していれば、以下のような場合に修理費用を受け取れます。

まずは事故状況を3つのケースから整理してみよう

車の事故といっても、「物に対する事故」「相手側の過失による事故」「車同士の事故」など、その種類はさまざまです。該当する事故のケースによって、受け取れる保険金額や適用範囲は変わります。ここでは事故状況を3つのケースに分けて解説します。

ケース1.物損事故

人への被害を伴わない「物」を対象とした事故になります。物損事故や自損事故のポイントは以下の通りです。

・人的被害の伴わない場合は、物損事故・自損事故ともに無事故扱いされる
・物損事故では違反点数の加点がされない
・物損事故は自賠責保険が適用されない

高額な修理費用等がかかる場合は、任意保険で賄うのが一般的です。また、物損事故であっても警察や保険会社への連絡は行います。

ケース2.貰い事故

相手側の過失が100％の場合の事故が該当します。具体的には、以下のようなケースが貰い事故の例です。

・駐車場に停めていた車をぶつけられた
・信号待ちの停車中に後ろから追突された

貰い事故ではこちらが完全に被害者なので、「車両の修理費用」「車両の買替差額と買替諸費用」「治療関係費用」「慰謝料」「休業損害」を受け取れます。ただし、保険会社が示談交渉に介入できないため、加害者あるいは加害者側の保険会社と直接交渉しなければなりません。

ケース3.追突事故

渋滞時に起こりやすい前後の車両による追突が該当する事故です。事故直後は以下の対応が必要になります。

仮に自分に過失がある場合でも、修理費用は対物保険で賄え、大きなけがも「搭乗者保険」「人身傷害保険」が適用されます。

事故車見積もりで修理費用に関わる項目

事故車の修理見積もりを受け取った際に、真っ先に確認するのは修理費用の欄でしょう。修理費用がいくらかかるのかがわかれば、修理して車に乗り続けるか、あるいは買い替えるかの判断もできます。ここでは、事故車見積もりにおける修理費用の算出で重要なポイントを3点解説します。

1.傷・へこみの状態

事故車の多くは車体に傷やへこみがあります。修理費用は修理が必要な箇所とその度合いによって変わるため、一律ではありません。実際にかかる負担額も、前述した事故状況や加入している保険内容によっても異なります。なるべく車両状態も加味した見積もり額を算出してもらいましょう。

2.車のカラー

傷やへこみのある車をパーツやパネルを交換せずに直すには「板金修理」が必要です。板金後に塗装までセットに行ってくれるのが一般的ですが、紫外線による劣化が進んでいると元通りにならない場合もあります。

車の色は「再現しやすい色」「再現しにくい色」があり、後者の場合は安さで選ぶと新車時のような状態に戻すのは難しいでしょう。見積もり依頼のタイミングで、どの程度まで色を戻せるのか確認することが大切です。

3.部品やパーツ

車は小さな部品と大きなパーツから構成されています。ボディは主に鉄でできており、他にもアルミや銅、鉛などさまざまな金属が使用されているのです。ゴムやプラスチックも含めると、車は約3万点の部品から成り立っています。

希少性の高いパーツや部品になるほど高額になりますが、車種によって差があるため見積もり前に部品やパーツの交換費用を確認してみましょう。

事故車見積もりは修理期間・費用の相場確認が重要

車の修理箇所は、「フレーム」「バンパー」「ドア」など多岐にわたります。これらの箇所を修理依頼すると、期間はどれくらいかかるのでしょうか。交換・修理する箇所がわかれば、おおよその相場は把握できます。

フレームを交換・修理する場合

フレームは車の骨組みで、歪むと修理が必要になり、目安として数日～1か月の修理期間がかかります。修理費用の目安は10～100万円程度です。「周囲のパーツ解体」「組み立て作業」といった工賃が別途必要になるため、他の箇所の交換・修理よりも高額になります。

なお、フレームの損傷・修理・交換をすると修復歴車扱いとなり、査定で減額されることに注意しましょう。

バンパーを交換・修理する場合

車のバンパーは、前方にある「フロントバンパー」と、後方にある「リアバンパー」があります。両者の交換・修理費用と期間の目安は下記の通りです。

・フロントバンパー
交換費用の相場：5～8万円程度
修理費用の相場：3～6万円程度
期間の目安：2日程度

・リアバンパー
交換費用の相場：8～10万円程度
修理費用の相場：5～7万円程度
期間の目安：4日程度

軽自動車の場合は、上記よりも修理費用を抑えられる場合があります。

ドアを交換・修理する場合

車のドアに傷やへこみがあるとサビの原因にもなるため、必要な場合は早めに依頼します。軽い傷程度であれば数時間、ドア交換が必要な場合は1週間以上を想定しておきましょう。

