車の買取にかかる期間と査定金額の有効期間は？まとめて解説！

車を売る際は、買取業者に査定してもらい、査定額に納得できたら契約し、車両の引き渡しから入金の確認までの全てが終わって「売却完了」となります。
この記事では、車を買取ってもらうまでにかかる期間と具体的な流れ、買取査定時に提示された金額の有効期間についてわかりやすく解説します。また、できるだけスムーズに売却するためのポイントも紹介するので、これから車を売りたいと考えている方はぜひ参考にしてください。

車の買取にはどれくらいの期間がかかる？

車の売却までにかかる期間は平均3～7日です。買取業者に査定してもらうことから始まり、査定額に納得したら買取業者と契約をかわします。その後、車両の引き渡しから入金の確認ができたら「売却完了」と言えます。

場合によっては即日での売却ができたり、1か月近くかかったりすることもあります。査定額に納得ができず価格交渉をする場合は、さらに長い期間を要するケースもあるでしょう。査定額に納得ができて、売却手続きがスムーズに進み、すぐに引き渡しが可能な場合は、即日で車の売却が可能です。

消費者が訪問販売などで商品やサービスを契約後、考え直して「契約をやめたい」と思うことがあるでしょう。定められた期間中であれば、無条件で契約の解除または申込の撤回ができる制度をクーリングオフと言います。

「今すぐに売却して現金が欲しい」という方は、「現金即日買取」を行っている買取業者を探してみるのが良いでしょう。

なお、契約の際に必要書類が揃っていない場合は、書類を発行する必要があり売却完了までの期間も長くなります。

【車の買取にかかる期間】やることの流れ

ここからは、車を買取ってもらうまでにかかる期間と、具体的な流れを見ていきましょう。それぞれの行程で必要なおおよその日数も解説するので、愛車を買取に出す際に期間がどれくらいかかるかのシミュレーションにお役立てください。

【1〜3日】買取業者を選ぶ

基本的に1～3日程度あれば、買取業者を選べることが多いようです。中古車は同じ車種でも買取店によって得意不得意があり、査定額に差が出ることもあります。そのため、買取店選びがとても重要となります。愛車を少しでも高く売るためには、相見積もりを取り複数業者の査定額を比較してみるのがおすすめです。

可能なら事前にインターネットで買取店のクチコミや評判を確認しておくとより安心です。「十分な実績はあるか」「アフターフォローサービスは充実しているか」「JPUC(一般社団法人日本自動車購入協会)加盟店か」という点もしっかりチェックしておきましょう。

【10分〜1時間】査定

車の査定にかかる時間は10～30分程度です。査定士が車の状態を詳細にチェックします。査定基準は法令によって厳密に定められているため、車両チェックの結果自体はどこの買取店に持ち込んでもほとんど変わらないことが多いでしょう。

査定には買取店に直接車両を持ち込む「持ち込み査定」と、自宅や指定した場所まで査定士に来てもらう「出張査定」があります。また、複数の買取店に査定依頼して金額を比較する場合は、1～3日かかることを想定しておきましょう。

【1〜3日】必要書類を揃える

事前に契約手続きに必要な書類を準備しておくと買取手続きがスムーズに進みます。必要書類は普通自動車と軽自動車で異なります。

また、場合によっては下記の書類が必要です。

【1日】売却の契約を結ぶ

買取価格に納得したら売却契約をします。契約と合わせて、車を引き渡す日程も決めます。

買取店で契約を交わす場合、人によっては相手のペースに乗せられてしまうことがあります。「気になることや言いたいことを言えずに、流されて契約してしまった」というケースも多くあるため注意しましょう。少しでも気になった点は質問し、納得できる価格交渉をして売却の契約を進めましょう。愛車を手放した後に後悔が残らないようにすることが大切です。

