古い車を売りたい! 買取可否や依頼できる業者、高く売るコツも紹介
所有する古い車を売却する際、売却方法や依頼する買取業者によって買取価格は変わります。少しでも高く買取ってもらうにはどのような点に注意すれば良いのか、分からない方もいるのではないでしょうか。
この記事では、古い車を売却する際の基本知識と買取依頼可能な業者を解説します。買取価格を高くするポイントや買取査定の方法も紹介しているので、自分に最適な売却方法が見つかるでしょう。
目次
マイカーの乗換えを検討中の方!愛車の現在の価値、気になりませんか?
車の買取相場を調べる古い車でも買取してもらえるの?
古い車は買取業者が対応してくれないと考え、廃車を選択する方もいます。しかし、長年乗ってきた愛車に値段が付くのであれば買取を希望する方も少なくないでしょう。ここでは、古い車でも買取可能なのか、一般的に古い車と呼ばれる目安を解説します。
買取してもらえるケースが多い
買取してもらえないと考えている古い車でも、実際に査定依頼してみると買取が可能で、条件次第では思っていた以上に高く売れるケースもあります。
自分が古いと感じている車でも、他者から見ると古くないと思われる場合や乗車に支障のない場合、故障していても価値があると判断できる場合は買取が可能です。
「古い車=処分にお金がかかる」わけではありません。古い車でも、メンテナンスがしっかりされている状態の良い車もあります。古い車や廃車予定の車でも値段が付く可能性があるため、まずは買取が可能か確認してみましょう。
「古い車」と呼ばれる目安
古い車と感じるかどうかは人によって異なるため、古さを判断する目安があると分かりやすいでしょう。
一般財団法人 自動車検査登録情報協会が発行する「令和5年版 わが国の自動車保有動向(PDF)」によると、乗用車の初年度登録からの平均経過年数を示す「平均車齢」は、2023年3月末時点で9.22年です。
一方、走行距離が10万kmに達すると多くの部品・パーツが寿命を迎えるともいわれています。そのため、車齢10年、走行距離10万kmに近付いている車は「古い車」と呼ぶひとつの目安となるでしょう。
一方で、近年は自動車を長く乗り続ける傾向にあり、平均車齢も延びています。年数はあくまで目安として捉え、10年落ちの車でもまずは買取を目指すと良いでしょう。
古い車の高価買取は難しい
部品やパーツが消耗・劣化すると故障しやすくなるため、車は古くなるほど価値が低下します。一般的なモデルであれば、古い車を高値で売却するのは難しいでしょう。ここでは、車の買取価格が変動する要因と高価買取が難しい車の特徴を解説します。
買取価格は需要量と供給量に左右される
車の買取価格は、需要と供給のバランスで決まります。中古車市場の流通量が少なく需要が高まっている状態だと相場は高くなり、流通量が豊富で供給過多になれば相場は下落する傾向です。
古い車でも欲しい人がいれば、高い値段が付くケースがあります。数量限定モデルや人気の高い生産終了車は、古い車であっても需要があるでしょう。
コロナ禍では世界的な部品不足により新車の納車が大幅に遅れたため、中古車の買取価格は上昇しました。最近は新車の納品遅延も解消傾向にあり、古い中古車の買取価格も下がっています。
年式が古い車や走行距離が多い車は高価買取が難しい
年式が古い車と走行距離が長い車は、部品やパーツの消耗・劣化が懸念されます。そのため、中古車市場での需要が少なく高価での買取は期待できません。
車の売却先によって中古車の収益化方法が異なるため、買取価格もさまざまです。車の状態が比較的良好であっても、廃車買取業者に依頼すると高値での買取は望めません。しかし、最適な業者を選べば販売できると判断され、買取価格が高くなる可能性があります。
古い車でも買取してもらえる理由
古い車でも買取が可能なのは、中古車買取業者にとってもメリットがあるためです。車種や状態によって買取できる理由が異なるため、事前に確認しておくと良いでしょう。ここでは、古い車でも買取してくれる理由を3つに分けて紹介します。
中古車として価値が残っているため
