3月前に車を売却すると税金がお得!おすすめの売却方法も併せて徹底解説
例年3月頃は中古車購入需要が高まり、車を買取に出すと高値査定を狙いやすい時期です。3月前に車を売却すれば、納付済みの自動車税の還付を受けられる可能性があるため、通常よりもお得に売却できるかもしれません。ただし、税金は仕組みが複雑なので、仕組みを理解する必要があります。
今回の記事では自動車税の特徴をおさらいしつつ、よりお得に車を売却する方法を解説します。
目次
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車の買取相場を調べる3月前に車を売却すると税金面でお得!
車の売却に併せて税金面でのメリットを受けたい場合、3月に入るまでに売却すると良いでしょう。まずは車の売却と自動車税の関係を解説していきます。
自動車税が課税される仕組み
例年4月1日時点での車の所有者に対して、向こう1年分の自動車税が課税されます。本来自動車税の還付は、車を廃車(永久抹消登録)にした時しか受けられません。しかし年度の途中で車を売却する場合、売却した翌月から翌年3月までの残存期間に応じて納付済みの自動車税の相当分を買取業者が上乗せしてくれることがあります。
還付金額は1か月単位で計算されます。還付分の上乗せを狙うなら、遅くても2月中に売却し手続きの完了が必要です。なお、従来「自動車税」と呼ばれていたものは、2019年10月に名称が「自動車税種別割」に変更されています。
中古車買取相場が高くなりやすい時期
中古車買取相場は、中古車購入需要に合わせて変動する車が少なくありません。例年3月頃は、新生活や買取業者の決算時期のタイミングに重なり中古車の購入需要が高まります。高値相場の時期を狙って売却する場合、この少し前の時期を狙うのがおすすめです。
中古車買取業者も在庫を確保したい時期
3月の中古車購入需要が高まりを見据え、中古車販売店も在庫数を確保するため、この少し前の時期から買取は強化されます。通常より多少高値で買取しても再販できる見込みから、買取金額も高くなりやすいのです。
複数の買取業者の査定金額を比較(相見積もりを取る)ことによる金額アップを狙いやすくなる点が、ユーザー側のメリットといえます。
3月前に車を売却すると戻ってくる税金の種類
3月までに車の売却が済んでいれば、納付済みの税金が戻ります。各種税金を整理するとともに、自分の場合はいくら戻るかを調べておくと良いでしょう。
戻ってくる税金の種類
車の売却に伴い戻ってくる可能性のある税金は5種類です。それぞれの税金の仕組みを把握し、受け取れるお金はきちんと受け取ることが、お得な車の売却につながります。
- 戻ってくる税金の種類
- 自動車税種別割(計算式に基づき戻ってくる)
- 自動車重量税(多少戻る場合もある)
- リサイクル料
- 自賠責保険(3か月以上の残存期間があれば、多少戻る場合もある)
- 任意自動車保険の未経過分
戻ってくる税金の計算方法
実際に戻ってくるお金を調べる計算方法は以下の通りです。なお、自動車税は1か月ごとに計算されるので、月をまたがずに売却すると良いでしょう。
(自動車税の年税額×売却した翌月から翌年3月までの残存月数)÷12=還付金額
還付金額は100円未満の端数は切り捨てます。ただし法改正に伴い、初回新規登録を受けたのが2019年9月までと10月以降かで年税額の税率は異なります。詳しくは以下ページをご参照ください。
参考:総務省|地方税制度
戻らない税金の種類
内容を整理するために、車を売却しても戻らない税金も紹介します。軽自動車に関しては納付済みの自動車税が還付される仕組み自体ありません。もし乗る予定のない軽自動車の売却を行う場合、繁忙期に入る前の1月、2月頃に売却すると良いでしょう。
- 車を売却しても戻らない税金の種類やケース
- 軽自動車税(種別割)
- 3月に入ってから売却したケース
【税金関連】3月前に車の売却を行う注意点
