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中古車の価値を見極める査定士とは? 資格が必要な理由や査定項目を解説

中古車の価値を見極める査定士とは? 資格が必要な理由や査定項目を解説

中古車の価値は、中古自動車査定制度に則った公正な査定によって決まります。資格を取得し、制度に則って適正に中古車の価値を評価するのが査定士です。しかし、買取業者には査定士がいる店舗といない店舗があります。査定士がいる店舗に買取査定を依頼する場合、どのようなメリットを得られるのでしょうか。
この記事では、中古車査定士の役割や資格が必要な理由を解説します。最後まで読めば査定士が査定時に確認する項目も分かるため、高価買取を目指す方はぜひ参考にしてください。

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中古車の価値を見極める「中古自動車査定士」とは?

中古車の価値を見極める「中古自動車査定士」とは?

中古自動車査定士とは、一般財団法人日本自動車査定協会が主催する「中古自動車査定士技能検定試験」で取得できる資格です。この資格は民間資格ですが、中古自動車査定制度に基づいた適正な査定ができる知識を持っています。

ここでは、中古自動車査定士が必要な理由や査定士の種類、資格の取得方法を紹介します。

査定士の必要性

中古車は、同じ車種であっても過去の使用環境や積載荷物の種類、積載量などにより状態が大きく異なります。1台ずつ状態の異なる中古車を適正に評価するためには、査定の知識が必要です。

中古自動車査定制度に則った公正な査定は、査定に対する考え方が明確になるため、店舗ごとの査定額に差が生まれることを防げます。査定士は、流通秩序の維持と一般消費者を保護する上で重要な存在です。

査定士の種類

中古自動車査定士の種類は「小型車査定士」と「大型車査定士」です。査定できる車の種類が異なるため、必要な資格を取得する必要があります。それぞれの対象車両は下記を参考にしてください。

    【小型車査定士】
  • 乗用車
  • 商用車
  • 最大積載量4t未満の貨物車
    【大型車査定士】
  • 小型車査定士範囲外の大型貨物車やバス

2022年に実施された査定士技能検定試験の合格率は、小型車で75.2%、大型車で97.2%です。過去数年分のデータを見ても、小型車は7割以上、大型車は9割以上の人が合格しています。

査定士の資格を取得する方法

中古自動車査定士の検定試験を受験するには、受験前に査定協会所定の3日間研修またはeラーニングの受講が必要です。受験条件はひとつですが、登録査定士となって査定士証を発行するためには、以下の条件を満たす必要があります。

  • 18歳以上
  • 普通自動車第一種運転免許証、大型車査定士は大型第一種運転免許証の取得
  • 査定協会、または査定業務実施店への所属

検定試験は小型車であれば年2回、大型車は年1回、車種別に各都道府県の協会各支所で実施されます。資格には3年の有効期限があり、技能向上研修を受講すれば更新が可能です。

査定士が中古車の査定業務を行うのはどのようなとき?

ディーラーや車買取専門店における中古車の査定は、乗り替え時の下取りや事故減価額の証明などを目的に実施されます。そのため、査定士の主な業務は中古自動車の「価格査定」と「鑑定評価」を行うことです。

    【価格査定】
  • 下取り価格の評価
  • 個人や法人間売買の取引価格の評価
  • 合併や解散時における社用車の資産評価
  • 割賦販売契約に関わる引取り車両の評価
    【鑑定評価】
  • 係争車両の価格評価
  • 推定価格の証明
  • 事故減価額の証明
  • 車両状態確認の証明

車両の価格に関する評価の際には「査定証」を発行します。一方、鑑定評価の際に発行するのは「証明書」です。

査定士が中古車の査定業務で確認する3つの項目

査定士が中古車の査定業務で確認する3つの項目

中古車の査定では、査定士が対象車の状態を計測し、車両の標準状態と比較して査定項目を加減点方式で採点します。

査定士が確認する項目が分かれば、事前対策することによって査定額アップを目指せるでしょう。ここでは、査定士が確認する3つの項目を紹介します。

車両本体

車両本体で確認する部分には「外装・内装」「電装」「エンジン・足回り」があります。外装・内装の標準状態は無傷のため、少しでも傷があれば減点です。塗装の変色や退色、シートの汚れや破れなども減点につながるでしょう。