車の価値基準は人それぞれです。中古車市場では「とにかく安い中古車が欲しい」といった需要が一定数あり、古い車に想定より高い値段が付くことも珍しくありません。
車の状態や純正オプションの有無がプラス評価されたり、プレミアが付いたりすることもあります。車の価値は買取業者の判断であり、売却先次第で値段が付かない可能性もあるため、車の価値を正しく評価してくれる買取店選びが重要です。
部品やパーツそのものに価値があるため
中古車として販売できなくても部品やパーツを目的に買取してくれる場合があり、中古部品の買取を専門に扱う業者も存在します。すでに生産を終了している貴重な部品は、高い値段で買取してもらえるかもしれません。
古い車に長く乗り続けたい方にとって、生産を終了した部品は中古で購入するしかないためです。国内での販売だけでなく、海外へ輸出できるケースもあります。
海外でも日本車が人気のため
日本では古い車と判断されがちな10年落ちの車でも、品質が高く耐久性にも優れているため、海外では高い需要があります。
主に中東やアジア、欧州などで日本の中古車は人気です。東南アジアでは、走行距離20万km~30万kmであれば修理をせずに販売しています。海外への販路を持っている買取業者もいるため、売却を検討してみましょう。
古い車の買取を依頼できる業者:ディーラー
古い車の買取を依頼できる業者のひとつは、自動車ディーラーです。自動車を新たに購入する際に今乗っている車を下取りに出し、新車価格から下取り価格分を差し引いた残額を支払います。ディーラーを利用する具体的なメリットを見てみましょう。
新車の値引きが難しい場合に古い車を高値で下取りするケースも
ディーラーでは、新車購入を前提に古い車を高値で買取してくれるケースがあります。一般的に、新車販売ではブランド戦略上大きな値引きができません。安く販売してしまうと市場での車の価値が下がり、利益を小さくしてしまうためです。
一方、古い車を相場より高値で買取することで新車購入につなげる狙いもあります。廃車しかない車の場合は数万円の費用がかかるのが一般的ですが、無料で処理してくれたり値を付けてくれたりする可能性もあるでしょう。
次に乗りたい車が決まっており、新車購入を検討している方におすすめの売却方法です。
手間や時間をかけずに売却できるのもメリット
ディーラーでの下取りは、車の売却手続きが効率的です。買取業者に古い車を売却し、別の業者で新しい車を買う場合は、査定や手続きに時間がかかります。また、売却と新車の納品のタイミングが合わず、一定期間の空白期間が発生する可能性もあるでしょう。
ディーラーでは下取りと新車購入の手続きを同時に実施でき、スムーズな買い替えが可能です。また、買取と納車のタイミングが合わなくても無料で代車を借りられるケースもあり、車がなくて困ることもありません。
古い車の買取を依頼できる業者:中古車・廃車買取業者
乗り換えの有無にかかわらず高値で車を売却したい場合は、買取専門業者に依頼するのが一般的です。買取業者にはさまざまな種類があり、得意とする分野が異なります。ここでは、売却したい車の種類や状態ごとにおすすめの買取業者を見てみましょう。
車齢10年程度の車なら中古車買取業者がおすすめ!
ディーラー下取りで0円と言われた方や新車に買い替える予定がない方には、中古車買取店での売却がおすすめです。買取は下取りより高値が付きやすく、古い車でも価値を見出してくれます。
中古車買取業者の中には、広い販売網を持っており古くても需要を探し出せる、需要のある海外で販売できるなどの強みを持つ業者も少なくありません。また、車としての値段が付かない車でも部品単位で買取してくれる業者もあります。
車齢10年程度の車なら、まずは中古車買取店に相談してみましょう。
不動車や事故車は廃車買取業者がおすすめ!
「中古パーツの希少性」に着目して車の買取を行うのが、廃車に特化した買取業者です。自社で解体設備を持つ業者もあり、資源として再販売するケースもあります。
海外に販路を持つ廃車買取業者もあり、ディーラーや一般的な買取業者が買取困難と判断した車でも廃車買取業者なら評価してくれる可能性があるため活用しましょう。
旧車の場合は専門業者を探すのがおすすめ!
