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車を売却で任意保険の等級はどうなる? 引き継ぎや中断証明書も解説

車を売却で任意保険の等級はどうなる? 引き継ぎや中断証明書も解説

ライフスタイルが変化するタイミングで、「車を買い換えたい」「車を家族に譲りたい」と考える方も多いのではないでしょうか。車を乗り換えて固定費を減らし、家計の負担を減らそうと考えている方もいるかもしれません。そこで重要となるのが、車の等級の引き継ぎです。
この記事では、車の売却で任意保険の等級を引き継げるのかを解説します。高い等級を有している場合は、保険料を安く抑えるために等級の引き継ぎも検討してみましょう。

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車の売却で任意保険の等級は引き継ぎできる!

車の売却で任意保険の等級は引き継ぎできる!

「等級を家族へ引き継ぐことは可能なのか」「保険会社を変えても等級は引き継げるのか」「仕事の都合で一時的に車は所有しないが、期間を空けて等級を継続できるのか」など、疑問がある方もいるでしょう。車を新しく購入した際には、等級はそのまま引き継ぎできるケースが一般的です。等級を引き継ぎできる理由や等級の概要を解説します。

そもそも等級は高い方が良いの?

「任意保険の等級の仕組みがよく分からない」という方もいるかもしれません。任意保険の等級は、1等級~20等級まであります。初めて任意保険へ加入した時は、6等級から始まる場合がほとんどです。

無事故で保険を使用しないままであれば、等級は20に近づいていきます。しかし、保険を使用して修理をしたりなんらかの契約事項を使用したりすると、等級が下がっていく仕組みです。等級が20に近いほど保険料の割引率が上がるので、20等級やそれに近い等級を持っている方は引き継ぎを検討しましょう。

手続きは自分で行う点に注意!

車の保険には、自賠責保険と任意保険の2種類があります。加入が必須である自賠責保険は、車の売却時に必要な手続きは特にありません。

任意保険に関しては、現在使用している車の等級を次の車に引き継ぎができます。等級は、自分以外の家族が引き継ぐことも可能です。次の車の購入までに期間が空く予定であれば、中断手続きを行うことで等級を維持できます。

【車売却】保険に関する基礎を復習しよう

【車売却】保険に関する基礎を復習しよう

車には任意保険と自賠責保険の2種類がありますが、両者の違いを理解しておくことは、車の売却においても大事なポイントです。特に自賠責保険は強制加入のため、周知されている反面、任意保険はよく知られていない点もあります。

ここでは、車の売却前に知っておきたい車の保険に関する基礎を解説しますので、ぜひこの機会に復習してみましょう。

自賠責保険は加入が義務付けられている

自賠責保険は、別名で強制保険と呼ばれるように、車の購入者が自動的に入ることになる保険を指します。元々は交通事故の被害者救済を目的としているため、補償内容も事故を想定した限定的なものです。

また、自賠責保険に加入していない車は、原則として公道を走れません。無保険車として走ると、事故の賠償金を全額自己負担するだけでなく、罰金や免許停止の措置が講じられます。自賠責保険の加入状況は必ず確認しておきましょう。

任意保険は自賠責保険を補う役割がある

任意保険は、自賠責保険では補いきれない補償範囲をカバーする役割があります。先述したように、自賠責保険は交通事故被害者しか補償対象ではないので、運転者や物への補償が別途必要になりますが、事故の規模や被害が大きくなれば、補償が難しくなることもあるでしょう。

任意保険では、目的に合わせて補償内容を決められるのが特徴です。相手方の車や物に賠償責任が生じても自分の財産で支払えないことがないように、ほとんどの方が加入しています。

【車売却】任意保険の等級が引き継ぎ可能なケース

【車売却】任意保険の等級が引き継ぎ可能なケース

車を買い換える際に等級が高い状態で引き継ぎができると、保険料を安く抑えられます。任意保険の等級を引き継ぐケースは多岐に渡り、自分で手続きをする必要があるため面倒に感じる方もいるでしょう。