電装では、エアコンやワイパーなどが正常に作動するかをチェックします。エンジン・足回りは、走行に関する重要な確認項目です。走行に支障なく良好であることが標準状態のため、エンジンルームのオイル漏れやクラッチの不具合などを確認します。

装備品

室内の装備品では、カーナビゲーション、テレビ、DVDなどのオーディオ関係が正常に作動するかを確認します。サンルーフやパワーシート、電動カーテンなどを装備した車両の場合も、動作に不備があれば減点です。

室外で確認する装備品には、ABSやターボ、工具、ジャッキなどがあります。ABSやターボは、インジケータではなくエンジンルーム内のユニットやタービンで確認しなければなりません。

商品価値

商品価値として確認するのは、タイヤ、走行距離、車検残、自賠責残、修復歴などが当てはまります。

タイヤの標準状態は残り溝が1.6mmのため、スリップサインが出ていると減点です。オブザーバーの巻き戻しによる走行距離の改ざんや、事故による修復歴、車体の改造工作なども減点となります。

車検は3か月以上、自賠責保険は1か月以上の残数があれば加点対象です。車検証や自賠責保険証、整備手帳、取り扱い説明書の有無なども確認します。

中古車の買取を査定士のいる業者に依頼するメリット

中古車の買取を査定士のいる業者に依頼するメリット

中古車査定士が在籍していない業者でも買取査定は行えますが、信頼できる査定結果を得られるのは中古車査定士のいる業者です。

ここでは、中古車査定士のいる業者で査定を依頼したほうが良い理由を解説します。業者を選べる状況であれば、ぜひ中古車査定士のいる業者で査定を受けましょう。

安心して依頼できる

中古車査定士は民間資格のひとつですが、検定試験を主催している協会は経済産業省や国土交通省の指導を受けています。ユーザーが安心して査定を依頼できるように、査定業務をサポートする団体です。

資格取得者が高い基準をクリアするために、資格取得と更新の際に研修の受講を定めています。研修で学べるのは、事故歴や修復歴を見つける方法や、さまざまな車を査定する上で必要になる知識です。

判断に困るようなケースでも、研修で得た知識でしっかりと対応してくれるでしょう。

適切な価格提示が期待できる

中古車査定士は、車種・状態・走行距離・使用年数などを確認し、中古自動車査定制度に基づき正確な査定を行います。状態が異なる中古車も確かな知識と技術で査定するため、安心して任せられるでしょう。

また、査定士は買取相場や市場の需要などもしっかりとリサーチしています。市場の需要が高ければ査定額も上がるため、きちんとした査定士に依頼すれば買取価格に反映されるでしょう。

車買取業者の査定士が提示する中古車評価額には有効期限がある

中古車評価額は、市場の動向によって変動することが特徴です。例えば、新型車の発売やモデルチェンジなどで買取相場が変動すると、評価額は大幅に変わります。ボーナス前の時期も同様です。

そのため、各ディーラーや買取店では査定士が提示した評価額に有効期限を設けています。期限を過ぎると市場価値が下落する可能性もあるため、なるべく早く手放すのがおすすめです。

高額査定を希望するのであれば、査定当日に売却できることをアピールするのも良いでしょう。

査定士のいる業者に中古車買取を依頼するときのコツ

査定士のいる業者に中古車買取を依頼するときのコツ

中古車査定士のいる業者を選べば適正な価格が期待できますが、査定価格が売値の何割になるかは各店舗によって異なります。

最終的な買取価格は、査定士の評価だけではなく買取後に必要となる費用やマージンなどが加味されたものです。ここでは、査定士のいる業者に買取を依頼するときのコツを紹介します。