古い車の中でも特に根強い需要があり、高値が付く旧車があります。特に「ネオクラシックカー」と呼ばれるバブル時代に登場した良質な国産スポーツカーは、米国など国外に流出したため希少です。
排ガス規制が強化される1970年代以前に発売された車は、排ガス低減などの対策が取られておらず、それ以降に発売された車とは特徴が異なります。そのため、希少性が高くマニアに人気です。また、限定生産の車も高額買取が期待できます。
旧車の価値を正しく評価してもらうには、詳しい知識を持つ専門業者に査定を依頼しましょう。
古い車を少しでも高価買取してもらうためのポイント
廃車するしかないと思われがちな古い車も、近年では状態次第で高く買取してもらえるようになりました。より高額な査定を引き出すには、どのような準備ができるのでしょうか。ここでは、古い車を高く買取してもらうためのポイントを5つに分けて紹介します。
手放すタイミングを意識する
車の売却は「10年落ち」がひとつの基準とされており、その前の売却が推奨されています。10年落ちの車の需要が減少する理由は以下の通りです。
- 不具合や故障の原因となりやすく、それに伴い消耗品費や維持費が高くなるため
- 見た目やデザインが古くなると、状態が良くても人気が下がるため
車の売却には以下のようなタイミングを意識すると良いでしょう。
【車検は通さず売却する】
車検にはまとまった費用が発生するので、手放す時期によってはそのまま売却すると費用面の節約とともに手間も省けます。
【自動車税課税前に売る】
4月1日時点の車の保有者には自動車税が発生するため、自動車税課税前に売ると出費を抑えられます。
車の買取相場を把握する
自分の車がいくらで売却できるかを知るには、実際の買取相場の把握が必要です。車の相場を知る方法には、雑誌の閲覧、ディーラーや買取業者のサイトの利用などがあります。
下取り価格をシミュレーションできる買取業者のサイトもあり、おおよその買取価格を知りたい方におすすめです。車の買取相場は地域差があるため、全国の相場を比較して平均価格を割り出すようにしましょう。
メンテナンスノート・取扱説明書を用意する
高額査定を目指すには、車の品質を証明するメンテナンスノートが欠かせません。メンテナンスノートとは「メーカーの保証書」と「点検整備記録簿」を指します。
メーカーの保証書があれば、保証の期間や種類に応じてパーツの無償修理・交換などが可能です。点検整備記録簿は、任意点検や法定点検の検査記録が載った書類で、車を適切に管理してきたことを示します。
一般財団法人 日本自動車査定協会が定める査定基準では、保証書・整備記録簿・取扱説明書の3つの書類がそろっていれば10点加点です。
車の掃除をする
車内のクリーニング、ボディへのワックス塗布などの対応は査定額に直接影響しません。しかし、車に傷などがないきれいな状態をアピールして査定士に好印象を与えれば、評価も上がる可能性があるためおすすめです。
特に、ボディの洗車や車内の窓拭きなど、目に付きやすい場所は清掃しておくと良いでしょう。また、車内は無臭に近い状態が理想です。車用の消臭剤を使うなど、可能な限り車内の脱臭を行うことをおすすめします。
複数の買取業者を比較する
車に少しでも価値が残っていれば、買取業者は値段を付けて買取します。少しでも車を高く売るには、複数の買取業者の査定額を比較して車の価値を見極めるのが重要です。
しかし、自分で1社ずつ個別に交渉すると時間と手間がかかります。一括査定であれば、複数の買取業者の比較が簡単にできるためおすすめです。他にも、一括査定には以下のような特徴があります。
- 無料出張査定を行っている場合が多く、買取店へ足を運ばずに済む
- 一度の申し込みで複数の買取店に査定依頼ができ、手間が省ける
- 複数業者に競わせることで高価買取が実現しやすくなる
古い車の買取を目指すなら、まずは一括査定の利用をおすすめします。
古い車を売るならカービュー 車買取の中古車一括査定サービスがおすすめ
車の高価買取を実現するには、複数の買取業者で査定額を比較することが大切です。一括査定サイトにはさまざまな種類があり、どのサイトを使えば良いか悩む方もいるでしょう。
ここではおすすめの一括査定サイト「カービュー 車買取」が選ばれる理由と利用者のクチコミや評判を紹介します。
カービュー 車買取が選ばれる理由