スムーズに引き継ぎをするためには、ケース別の引き継ぎ方法を把握しておくことが重要です。保険会社との手続きや、家族へ引き継ぐ場合の手続きはどうすれば良いのかをご紹介します。

保険会社が同じ場合

新しい車に買い換える場合、「あまり手間をかけずに等級を引き継ぐ手続きをしたい」「他の保険会社ではなく、現在の保険会社のまま等級の引き継ぎをしたい」と考える方も多いのではないでしょうか。

保険会社を変えずに任意保険の等級を引き継ぐ場合、入替手続き(保険の対象となる車を新しい車に移行すること)を行う必要があります。この入替手続きには、以下の3つの書類が必要です。

・新しい車の自動車検査証
・手放す車の総走行距離が分かるもの
・銀行口座

保険会社によっては必要なものが異なることもあるので、保険会社に確認することをおすすめします。

保険会社が異なる場合

他の保険会社で任意保険を契約する場合でも、等級を引き継ぐことが可能です。しかし手続き可能な期限(前の車の契約が切れた日の翌日から7日以内)が設定されており、これを過ぎてしまうと新規契約となることに注意しましょう。有効期限を過ぎてしまうと、再び低い等級から始めなければなりません。

等級が低い場合は、保険会社を変更したり途中で自動車保険を解約したりしても、契約から13か月間は事故や違反の記録が残ってしまいます。1等級や2等級の低い等級を捨てて6等級から始めたいときは、14か月目から保険に加入する方法が有益です。

家族の場合

任意保険の等級は、家族に引き継ぎができます。しかし家族であれば誰でも引き継げるわけではありません。引き継げるのは、車の契約者と一緒に同居している6親等内の家族です。また配偶者や配偶者の3親等内の親族も引き継ぎができます。

高い等級を家族へ引き継ぎができれば、保険料を節約でき家計の負担を軽減できるのがメリットです。例えば同居している親から子どもに車を譲る場合や、子どもが新しく車を購入する場合、親から子どもへ高い等級を引き継ぎができれば保険料が割引になります。

等級の引き継ぎには運転免許証・自動車検査証・保険証券の3つの書類が必要です。保険会社によってはこの3つ以外のものも提出するよう求められることもあるので、事前に確認しておきましょう。

【車売却】パターン別!任意保険の手続きの仕方

【車売却】パターン別!任意保険の手続きの仕方

別の車に乗り換える、一定期間のみ手放す、家族に譲るなど車を手放す理由は人それぞれでしょう。任意保険は、解約以外の手続きも自分でしなくてはなりません。ここでは車を手放す際のパターン別に、任意保険の手続き方法をご説明します。

新車に乗り換える場合

別の車に乗り換える場合は「車両入替」という、保険の対象を新しい車に変更する手続きが必要です。車両入替を行わない場合、等級は引き継げません。

車両入替を行うには、いくつか条件があります。まず新しい車に乗り換える場合、所有していた車を廃車や譲渡済であることを前提に同じ用途・車種の車に新しく乗り換えることです。以下2つの条件も満たす必要があります。

・車両入替後の車の所有者が、車両入替前の所有者と同じまたは引き継ぐ権利のある親族
・車両入替後の車が自家用5車種

将来的には乗る可能性がある場合

自分や家族が車を購入する可能性がある場合、「中断証明書」を発行してもらいましょう。中断証明書を発行するメリットは以下の通りです。

・等級を最長10年間保管しておける
・再び車を購入する場合、元の等級から再開できる
・中断期間中であれば保険料を払う必要がない

上記の3つの観点から、中断証明書の発行手続きをして損をすることはありません。等級を維持できる期間は保険会社によって異なるので、確認をとっておくと安心です。

中断証明書を発行してもらうには、車は車検切れの状態にしておく必要があります。つまり、廃車にしたりナンバープレートを返還して一時抹消手続きをしたりしなければなりません。

今後一切車に乗らない場合

今後車に乗る予定がないために手放す場合でも、中断証明書は取得しておくことをおすすめします。中断証明書の有効期限内に状況が変わる可能性があるためです。同居している親族(配偶者や子ども)に等級を引き継ぎたいと思うかもしれません。