税金の戻りを狙いつつ車の売却を行うには、通常の車売却とは異なる注意点も存在します。売却手続きが進んでから慌てることのないように、注意点もしっかりと把握しておくようにしてください。
自動車税未納だと戻らない
その年の自動車税を滞納している場合、車は売却できません。まずは自動車税の納付が必要ですが、規定の期日を超過している場合は遅延金を含めた額の納付が必要です。
自動車税の納付書は、5月初旬に車検証記載の住所へ納付書が送られます。何らかの理由で納付書が届いていなくとも、放置すると遅延金が発生するので注意が必要です。
もし届いていない場合、速やかに普通自動車ならば各都道府県の税事務所、軽自動車は各市区町村の役所の課税課へ連絡し、送付状況を確認しましょう。
納税通知書を紛失したら再発行が必要
基本的に車を売却する際は納税証明書の提示が必要です。納税証明書は売却の必要書類の1つなので、紛失した場合は前もって再発行しておきましょう。
納税証明書の再発行は、各都道府県の税事務所で手続きを行います。再発行の手続きには車検証や運転免許証、印鑑などが必要です。あらかじめ手続きの必要書類を調べ、用意しておくことをおすすめします。
売却後に納付書が届いた場合
車を手放した時期次第では、売却が済んでいても自動車税の納付書が送られてくる場合があります。3月末までに手続きを進めても、繁忙期や買取業者側の手続き上の都合で名義変更が4月にずれ込むことがあるのです。
この場合、4月1日時点での車の所有者である旧所有者に法律上の納付義務が生じて自動車税の納付書が届いてしまいます。もし車を手放した後に納付書が送られてきた時は無視をせず、すみやかに買取業者に連絡して対応しましょう。
廃車買取業者に依頼する場合
車を通常の中古車買取業者への買取ではなく廃車買取業者に買取に出す場合、法令に基づいて「還付」の対象になります。自動車税還付の取扱いに関しては、売却契約の際必ず確認しましょう。還付を受ける流れは以下の通りです。
- 自動車税の還付を受ける流れ
- 1.売却する車の引き渡しが済み、廃車手続きが完了する
- 2.都道府県税事務所から還付通知(過誤納金等還付通知書)を受け取る
- 3.必要書類を持参の上、指定された最寄りの金融機関にて還付を受ける
なお、還付金額や管轄する税事務所ごとに対応が異なるため、詳細は管轄の税事務所のホームページなどを参考にしてください。
【税金関連】3月前に車を売却する際の疑問
車に限らず税金は仕組みが複雑で、分かりにくいこともあるでしょう。ここでは車の売却と税金に関連した疑問を解説します。この他にも何か分からないことがあれば依頼する買取業者等に相談し、納得した上で手続きを行うようにしてください。
自動車税以外に車の売却に関係する税金はある?
車の売却に伴い、自動車税以外に関係する税金は「所得税」と「消費税」の2種類あります。まず所得税の要点は以下の通りです。
- 所得税
- 車の売却金額が購入した際の購入金額を下回っていれば問題ない
- 購入時より売却金額が上回っても、通勤用送迎買い物の用途であれば問題ない
- キャンピングカーなどレジャー用途の車が課税対象
- レジャー用途でも、差額の控除が認められる50万円以下ならば問題ない
なお、消費税に関しては売り主であるユーザーは消費税の課税対象ではありません。買取業者が提示した金額が税込みの場合は、金額分を交渉する余地があるでしょう。
還付金額を受け取る方法は?
通常の買取業者を利用した場合は、戻ってくるお金を受け取るのに特別な手続きは必要ありません。未経過の自動車税の相当分を上乗せする買取業者の場合、提示される買取代金に合算された形で受け取ります。
査定後に買取金額が提示された段階で、販売員に対して自動車税分の取扱いを確認してください。中には悪徳業者も存在しているため、説明を曖昧にされる場合は他の買取業者を検討した方が良いかもしれません。
ローン支払い途中の車の場合は?