古い車の高価買取を狙うなら、提携業者数が多いほど愛車に合った売却先を見つけやすくなります。全国店舗展開する大手から地域に根差した小さなお店まで、幅広くカバーしている一括査定サイトがおすすめです。
カービュー 車買取は300社を超える多数の提携業者の中から、最大10社まで一括で見積もり依頼ができます。お申し込みは専用フォームに車種情報とお客様情報を入力するだけですので、最短約45秒で完了です。
中古車買取業者にもそれぞれの得意分野があります。カービュー 車買取は、エンジンがかからない、事故や災害で動かなくなった車にも対応した「事故車一括査定サービス」がありますので、愛車に適した業者を見つけられるでしょう。
利用者のクチコミや評判
カービュー 車買取は、業界トップクラスの500万人以上の利用実績があります。実際に車の買取査定でカービュー 車買取を利用した方のクチコミをいくつか紹介しますので、ぜひ参考にしてください。
『今の車が不要となり、だいたいどの位で売れるのか知りたくて申し込みました。3社の担当者の方から査定金額を伺う事ができました。どうしても欲しいと言ってくださっている知人へ譲る事も視野に入れて、選択肢を増やす事ができました。』(50代男性 査定時期2023年1月)
『買取金額が高いと言う事もありますが、税金支払いのタイミングでどのように税金の振り分けを行うのか、手続き書類の対応の仕方とか、迅速に対応して頂き、好感が持てました。 売値相場もある程度わかっていたので、各社の買い値を比較して、最後も見積もりだったので、少し買取金額を上げて頂くことで即決いたしました。良かったと思います。』(60代男性 査定時期2022年4月)
『売り手側となるこちらの要望を適切に理解した上で、買い手となる自社の都合等とバランスを調整・交渉して、他社に先駆けて最初に最も高い査定額を提案してこられた。熱意も高く担当者に好印象をもてた。』(40代男性 査定時期2020年10月)
まとめ
古い車を売却する際は、売却方法や依頼する買取業者によって買取価格に差がつきます。古い車には値段が付かないこともありますが、売りたい車の車種や状態に適した売却先を選ぶことが重要です。少しでも高く買取してもらうには、一括査定を利用しましょう。
カービュー 車買取なら300社を超える提携数の中から、一括で10社まで査定を依頼できます。効率的に高値で売却できる業者を見つけられますので、ぜひご利用ください。
#車買取
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LINEヤフー株式会社は、一般社団法人日本自動車購入協会のウェブサイト監修を受けています。
中古車一括査定サービスご利用ユーザー様の声
買取カービューの愛車無料一括査定サービスを利用したユーザーのクチコミです。一括査定ならではの評判・体験談をチェックしましょう。
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- 実際の査定金額
- 70.0万円
- 見積り数
- 5社
- 査定満足度
- 3.5
ユーザーコメントオートバックスの担当者の対応や説明が良心的で、査定額を前提なしに短時間で提示し、大変信頼できると思った。当初はほぼこちらに決めていた。しかし、最後になってビッグモーターからさらに高い金額が示されたので、決めた。
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- 実際の査定金額
- 63.9万円
- 見積り数
- 5社
- 査定満足度
- 5
ユーザーコメント一番高い値段を出して頂き、来て頂いた営業も とても感じのいい人であった。 後からクレームなど無し、という条件をのんで 頂いた上での交渉でしたが、価格決定後に、 無料でクレームガード保証も入れて頂き、とても安心したお取引が出来ました。 是非車を売却する際にはまたお願いしたい。
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- 実際の査定金額
- 75.0万円
- 見積り数
- 8社
- 査定満足度
- 5
ユーザーコメントはじめて車を売却するので同時刻に合同査定をしていただきました。合計8社の中ダントツぶっちぎりの高値を出していただいたのがユーポスさんです。やっぱり値段で決まりですね。
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※1 2019年4月時点 当社調べ