父親名義の車を売却する方法は?必要書類やローンが残っているケースも解説!
父親から譲り受けた車や、所有者が高齢で乗らなくなった車を買取店へ売ることはできるのだろうかと悩んでいる方もいるのではないでしょうか。ポイントとなるのは、車の所有者名義です。
そこでこの記事では、父親名義の車を売却する方法についてご紹介します。さまざまな書類が必要ですが、父親名義の車でも売却することができるようになります。売却をスムーズに行うためにも必要な書類やローンが残っていた場合についての把握しておきましょう。
目次
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車の買取相場を調べる父親名義の車でも売却できる!
結論、父親名義の車でも売却はできます。売却する車の車検証の「所有者名義欄」を確認してみましょう。そこに記載されている名前が車の所有者です。車の登録を変更したり売却したりできるのは所有者だけなので注意しましょう。
所有者欄に記載されている方以外は車を売却できませんが、書類をそろえて手続きを踏むことで売却は可能です。所有者以外が売却する方法には、「車の名義を変更する方法」と「名義をそのままで売却する方法」の2種類あります。所有者が売却時に立ち会うことができるのかによって、売却方法や手続きの手間に差が出てきます。
父親名義の車を売却する2通りのパターン
父親名義の車を売却するには2種類のパターンがあります。それは、車の名義を売却者本人に変更する方法と父親名義のまま買取店へ売却する方法です。いずれも書類の準備は必須ですが、どちらが自分に合っているか確認してみましょう。
自分で名義変更してから売却する
自分以外の名義になっている車を売却するには、車の名義を自分へ名義変更することで売却が可能です。名義の変更方法には、自分で行うケースと買取店にまかせるケースがあります。いずれにしても必要書類を準備しなければいけません。
買取店にまかせるのであれば必要書類を提出し、手続きの完了を待つだけなので専門知識の少ない方におすすめです。自分で行う場合は複数の書類を準備・署名や捺印を行い、運輸局まで足を運ばなければいけません。
運輸局での手続き完了後、名義変更が行われた車の売却が可能です。家族でも父親名義の車を売却することはおろか、必要書類を準備しなければ名義も変更できないことを頭に入れておきましょう。
父親名義のまま車買取店に売却する
父親名義の車は名義変更を行わなくても、売却することは可能です。売却時に所有者である父親が立ち会う場合は準備する書類も少なく、手続きはスムーズに進みます。重要なのは所有者が車を売却する認識があるかということです。所有者である父親の売却意思を確認できれば、売却の手続きを代理人が進めても問題はありません。
高齢で体が不自由であったり遠方だったり、さまざまな理由で立ち会えないこともあるでしょう。その場合は、父親が車を売却する認識があり、代理人を通して車を売却することを裏付ける書類の準備が必要です。書類の準備ができたら、代理人が所有者の父親が居合わせせずとも売却手続きに進めることができます。
父親名義の車を売却するときの必要書類とは?