買取のタイミングを知る

買取査定に出すタイミングでおすすめなのは、モデルチェンジ前や車検前です。モデルチェンジ後に査定に出すと、新しいモデルを購入する方が増えるため価値が下がります。モデルチェンジ前に買取査定へ出すことで、高い評価額が期待できるでしょう。

また、車検前に売却すれば車検の費用が不要です。車検直前での査定になると契約時には車検が切れ、公道を走行できなくなっている可能性があります。

その場合、別途レッカー代がかかるため、得策ではありません。車検残が2か月~3か月ある状態で査定に出すのがおすすめです。

1社で査定依頼をしない

中古車の査定は、複数の買取業者に依頼しましょう。提示された評価額を比較することで、より高額に売却できる可能性があります。車両状態が適正に評価されているかを判断するのにも役立つでしょう。

依頼する業者は、3社~5社がおすすめです。2社のみの場合は評価額を比較しづらく、6社以上の場合は業者とのやりとりに手間がかかります。

より高額に売却をしたいのであれば、適正価格であることはもちろん、買取相場を把握しやすく手間が少ない3社~5社に査定を依頼しましょう。

高価買取を望むならカービュー中古車一括査定サービスへ

中古車の高価買取は、カービュー車買取での査定がおすすめです。carview!車買取では、最大10社の査定額を比較できる「カービュー中古車一括査定サービス」があります。

「車両情報」や「お客様情報」、査定を依頼する業者を選ぶだけで簡単に申し込みが可能です。提携している業者は有名店から地域密着専門店まで300社以上あるため、ご自宅に近い店舗での査定もできるでしょう。

店舗ごとに在庫状況が異なるため、積極的に買取をする車種やモデルがあります。一括査定を受ければ、愛車の評価額が高い店舗を探しやすくなることもメリットです。

まとめ

まとめ

中古車査定士は、検定試験に合格した人が取得できる資格です。中古自動車査定制度に則った公正な価格・機能を査定できる資格のため、中古車の適正な評価ができます。買取査定を依頼する場合は、中古車査定士がいる買取業者を選ぶのがおすすめです。

カービュー中古車一括査定サービスは、査定士が在籍する信頼の高い業者と提携しています。高額買取をご希望されている場合は、ぜひご利用ください。

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サービスの流れ
  • お見積もりを依頼
  • 買取店から電話か
    メールでご連絡
  • 査定を実施
  • 査定額を比較し
    売却先を決定

LINEヤフー株式会社は、一般社団法人日本自動車購入協会のウェブサイト監修を受けています。

中古車一括査定サービスご利用ユーザー様の声

買取カービューの愛車無料一括査定サービスを利用したユーザーのクチコミです。一括査定ならではの評判・体験談をチェックしましょう。

  • トヨタ プリウス
    実際の査定金額
    70.0万円
    見積り数
    5社
    査定満足度
    3.5
    ユーザーコメント

    オートバックスの担当者の対応や説明が良心的で、査定額を前提なしに短時間で提示し、大変信頼できると思った。当初はほぼこちらに決めていた。しかし、最後になってビッグモーターからさらに高い金額が示されたので、決めた。

  • ホンダ フィット
    実際の査定金額
    63.9万円
    見積り数
    5社
    査定満足度
    5
    ユーザーコメント

    一番高い値段を出して頂き、来て頂いた営業も とても感じのいい人であった。 後からクレームなど無し、という条件をのんで 頂いた上での交渉でしたが、価格決定後に、 無料でクレームガード保証も入れて頂き、とても安心したお取引が出来ました。 是非車を売却する際にはまたお願いしたい。

  • 日産 セレナ
    実際の査定金額
    75.0万円
    見積り数
    8社
    査定満足度
    5
    ユーザーコメント

    はじめて車を売却するので同時刻に合同査定をしていただきました。合計8社の中ダントツぶっちぎりの高値を出していただいたのがユーポスさんです。やっぱり値段で決まりですね。

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※1 2019年4月時点 当社調べ