初心者や若い年代の方にかかる保険料は高く設定されています。中断証明書を使って等級を引き継ぐことで、子どもや孫の保険料がお得になるでしょう。

ただし、等級が低い場合は発行しても逆効果になるケースがあります。7等級未満であれば発行しなくても良いでしょう。中断証明書の発行ができない・発行しないという場合は、保険会社に解約の連絡をします。

他の家族に譲る場合

乗らなくなった車を子どもや孫に譲渡する場合や、単身赴任や長期の出張などで家族に車を譲渡する際は等級もそのまま譲りたいという方もいるでしょう。その場合、任意保険の名義を変更します。ただし同居していることが条件のひとつです。

具体的には「契約者」「被保険者」「車両保有者」の3つがありますが、どの名義を変更するのかを判断しなければなりません。すべて譲渡する相手の名義にするのがスムーズですが、子どもや孫に譲渡する際は保険料を支払ってあげることもあるでしょう。その場合は、契約者は変更せず被保険者と車両保有者の名義を譲渡相手の名義に変更します。

【車売却】再加入に必要な中断証明書とは?

【車売却】再加入に必要な中断証明書とは?

「中断証明書」とは、継続して同じ等級で契約するために必要な書類です。中断証明書があれば、対象となる車がなくなるなどの理由で任意保険の契約を続けられなくなっても、中断したときと同じ等級からの契約をスタートすることができます。ここからは、中断証明書を発行できる条件と再開するときの条件を解説します。

発行すれば10年間等級を引き継げる

通常は、任意保険を一度解約すれば6等級に戻りますが、一時的に乗らないだけで、いずれは車に乗る場合は、中断証明書を忘れずに発行しておくことをおすすめします。中断証明書を発行するメリットは以下の通りです。

・最大10年間、これまでの等級を引き継げる
・次回、他の保険会社に加入しても適用される

ただし、中断証明書を発行してから等級の引き継ぎができる期間は、保険会社によって異なるので、あらかじめ確認しておくのが良いでしょう。

発行条件と手続き

中断証明書を発行するには、再開後の等級が7等級以上で、かつ満期日もしくは解約日から13か月以内に申請する必要があります。車両を「廃車」「譲渡」「売却」「リース業者へ返還」「ナンバープレートを返納する」の中から、いずれかの状態にしておくことも条件に含まれる点に気を付けましょう。また、中断証明書の発行手続きには以下の書類が必要なので忘れずに確認しておくことをおすすめします。

・中断証明書発行申請書
・廃車、譲渡、返還等を証明できる書類(車検証など)

任意保険の再開方法

中断証明書を発行しても、有効期限が切れた場合は等級を引き継ぎができません。任意保険を再開する時の条件は以下の通りです。

・新しい車の被記名保険者が中断前の等級を有していた本人であること、または引き継ぐ権利のある家族であること
・新しい車が自家用8車種であること(大まかに分類すると大型自動車ではないもの)

中断証明書を使用して等級を引き継ぐ条件には、同じ保険会社でなければならないという決まりはありません。保険料を比較して、お得な保険会社と契約するのがおすすめです。

【車売却】任意保険の解約に関するQ&A

【車売却】任意保険の解約に関するQ&A

車売却時における自賠責保険の手続きは、買取店に任せてしまっても問題ありません。車の任意保険の場合は、前述のように自分で手続きをする必要がありますが、「途中解約」「満期解約」の時はどのように扱われるのでしょうか。ここでは任意保険の解約に関する疑問と回答を紹介します。該当する場合は参考にしてみてください。

途中解約だとお金が戻ってくる?

自動車保険は途中解約しても、違約金は発生せず、反対に「解約返戻金(解約払戻金)」として手元にお金が戻ってくる可能性があります。ただし、自動車保険が「年払い」か「月払い」かのどちらかで金額が異なる点には注意しましょう。年払いの場合は、短期率表に基づいて以下の計算式から算出可能です。

「解約返戻金=年間保険料×(1-契約が経過した期間に応じた短期率)」

ただし、保険会社によって料率も異なるので、規約に目を通して確認しておくと良いでしょう。

満期解約の場合はどうすれば良い?