ローンの支払い途中の車を売却する場合、「所有権留保」と呼ばれる状態であることが多くそのままでは車を売却できません。実際に車を使用し自動車税を納税しているのは自分でも、所有者はローン会社や販売したディーラー名義となっているためです。
この場合、まずはローンの清算を行いましょう。ローン途中の車の売却は、その車の買取金額でローン残債をどの程度相殺できるかによって手続きが異なります。詳しくは補足のページをご参照ください。
参考:ローン支払い途中の車だけど、今売るべき?損をしない売却方法!
【共通】車を高く売却するためにできること
ここまで税金の還付を受けつつ車を売却する方法を解説してきましたが、必ずしもタイミングよく車を売却できるとは限りません。ここでは、時期を問わず、より高値査定を狙う基本のコツを紹介します。
あらかじめ買取相場を調べる
査定を申し込む買取業者を探すと同時に、買取に出す車の買取相場を調べておくのも大切です。おおよその買取相場を知っていれば、買取業者との金額交渉に役立つ他、不当な価格交渉も防げます。
買取相場を調べるには、中古車検索サイトや各種自動車関連雑誌を参考にすると良いでしょう。車の売却が自動車税の還付期限間近であれば、心情的に焦ってしまいますので、日取りに余裕を持って買取を進めることをおすすめします。
故障や不具合は正直に申告する
車の査定を行う査定員はプロですが、稀に車の状態を見落としてしまうこともあります。故障や不具合は査定の減額対象ですが、原因が明らかで否かを問わずきちんと車の状態を申告します。これは、後のトラブルのリスクを考える上でも大切です。
売り主のユーザーには契約不適合責任(旧:瑕疵担保責任)という申告義務があり、義務を守れば、査定員との良好な信頼関係を築くポイントにもなります。
付属品や必要書類をそろえておく
中古車の査定額には、車両本体の状態に加え各種付属品がどのくらいそろっているかも関係します。これまでのメンテナンス状況を示すメンテナンスノート(定期点検記録簿と取扱い説明書)やスペアキーなども、査定時にそろえておきましょう。
なお、売却の必要書類も早い段階で売却に必要な書類を準備し、紛失している場合は再発行しておくとスムーズに手続きを進められます。
買取一括査定サービスを利用する
より価格を重視した買取を希望するならば、複数の買取業者の査定額を比較して金額の交渉を行う「相見積もり」がおすすめです。買取業者によって査定額は異なるため、比較してこそ高値売却が狙えます。
複数の買取業者に査定を申し込むのに便利なのが、中古車の一括査定サービスです。ユーザーの居住地域、車種や年式、走行距離などいくつかの簡易的な項目を入力するだけで、相性の良い買取業者へ一度に査定を申し込めます。
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まとめ
今回の記事では、税金面でのお得さも狙いつつ車の売却を行う方法を紹介しました。ポイントは2つあり、「自動車税に関連した還付金を受け取るなら2月中の売却」「翌年の課税前に車を手放すなら3月中の売却」という点です。税金は何かと分かりにくいテーマでもありますが、不明点は買取業者に相談し納得の上で契約を行えばトラブルを回避できます。
買取カービューなら、ユーザーや買取に出す車と相性の良い優良買取業者に一括で査定申し込みが可能です。タイミングや買取業者を選べば、税金の還付だけでなく、より高額な査定を狙えるでしょう。売却を検討中の方にもおすすめなので、ぜひ買取カービューを利用されてはいかがでしょうか。
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- 実際の査定金額
- 75.0万円
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- 8社
- 査定満足度
- 5
ユーザーコメントはじめて車を売却するので同時刻に合同査定をしていただきました。合計8社の中ダントツぶっちぎりの高値を出していただいたのがユーポスさんです。やっぱり値段で決まりですね。
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※1 2019年4月時点 当社調べ