車を売却するには多くの書類を準備しなければいけません。ここでは、父親名義の車を売却する2種類の方法に基づいて名義変更に必要な書類と父親名義のまま売却するときに必要な書類に分けてご紹介します。取得するまでに時間のかかる書類もあるため、漏れのないように準備しましょう。
父親から自分に名義変更する際の必要書類
父親から自分へ名義変更する際の必要書類は以下の通りです。
・所有者の印鑑登録証明書
・所有者の実印が押印された委任状
・所有者の実印が押印された譲渡証明書
・新所有者の印鑑登録証明書
・新所有者の実印が押印された委任状
・車検証
譲渡証明書や委任状には、所有者や新所有者の実印の捺印が必要になります。また、公的に裏付けるために印鑑登録証明書の準備が必要です。印鑑登録証明書は登録した市町村以外で取得はできません。書類がそろうまでに手間がかかるため、時間に余裕をもって手続きを進めていきましょう。
父親名義の車を売却する場合の必要書類
父親名義のままでも売却することは可能です。父親が高齢で手続きが大変という場合でも、売却時に立ち会ってもらい売却の意思を示せば、代理人を立てて売却するときに必要な書類を作成する必要はありません。立ち会えないときは以下の書類が必要になります。
・車検証
・自賠責保険の証明書
・自動車税の納税証明書
・リサイクル券
・所有者の印鑑証明書
・所有者の実印が捺印された譲渡証明書
・所有者の実印が捺印された委任状
・代理人の実印
・代理人の印鑑証明書
・代理人の身分証明書
名義変更の手続きの必要書類とほぼ同じですが、代理で手続きを行う方の実印、印鑑証明書、身分証明書の準備が必要です。
他界した父親名義の車を売却する場合の必要書類
今までご紹介したのは父親がご存命の場合です。亡くなっている場合には、手続きに必要な書類が多くなります。父親が亡くなってからの手続きには相続が関わってくるため、公的な書類も必要で複雑です。順を追って進めていけば売却することは可能なため、必要な書類から把握して準備していきましょう。
通常の売却時に必要な書類
車の名義人が亡くなっているときでも、通常の売却時と同じ書類が必要です。
- 車検証
- 自賠責保険の証明書
- 自動車税の納税証明書
- リサイクル券
- 所有者の印鑑証明書
- 所有者の実印が捺印された譲渡証明書
- 委任状
- 代理人の実印
- 印鑑証明書
- 身分証明書
車の売却時に必要な書類
保管場所が不明だったり紛失していたりする可能性がある場合は、必要に応じて再発行してから手続きを進めましょう。
父親の戸籍謄本
車の所有者が本当に亡くなっているのかどうかを証明するため、戸籍謄本が必要です。戸籍から「除籍」となっていれば、亡くなっていることの確認が取れます。車を遺産相続する形となるため、車を相続する方がひとりであっても複数人であっても所有者と相続人の血縁関係を証明する重要書類です。
戸籍謄本は、本籍地でしか取得はできません。各自治体の窓口かコンビニエンスストア、遠方であれば郵送してもらえます。
相続者全員の印鑑証明書
相続人が2名以上の場合、全員分の印鑑証明書を準備しなければいけません。売却する際には、所有権を移す手続きが必要です。このときに相続人全員の実印が必要となり、それぞれ証明する印鑑証明書も準備しなければいけません。全員分をそろえなければ、車を売却はできないので注意しましょう。
遺産分割協議書
「遺産分割協議書」は父親の車を相続人のひとりへ遺産として相続することを、他の相続人全員が承諾したことを証明する公的な書類です。この書類がないと車の名義変更や相続手続きができないため、売却はできません。
相続人が2名以上の場合は全員の実印が必要です。相続者に未成年がいる場合は、法定代理人を立てる必要があります。ほとんどの場合は、未成年者の親権者となるでしょう。
意思表示できない父親名義の車を売却する場合の必要書類
父親が精神・身体的な問題で、意思表示ができないケースが考えられます。また、父親が単独で生活を送れない状態だと、判断能力が低下しているとみなされ、通常の書類のみでの売却はできません。ここでは、父親が意思表示をできないケースでの必要書類とその準備について解説します。
成年後見人を立てる必要がある
名義人に判断能力がない場合、委任状の効力がないため、家庭裁判所で成年後見人を立てなくてはなりません。必要書類を準備して家庭裁判所に申し立てをすると、審査や面談などが行われます。
成年後見人となることが認められれば、車の売却が可能になります。ただし、成年後見人本人が売却の手続きを行わなくてはいけないため気をつけましょう。なお、成年後見人の手続きはとても複雑であるため、不安であれば行政書士や司法書士への相談がおすすめです。
成年後見人の手続き
まず始めに、父親が住所登録をしている地域を管轄する家庭裁判所に、成年後見人の申し立てをします。申立事情説明書、戸籍謄本や住民票などの書類も必要に応じて準備しましょう。これらの書類を家庭裁判所に提出することで審査が開始され、申立人や成年後見人の候補者との面談が行われます。
父親との面談や医師の鑑定などが実施される場合もあり、これらの後、裁判官が誰を成年後見人にするか審査を行うという流れです。申し立てから審査が終わるまでの期間は、おおよそ1か月から2か月ほどかかるでしょう。
売却時には成年後見人であることを示す証明書が必須
登記事項証明書は成年後見人であることを証明する書類で、法務局で発行できます。車の売却時には、この登記事項証明書が必要です。他に、成年後見人の印鑑登録証明書と譲渡証明書、成年後見人の印鑑がついた委任状を準備します。
売却する本人が成年後見人であることを証明できる書類を用意しないと、車の売却はできないので注意しましょう。
父親名義の車にローンが残っていた場合はどうする?