任意保険は自動継続特約が付帯していない限り、契約を更新せずに満期を迎えると自動的に解約扱いとなるのでご安心ください。しかし、インターネット上で保険の手続きを行っている場合に多い自動継続特約には、契約を持続しない旨を保険会社に伝えないといけないというルールに注意が必要です。

また、保険の契約期間末日の前月10日までに伝える必要もあるので、満期解約の場合はその点も踏まえて、早めの意思表示を心掛けましょう。

【車売却】自賠責保険の扱いはどうなるの?

【車売却】自賠責保険の扱いはどうなるの?

車の売却では、自賠責保険の扱いも重要です。通常では廃車扱いにしなければ、還付金制度がありませんが、買取店は未経過分の保険料を買取額に含めてくれるので、下取りよりもお得といえます。また、廃車にすれば保険料が還付されるので、解約手続きも必ず行うようにしましょう。ここでは車売却における、自賠責保険の扱いについて解説します。

残り期間に応じて買取額に反映されることも

車を買取に出す場合は、特別な手続きこそ必要ありませんが、自賠責保険の残り期間に応じて、未経過分の保険料は返金されるケースが一般的です。ただし、残り期間は最低でも3か月以上残っていなければ、加算されない点に注意しましょう。

保険料に関しては、車の買取額に含まれることが多いので、見積り書で確認することが大切です。内訳に自賠責保険料が反映されていない場合は、買取業者に直接聞いて確認してみるのが良いでしょう。

廃車なら解約手続きをしよう

自賠責保険は売却するだけなら、次のオーナーが手続きをするので、解約手続きは不要です。しかし、廃車にする場合は、解約手続きが必要となるので、必ず加入先の保険会社へ連絡して行いましょう。車の買取では、最低3か月以上の期間が残っている必要がありますが、解約では1か月以上未経過期間があれば、保険料が返金される点に違いがあります。

また、還付金は自賠責保険の解約日を起点に算出されるので、書類の提出なども速やかに行えば、金額が減らずに済むでしょう。

「車を高く売却したい!」に応えられるcarview!車買取!

「車を高く売却したい!」に応えられるcarview!車買取!

車の等級の引き継ぎができれば、後は売却先を探すことが重要です。車を高く売りたい場合は、一括査定サービスを利用して見積りを比較するのがおすすめです。また、保険の等級を引き継げるか不安な場合は、信頼できる買取業者を探してみましょう。

ここでは、一括査定サービスが利用できるcarview!車買取について解説します。

JPUC加盟で質の高いサービスが実現する

ここまで解説してきたように、任意保険の等級を引き継ぐ際に必要な中断証明書には、発行条件や必要な手続きもあるので、信頼できる買取業者に依頼する方が安心できるでしょう。

carview!車買取は、JPUC(一般社団法人日本自動車購入協会)にも加盟しているので、車の売却にまつわるトラブルを避けつつ、安心かつ高く売れます。また、JPUCには「車売却消費者相談室」があるので、車買取の相談や情報提供が受けられるのも魅力です。

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任意保険の解約と中断のどちらを選らんでも、車を売却する際には一括査定サービスを利用して高く売るのがおすすめです。

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まとめ

まとめ

一定の期間内であれば車を手放したとしても、中断証明書を発行することで等級を維持できます。ただし、中断証明書には、発行条件や手続きの仕方、再開方法があるので、それぞれ確認してみましょう。

保険の等級をそのままに愛車の売却を検討している方は、carview!中古車一括査定サービスの利用がおすすめです。carview!車買取は最大10社へ一括で査定依頼できるため、高額査定が期待できます。実績豊富な買取業者も多数なので、保険の引継ぎもしっかりサポートしてくれます。この機会にぜひご利用ください。

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※1 2019年4月時点 当社調べ