【1日】車の引き渡し

売却契約が成立したら次は車の引き渡しです。引き渡し自体は1日で終了します。次の車に乗り替える予定がある場合は、納車日に合わせて引き渡し日を決めると良いでしょう。

買取業者によっては車を引き取りに来てくれるところもあります。事前に確認し、引き渡し方法や都合の良い日程を決めておきましょう。

車を引き渡す際は、車内に私物を忘れないように注意が必要です。もしも引き渡し後に車内の忘れ物に気が付いた場合は、すぐに買取店へ連絡しましょう。

【1〜3日】入金を待つ

引き渡しと買取店での事務作業が完了すると、契約時に指定した口座に代金が振り込まれます。一般的には早ければ2営業日、遅くとも1週間以内に入金されます。取引が完了した当日に、代金が振り込まれることは基本的にありません。

車の引き渡しと同時に現金が支払われる「即日現金買取」に対応している買取店もあります。「即日現金買取」の場合、すぐに現金を受け取れるかわりに査定額が相場よりも低くなる傾向があります。

入金日には必ず銀行口座をチェックし、入金の有無と入金額を確認しましょう。万が一金額が合っていなかった場合は買取店へ連絡し、事情を聞くと良いでしょう。

買取査定金額に有効期間はあるの？

買取査定時に提示された金額に、ほとんどの中古車買取店が有効期間を定めています。また、ディーラーでの下取りの場合は有効期間のないことが多いようです。ここではその理由と具体的な期間を解説します。

査定額には有効期間がある

買取店によって査定額の有効期間は異なります。有効期間が1週間前後という買取店が多く、中には当日のみ有効という買取店もあります。また、長いところでは2週間～1か月程度まで有効という買取店もあります。

査定額に有効期間がある理由として、中古車市場の相場が日々変動していることが挙げられます。年に2回の繁忙期にはほとんどの買取店で買取価格が上がりますが、繁忙期が終われば下がります。査定をした車の売却契約前に新型モデルが発表されれば、その車は「型落ち」となり相場は大きく下がってしまうでしょう。買取店側としても査定価格の有効期間を長くすることはリスクが大きいのです。

下取りの場合は有効期間がないことも

「買取」ではなく、ディーラーの「下取り」であった場合、有効期間のないケースがほとんどです。基本的に、新車を購入するのと同時に下取りに出すことになります。査定してから新車購入までの期間は査定金額に変化のないことが一般的です。

中古車買取店は買取った車を再販して利益を得ていますが、ディーラーは新車を売ることで利益を得ています。下取りした車で利益を得る目的がなく、最初から低い査定金額を設定しているため、有効期間を長く設定できるのです。

車買取契約から引き渡しまでの注意点

査定額に納得し、「買取契約が済んだらあとは車を引き渡すだけ」というわけではありません。引き渡し日までにしておきたいことや、注意点もあります。買取のキャンセルや違約金の発生につながりかねないこともあるので、事前にチェックしておきましょう。

なるべく引き渡し日の変更はしない

一度決めた引き渡し日を変更することは不可能ではありませんが、おすすめはできません。引き渡し日が先延ばしになれば、車の相場価格が変動し、当初の査定額で車を引き取ると買取店が損をする可能性が出てきます。

そのため、引き渡しを1週間以上延期した場合は再査定を求められる可能性が高くなります。再査定の結果、最初の査定額よりも価格が下がってしまうことも考えられるでしょう。

なお、買取業者の中には法外なキャンセル料を要求する業者が存在するので注意が必要です。たとえば、10万円で買取予定の契約が、キャンセルしたら倍の20万円が請求されるようなケースです。その場合は、キャンセル料の内訳が記された請求書の提示を求めましょう。解決が難しい場合は、弁護士や国民生活センターに相談するのも一つの方法です。

車を買取業者に引き取りに来てもらう依頼をしている場合、買取店が積載車やレッカー車を用意します。引き渡し日を先延ばしにすることにより違約金が発生するかもしれません。一度引き渡し日を決めたらよほどの事情がない限り変更はおすすめできません。

車内の私物を回収する

車を引き渡す前に、車内に私物が残っていないかしっかり確認しましょう。個人情報保護の観点から、カーナビに登録された住所や電話番号などの情報を全て消去しておくのがおすすめです。CDやDVDなどの抜き忘れにも注意しましょう。