車のドアをそのまま交換する場合、作業工賃が高くなる傾向です。国産車で10万円以上、外車だと30万円以上かかるケースもあります。外車のドア交換はパーツの輸送費などが加算されるため、100万円以上かかることを想定しておきましょう。

事故車の修理よりも買い替えがおすすめなケース

事故車の修理見積もりを受け取ったら、修理費用と買い換え費用のどちらが安いか考えます。10万円程度なら修理して乗り続けても良いですし、50万円、100万円と高額になるなら買い替えも選択肢に入ってきます。

不動車の場合

故障により走行性能に異常がある、またはエンジンがかからない状態の車は、不動車として扱われます。エンジンがかからない場合、エンジンの修理・交換費用が50～90万円程度と高額なので買い替えがおすすめです。

車検切れも含め、不動車は売却できないと考える方もいますが、出張査定を利用すれば査定士が自宅まで訪問してくれます。不動車を廃車にすると費用がかかるため、まずは買取業者の査定を受けてみましょう。

修理費用＞補償費用となる場合

お互いに事故の過失がある場合は、「過去の裁判例」「事故の状況」から過失割合が決定します。仮に過失が5：5であれば、修理費用を全額相手に負担してもらえません。過失割合次第では十分な補償が期待できないため、車両保険の加入状況次第では修理費用が補償費用を上回ることもあるでしょう。

修理費用が100万円以上になると中古車が購入できる金額に近い上に、修理しても安全性能に不安が残るため買い替えを検討しても良いでしょう。

事故車を修理しない場合は保険会社へ連絡する

事故車を修理しないとしても、保険金を受け取るには保険会社への連絡が必要になります。あらかじめ「自損事故」「もらい事故」それぞれのケースで対応方法を把握しておくことが重要です。必要書類やポイントを整理し、確実に保険金を受け取れるよう準備しておきましょう。

相手方がいない自損事故の場合

相手方がいない自損事故は、物損事故扱いになる場合がほとんどです。被害者救済を目的としている自賠責保険だと補償の対象外なため注意しましょう。任意保険でも「対物賠償保険」「車両保険」への加入状況の確認が重要です。

車両保険に加入している場合も、自損事故は補償されないこともあります。保険金を受け取る際は「交通事故証明書」が必要なので、警察への届け出を忘れずに行い、交付してもらいましょう。

もらい事故の場合

仮にお互いに過失がある場合は、保険会社によって過失割合が決まります。一方、もらい事故は相手方に100％の過失があり、保険会社に対して「事故の介入」や「示談交渉」を依頼できません。

相手側は保険会社が対応するのに対し、こちら側は自分で示談交渉する必要があるため不安を感じる方もいるでしょう。仮に任意保険の「弁護士費用特約」を付けていれば、示談交渉のプロに依頼することが可能です。交渉がスムーズに進むので、保険の加入時・更新時に検討しても良いでしょう。

事故車を修理せずに保険金を受け取るための5ステップ

保険金を受け取るには警察や保険会社への連絡、車の修理依頼までさまざまな場所への連絡が必要となります。保険金を受け取るための必要書類も、不足や不備なくそろえることが大切です。

ここでは、事故が発生し修理見積もりをもらってから、修理せずに保険金を受け取るためのステップを5つに分けて解説します。

ステップ1.ケガ人の救護処置および警察への通報

道路交通法で「ケガ人の救護処置」および「警察への通報」が運転者に義務付けられているため、焦らずに手順通り行いましょう。違反すると、3か月以下の懲役または5万円以下の罰金が科せられます。

もらい事故の場合、保険金をしっかり受け取るために、「実況見分調書」や「物損事故報告書」が作成されていることも確認しましょう。

ステップ2.双方の保険会社への連絡

事故が発生したら、加害者の免許証と車検証から以下の情報を確認して記録します。

上記の情報がわかり次第、各契約保険会社へ連絡します。手続きを円滑にするためにも、事故の状況や車の状態、修理の必要性をわかりやすく担当者に伝えることが大切です。

ステップ3.修理工場へ運び修理見積もりを依頼する

修理工場が見付かれば、修理見積もりを依頼できます。修理工場探しに迷う場合は、保険会社に紹介してもらうのがおすすめです。

自走可能な状態であれば直接工場に持ち込めますが、難しい場合はレッカー車を手配します。レッカー車を無料サービスとして付帯している保険会社もあるので問い合わせで確認してみましょう。