車を売却するときに注意しなければいけないのが、車にローンが残っていないかどうかです。もし、ローンが残っているのであれば売却するには完済する必要があります。売却手続きを進める前にローンが残っているのかを確認し、負担なく売却できるかを確かめてから手続きに進みましょう。
ローンを完済する必要がある
父親名義を売却するための書類が全部そろっても、注意しなければいけないのがローンです。車を売却するためには、ローンをすべて完済しなければいけません。車をローンで買った場合、車の所有者名義が購入したディーラーやローン会社の名前が記載されていることがほとんどです。
しかし、ローンの組み方によってはローン返済中にも関わらず、所有者欄に父親の名前が記載されていることもあるでしょう。これは金融機関から車を購入できる金額を借り、代金は販売店に支払い済のため所有者は父親で記載されます。いずれにしても、車を売却するにはローンを返済することが最優先事項です。
車の売却金額でローンを支払う
残っているローンを完済したい場合、残債を売却金で相殺する方法もあります。車の状態が良く、中古車市場でも人気の高い車種であれば残債より高値で売却されることもあるでしょう。売却金で残債を返済できれば負担にならず、返済して残ったお金は生活費などに回すこともできます。
売却した費用を返済に回したい場合は、プラス査定を意識しましょう。少しでも高値で売却したいのであれば、売却する前に洗車や車内の清掃を行うと車を大切にしてきたという良い印象を与えるのがポイントです。
売却金額よりもローンが多い場合は差額を支払う
車の売却金額よりもローンが多く、残債を相殺できない場合は差額を支払わなければいけません。残債を現金で支払うことができるのであれば問題はありませんが、負担も大きいでしょう。現金での支払いが難しいなら消費者金融会社からお金を借りることもできますが、金利の面からみても負担がかかるためおすすめはできせん。
一度、残債が残ってしまう旨をローン会社に相談してみましょう。ローンの完済に足りない金額分のローンを新たに組み直して借りるなど、別の切り口を提案をしてくれます。
父親名義の車を売却するならcarview!車買取を活用しよう
車の売却自分だけで行うのが心配だと思う方は、carview!中古車一括査定サービスの利用をおすすめします。買取だけでなく、売却の手順や必要書類を準備するサポートとしても役立つでしょう。
carview!車買取の実績
2000年5月に中古車の査定仲介サービスを開始したcarview!車買取は、これまでに500万人以上のユーザーに利用されています。提携している業者は300社以上にのぼり、売却の際はさまざまな買取業者を選ぶことが可能です。買取業者によってはSUVを高く買い取っていたり、外車に特化していたりとそれぞれ強みが異なっており、300社の中から愛車に合う業者を選べます。
carview!中古車一括査定サービスの魅力
carview!車買取は、最大で10社の買取店に査定を依頼することができます。ウェブサイトから申し込みができるので、わざわざ買取店を訪問する必要はなく時短したい方にもおすすめです。多くの買取店から査定見積もりをもらって比較することで、より高値で買い取ってくれる業者を見つけられます。
また、carview!車買取はJPUCという、一般社団法人日本自動車購入協会に加盟していることが特徴です。協会と連携することによって、ユーザーに安全で安心なサービスを提供できるよう努めています。
まとめ
父親名義の車でも、名義の変更を行うか必要な書類をそろえることで売却できます。しかし、書類の準備から手続きまでをすべて自分で行うのはとても大変です。なかには、必要書類がよく分からないという方もいるでしょう。
車の売却について不安や不明なことがある方は、carview!中古車一括査定サービスの利用をご検討ください。ローンの残債有無に関係なく、車の価値をそのまま評価いたします。必要書類や手順などのサポートもお任せください。
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※1 2019年4月時点 当社調べ