車を引き渡した後に車内の忘れ物に気付いた場合、早めに買取店に連絡しましょう。一定期間内であれば預かってくれている可能性があります。

契約後には運転しない

買取の価格交渉中や契約後は、できるだけ売却する車を運転しないように心がけましょう。引き渡し日までの間に日数があると車に乗ってしまいがちですが、万が一そこで事故を起こしたり、傷を作ったりしてしまうと査定額が下がってしまったり、最初から査定のやり直しとなってしまったりする可能性があります。最悪の場合、買取契約自体がキャンセルされて違約金を請求されるケースもあります。

代車の用意しておく

車の買取契約後に車が必要な場合は代車を借りましょう。買取業者の中には代車の貸出サービスを用意しているところが多くあります。新たに車を買い替えるのであれば、ディーラーや中古車販売店側が代車を手配してくれるでしょう。

このように、代車を用意する手段はたくさんあるため、自分にとって一番手軽な方法を選ぶのがおすすめです。「代車の貸出」による査定額への影響はありません。特に代車の車種などにこだわりがなければ、買取店に相談することが得策です。

車買取の期間を短く！スムーズに車を売るためには？

愛車の買取を決断したら、できるだけ早く買取契約を終えたいと思う方も多いでしょう。ここでは、買取査定や契約の行程をできるだけスムーズに行うためのポイントを紹介します。

事前に必要書類を準備しておく

売却契約は、必要書類がしっかり揃っていれば1日で終わります。ただし、書類に不備があると、その分手続き完了までの期間も伸びてしまいます。

必要書類が全て手元になかった場合、そろえるために数日かかることを考慮しておきましょう。手元の書類の有効期間が切れていたり、紛失していたりした場合は、再発行手続きを行います。書類によっては申請してから発行までに時間がかかるので注意が必要です。

忙しくて自分で手続きできない場合、買取業者に代行してもらうことも可能ですが、手数料が発生します。

出張査定より訪問査定を依頼する

車の査定には「出張査定」と「訪問査定」の2つがあります。「出張査定」は買取業者に自宅まで来てもらい査定してもらう方法で、事前に担当者と連絡を取りスケジュールを組む必要があります。そのため即日で査定してもらえる可能性は低くなります。

少しでも早く車を売りたい場合は、自分が買取店へ直接出向く「訪問査定」がおすすめです。店舗の雰囲気やスタッフの対応も直接確認ができるため、信頼できる買取業者選びがしたい方にも向いています。「売りたい」と思ったタイミングですぐに行動できる点も訪問査定のメリットです。

一括査定サービスを利用する

愛車を少しでも高く売りたいのであれば、相見積もりで複数業者の査定に出すのが有効です。さまざまな買取業者の査定額を比較することで売却先の検討や価格交渉の材料になります。おおよその相場も把握できるので相場以下の値段で買い叩かれることも防げます。

しかし、一つひとつの買取業者にそれぞれ査定依頼の連絡をするのは時間も手間もかかります。そこでおすすめしたいのが「一括査定サービス」です。必要情報を一度入力するだけで複数の買取業者に査定依頼ができるので、時間と手間を大幅に節約できます。

carview!車買取なら買取店選びの期間も短く！

一括査定サービスを利用するなら、「carview!中古車一括査定サービス」がおすすめです。

carview!車買取は2000年5月にサービスを開始し、これまで500万人以上が利用しています。JPUC(一般社団法人日本自動車購入協会)に加盟しており、協会と連携して安全・安心なサービスをユーザーに提供することに努めています。

一度の申し込みで最大10社の買取店に査定依頼ができるため、1店舗ずつ訪問してまわる必要がありません。carview!車買取の提携業者数は300社以上あり、売りたい車に合った買取業者が見つかるでしょう。

申し込みはパソコン・スマートフォンのどちらからでも可能で、約45秒で入力完了します。

まとめ

車を売る際は、査定から車の引き渡し、入金の確認までの全てが終わって「売却完了」となります。一括査定サービスで相見積もりを取ることで、車を買取ってもらうまでにかかる期間をできるだけ短くし、高額査定が見込めるでしょう。

また、買取査定の際に提示された査定額には有効期間があるので気を付けましょう。契約時に焦らないためにも、事前に必要書類一式が揃っていることを確認してから査定依頼すると安心です。車の買取を検討している方は「carview!中古車一括査定サービス」の利用がおすすめです。よりスムーズな高価買取を実現させましょう。