車を売却すると保険料は戻ってくる?賢く売るための手続きをくわしく解説
これから車の売却を考えている方の中には、「車の売却で余分に支払った保険料はどうなるのだろう」と悩んでいる方もいるのではないでしょうか。
そこで本記事では、車を売却するときに覚えておきたい保険料の還付や、解約の手続きについて解説します。保険の解約や還付手続きは、知識がなければ損をしたりトラブルが起きたりする可能性もあります。この記事を読み、基本知識を得ておきましょう。あわせて、よりスムーズに車を売却するポイントも見ていきます。
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車の買取相場を調べる車を売却すると保険料が戻ってくる!
車の売却で気になるものの一つに、保険料が挙げられます。払い過ぎた保険料は、車の売却時に戻ってくることがあるのでしょうか。
ここでは、売却で戻ってくる保険料の種類や方法を説明します。売却前に知識を得ておけば、売却後の手続きがスムーズになったり、トラブルが起こるリスクを減らせたりします。
任意保険には返戻金がある
車の保険には自賠責保険と任意保険の2種類がありますが、任意保険には返戻金があります。任意保険の返戻金が戻ってくるケースは、契約が満期になる前に中途解約する場合です。
この解約返戻金は、「年間保険料×(1-契約が経過した期間に応じた短期率)」で算出されます。短期率とは、解約するまでの期間に応じた保険料率のことです。「7日までの解約なら10%」「3か月までの解約なら45%」といったように、あらかじめ保険料率が決められています。
自賠責保険は買取価格に反映される
車を売却する場合、自賠責保険の手続きは買取業者が行ってくれます。その際、余分に支払った自賠責保険料は戻ってきます。買取価格に上乗せされる仕組みです。
査定額に上乗せされるため、別途書類や手続きは必要ありません。自賠責保険料の上乗せは、車検の残り期間が3か月以上あれば受けられると考えて良いでしょう。
車を売却するときの任意保険の手続き
自賠責保険の手続きは買取業者に任せて良いですが、任意保険の場合は自ら行う必要があります。解約手続きを忘れてしまうと大きなトラブルにつながる恐れもあります。
ここでは、任意保険の手続きについて解説します。車を売却するだけのときと、車を買い替えるときの手続き方法は異なります。ポイントをおさえておきましょう。
車を売却するとき
車を売却するときは、しばらく車に乗らない予定であっても任意保険の中断証明書を発行しておくことがおすすめです。中断証明書を発行すると、10年以内であれば任意保険を解約せずに一時休止状態にできるためです。
中断証明書があれば、10年以内に新しい車を買うことがあっても再開の手続きが容易です。ただし、中断証明書の発行には7等級以上であったり、中断日までに車を手放す必要があったりと、いくつかの条件があるため事前に確認しておきましょう。
任意保険の中断証明書の発行は、比較的簡単にできます。保険会社に電話かウェブサイトで依頼すれば、専門スタッフが手続きを行ってくれます。保険会社から必要事項を記入する書類が送付されることもあるため、指示に従って手続きを進めましょう。
車を買い替えるとき
車を買い替えるときは、車両の入替手続きが必要です。こちらの場合も、まずは保険会社へ連絡しましょう。電話かウェブサイトから連絡することが一般的です。
手続きの方法は会社によって異なり、ウェブサイト上で手続きができるところもあれば、店舗で手続きを行うところもあります。分からないことがあれば、保険会社へ相談しましょう。車の入替手続きには車検証のコピーが必要になるため、あらかじめ準備しておきましょう。
解約返戻金の計算は担当者が行いますが、紹介した計算式を用いて確認します。ただし、車の買い替えによって保険料が高くなることもあり、その場合は追加の保険料を支払う必要があります。
手続きを終えて車を買い替えると、納車日から再び補償が開始されます。車の買い替えは任意保険の見直しをするきっかけにもなります。解約時に他の保険と比較してみることもおすすめです。
車を売却するときの自賠責保険の手続き
手続きが必要な任意保険とは違い、自賠責保険は解約をする必要がありません。必要な手続きは自賠責保険の名義変更ですが、この名義変更は買取業者が行います。売主がしなければならないことはほとんどありません。