ステップ4.保険金の請求書を提出する

保険金を請求するために、さまざま書類を用意する必要があります。各保険の請求で必要な書類は下記の通りです。

保険会社によって必要書類や提出期限が異なるので、直接確認しましょう。

ステップ5.保険金を受け取る

保険金が指定口座に振り込まれれば手続きは終了です。この時、振り込まれた保険金が見積もり金額と一致するか確認します。

振り込まれる保険金は、保険会社が決めた車両時価を基に算出されたものです。補償範囲にも限度があるので、補償額が適切かどうか確認しましょう。

事故車を修理しない場合は買取を検討しよう！

事故車を修理せずに保険金を受け取ったら、車の売却を検討しましょう。傷やへこみ、走行性能に問題がある事故車でも、対応してくれる買取業者は存在します。

事故車が買取してもらえる3つの理由

事故車でも買取してくれる業者が存在する理由は、主に以下の3つです。

1.海外で再販する
日本車は品質が良く丈夫であることから海外での評価が高い傾向にあります。走行可能な車であれば、年式や走行距離の基準も日本とは異なるため再販しやすいのです。

2.部品やパーツを再販する
走行不能な車でも、部品やパーツ単体を目的として買取してくれる場合があります。希少性が高い車であれば、想定よりも高値で買取してもらえる可能性もあるでしょう。

3.解体して鉄資源をリサイクルする
走行不能な車をスクラップし、資源として活用することもあります。車を構成する鉄は価値があるので、買取における最終手段として有効です。

事故車のような状態が悪い車でも、買取してもらえる可能性は大いにあります。事故車でも対応してくれる買取業者に査定依頼してみましょう。

査定額アップを狙うなら一括査定サービスがおすすめ

一括査定サービスなら、事故車でも買取業者を探せる上に、査定額を上げることも可能です。「連絡先」「住所」「車種」「モデル」「走行距離」といった情報を一回入力するだけで、相見積もりを取って複数社の見積もりを比較できます。

一括査定サービスを利用すれば、査定してくれる買取業者同士を競わせられるため、査定額アップが狙えます。

事故車の修理をしないと決めたら買取カービューで高く売ろう！

事故車でも、「修理して再販できる」「部品やパーツを再販できる」「解体して鉄資源にする」といったさまざまな理由で買取してもらえるケースがあります。一括査定サービスなら、手軽に相見積もりが取れるので、買取業者の選定が楽です。ここでは数ある一括査定サービスの中でも特におすすめの「買取カービュー」について解説します。

事故車一括査定サービスはあらゆる状態の車に対応

事故車に限らず、公道を走れない「不動車」、車に何かしらの不具合がある「故障車」、床上浸水してしまっている「水没車」は、通常の買取だと値が付きにくい傾向にあります。状態の良くない車は、国内での再販をメインに考えている買取業者からは歓迎されません。

買取カービューには、上記のような車も含めて相見積もりを依頼できる「事故車一括査定サービス」があります。事故車を廃車にする場合も費用がかかるので、まずは買取依頼してみるのがおすすめです。

買取カービューだからこそ最高額が狙える理由

車の査定額を上げるには、比較する査定会社数も重要です。買取カービューは、300社以上の会社と提携しており、その中から最大10社で見積もり比較ができます。実際に査定を受ける会社は自分で選択できるので、納得のいく買取が実現するでしょう。

見積もりは無料で、「メーカー」「モデル」「年式」「走行距離」といった簡単な情報を入力するだけで申し込めます。事故車も高く売りたい方は、まずはパソコンやスマートフォンから見積もり依頼をご利用ください。

事故車の修理をしないと決めたら買取カービューで高く売ろう！

事故車の修理見積もりを受け取っても、修理せずに保険金のみ受け取れます。特に100万円以上の修理費がかかる場合は、受け取った保険金を買い替えのために使う方がお得でしょう。

買取カービューの「事故車一括査定サービス」なら、状態に不安のある車でも高価買取が目指せます。また、300社以上の査定会社から最大10社の見積もりを取ることができるので、じっくり比較して好条件の買取業者を選べるでしょう。見積もり依頼は無料なので、ぜひ買取カービューで愛車の価値を確かめてみませんか。