しかし、支払った保険料が買取金額に上乗せされているかは忘れずに確認しましょう。自賠責保険は任意保険と違い、会社から返戻金があるわけではなく買取業者が買取金額に余分に支払った保険料を上乗せする仕組みです。
保険加入期間の残っている分で点数が決まり、その点数で上乗せ金額を算出します。買取金額の内訳を業者へ確認し、保険料分が上乗せされていることを確かめてから売却手続きを進めましょう。
任意保険と自賠責保険の違い
ここまで任意保険と自賠責保険の2つのケースの解約方法や返戻金について解説してきましたが、2種類の保険自体にはどのような違いがあるのでしょうか。
ここでは、任意保険と自賠責保険の違いを分かりやすく解説します。車を運転するのであれば損をしたりトラブルが起こったりしないように、両者の違いと特徴を理解しておきましょう。
任意保険とは
任意保険とは、簡単にいうと義務ではなく任意で加入する車の保険のことです。車を運転するうえで必ずしも加入する必要はなく、種類もさまざまあり自分に合ったものを自由に選べます。
自賠責保険と比べて補償範囲が広いことも任意保険の特徴です。任意保険は、多くの会社が多種多様な補償を用意しています。相手方の補償だけではなく、自分への補償やものへの補償を選べることも任意保険の魅力といえます。ただし、自賠責保険と比べると保険料は高くなる傾向にあります。
自賠責保険とは
自賠責保険とは、任意保険と違い車を運転するなら必ず加入しなければならない保険です。自賠責保険に加入していなければ、公道を走るために必要な車検も受けられません。
自賠責保険の補償範囲は最低限で、すべて相手方の身体への補償に限られています。自賠責保険の目的は、事故被害者の最低限の救済といえます。
補償の範囲をより詳しく見ていくと、傷害による損害や死亡による損害などがあります。自賠責保険の料金は損保会社や共済ごとによる違いはなく、車の種類で定められています。
戻ってくる保険料の金額を左右する要因
任意保険や自賠責保険の返戻金額は、いくつかの要因によって決まります。事前に金額をある程度知りたい方は、それぞれの要因を確認することで予測できます。
ここでは、戻ってくる保険料の金額を左右する3つの要因をご紹介します。任意保険と自賠責保険の両者のケースをチェックしておきましょう。
契約期間
戻ってくる保険料の具体的な金額を決める要因の一つが契約期間です。自賠責保険の場合は、日本自動車査定協会が定めた基準をもとに決められます。契約期間の残りの月数で点数が決まる仕組みです。
契約期間の残りの月数が多ければ多いほど点数が高くなり、点数が高くなれば返ってくる金額も高くなります。残り期間が3か月以上ないと、買取金額への上乗せは受けられません。
任意保険も同じように、契約期間の残りの月数で返戻金を算出する仕組みです。残りの月数によって短期率が変わり、この短期率を使った計算式で返戻金額が決まります。
普通自動車か軽自動車か
契約期間とともに、自動車の種類でも戻ってくる保険料は変わります。自賠責保険は日本自動車査定協会が定めた基準に則り、軽自動車のほうが若干戻ってくる金額が少なくなる場合があります。
任意保険の場合、返戻金は「年間保険料×(1-契約が経過した期間に応じた短期率)」で算出されます。短期率は契約期間の残りの月数で算出され自動車の種類は関係ありません。しかし、「年間保険料」は車の種類によって金額が変わるため、結果的に車の種類によっても返戻金は変化することになります。
加入している保険
自賠責保険料は基準が定められていますが、任意保険料は保険会社や内容によって大きく変わります。返戻金の金額幅も大きいことが特徴です。
いずれの保険も、払っている料金によって返戻金が決められる仕組みです。任意保険は加入している保険会社が違えば支払う金額も違い、結果的に戻ってくるお金も違うことになります。
まとめ
車を売却するとき保険に関する知識を持っていなければ、スムーズな取引ができなかったりトラブルが起こったりするかもしれません。売却時に問題が起きないように事前に確認しておくことが大切です。
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※1 2019年4月時点 当社調べ