車の売却で引き渡し日までにしておくことは? 必要書類や日取りの決め方
車の引き渡しで、注意しなければならないことがあることをご存知でしょうか。もし知らないまま引き渡してしまうと、査定額に影響が出てしまうかもしれません。そこでこの記事では、売却時の注意点だけではなく高く売るポイントもご紹介します。
愛車を売却する際には、スムーズに引き渡しまで行えるよう対策をしましょう。事前知識を深めておけば、トラブルに発展するリスクも軽減できます。車の売却を検討している方はぜひ参考にしてください。
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車の買取相場を調べる車の引き渡し時に注意すること
車を引き渡す際に注意することは多くあります。売却時に価値を下げてしまうこともあるので、事前に確認しておきましょう。車の状態を保ち、売却までにできるだけリスク回避を行うことが肝心です。基本的に引き渡した後は、忘れものがあっても手元に戻ってこないことを把握しておきましょう。
査定が終わったら車に乗らないようにする
査定が終わり、売却額が確定した時点で車の使用はなるべく控えましょう。事故や故障のリスクがあるためです。
査定が終わった後に事故にあってしまったり、故障してしまったりすると査定額が下がる要因となることは避けられません。運転しなければ避けられるリスクであれば、極力回避して査定額に影響を与えないようにしましょう。
売却まで運転を控えられない場合は、代車を用意することをおすすめします。買取業者によっては代車を無料で貸し出してくれるので、まずは代車の用意があるか相談してみましょう。代車が借りられない場合は、日程を調節して車が必要な用事を済ませてから引き渡します。
ガソリンは満タンにしない
車の査定項目にガソリンの残量はありません。ガソリンは、極力入れてほしくない買取業者は多く存在します。火災や故障のリスクなどを高めてしまうためです。買取業者は、車を買い取った後に店頭に車を並べます。その際にすべての車にガソリンが満タンであった場合、万が一火災が発生した際に大きな損失につながるでしょう。
車の引き渡し時にガソリンの残量は最低限あれば問題ないので、満タンにしておく必要はないことを覚えておきましょう。車の引き渡し日が近づいてきたら、給油をしないか少量だけ入れることをおすすめします。
忘れものをチェック
車の中に忘れものをしたままでも、買取業者が見つけてくれれば保管してもらえる場合もありますが、必要なものとわからず捨てられてしまう可能性もあります。新たなユーザーに売却した場合は、もう戻ってくることはないでしょう。
グローブボックスの中や、サンバイザーに忘れものをするケースが多く見られます。車の売却が決まった時点で忘れものがないか、貴重品を置いたままになっていないか確認しましょう。引き渡した後では、処分されたり見つからなかったりしても文句はいえません。後悔しないためにも、事前の忘れものチェックは欠かさず行いましょう。
写真を撮っておく
車の引き渡し前の写真をあらゆる角度で、できるだけ多く撮っておくことをおすすめします。記念写真として残すことができるだけではなく、証拠の写真として後々活用できるためです。買取業者が悪質であった場合、車の引き取り後にボディの傷やへこみを主張し査定額を減額してくるケースもあります。
その際に証拠となる車の写真があれば強気に出ることができ、なにより写真を見せられた時点で「きちんと対策をしている相手」と認識させられるでしょう。写真を撮っておくことは、トラブル回避にもつながります。記念としての側面もありますが、自己防衛のひとつとして車の写真は残しておきましょう。
車の引き渡しの際に必要なもの・書類
普通車の引き渡しの際に必要なものと、書類は以下の通りです。多くの方はグローブボックスの中に保管しているでしょう。あらかじめ紛失しているものがないか、確認しておくと安心です。
- 自動車検査証
- 自賠責保険証
- 自動車税(種目別)納税証明書
- 実印
- 印鑑登録証明書
- リサイクル券
普通車の引き渡しの際に必要なもの
自動車検査証や自賠責保険証は、常に車に携帯しておかなければなりません。しかし車内の掃除などで、一時的に別の場所で保管していることも考えられます。売却時だけではなく、日ごろからきちんと携帯しているか確認することが重要です。
自動車税(種目別)納税証明書は、管轄の税事務所や運輸支局で再発行してもらえます。印鑑登録証明書は登録をした管轄の役所で発行できるので、用意しましょう。リサイクル券は再発行できません。自動車リサイクルシステムのホームページから代用できる証明書を印刷できます。
必要な書類は多くありますが、引き渡し前にすべて用意できている状態になるよう準備を進めていきましょう。
車の引き渡し日はいつごろになるの?
契約が終わったら引き渡し日を決定します。引き渡し日がいつになるのか、平均的な目安を把握しておくことで計画的に進めることが可能です。引き渡しが売り手の都合で長引いてしまうと査定額に影響が出る可能性もあるので、先延ばしをしないよう引き渡しをしましょう。
だいたい1週間後が目安
査定から引き渡しまでは1週間程度が目安となります。引き渡しに必要となる書類の数が多いため、1週間程度はかかると見込まれるためです。事前に必要となる書類をそろえておくことは可能なので、引き渡し前に準備しておき、スケジュールに余裕をもたせながら引き渡しをしましょう。
引き渡しまでの1週間は、車内に忘れものがないかを確認するための期間でもあります。査定前に車内清掃をしていることがほとんどですが、最終チェックをするつもりで再確認しましょう。
ナビに登録してある情報を消去して、ETCカードの抜き忘れがないかどうかがチェックポイントです。忘れものがあっても返却されるとはかぎらないため、入念にチェックすることをおすすめします。
希望日があれば相談する
今すぐにでも引き渡したい、または予定があるため引き渡し日を延ばしたいというのであれば買取業者に相談します。常識の範囲内であれば、問題なく対応してもらえるでしょう。
引き渡しの際に必要となる書類がすべてそろっていることが前提となりますが、場合によっては即日引き渡しも可能です。買取業者も車の回転率を上げて利益を出したいという思いがあるので、即時売却には柔軟に対応してくれるでしょう。
事情によっては数週間先まで引き渡しを延ばせますが、あまりにも延ばしてしまうと査定額に影響が出てしまいます。目安である1週間を基準にして、買取業者と相談しながら双方が納得できる日にちにすることが大切です。
先延ばしにすると査定額が減ることも
引き渡し日を変更できるからといって何週間も先延ばしにしてしまうと再査定となり、場合によっては査定額が減額されてしまう可能性があります。
買取業者には、車を売りたいタイミングがあることを把握しておきましょう。この売りたいタイミングは売り手にもメリットがあり、査定額が高くなりやすい時期です。決算期であれば決算期中に車が売れるように査定額を高めに提示してきますが、売り手の都合で引き渡し日が延び、決算期中に売れないとなれば査定額は下がるでしょう。
査定額が変わらないうちに引き渡しができるよう、先延ばしにしすぎないことが肝心です。再査定の減額は、買取業者も売り手にとってもメリットになりません。
車の売却の全体的な流れ
車の売却を決めてから入金されるまでの一連の流れを把握しておくことで、スムーズに車を売却できます。どのような流れなのか、何をすれば良いのか把握しておくことは重要です。買取業者の選定から入金までの流れを解説するので、車の売却を考えている方はぜひ参考にしてください。
1.どこに売るか決める
最初に決めるのは、買取業者をどこにするかです。一括査定を使って複数業者をピックアップしたり、買取業者のクチコミを確認して評判が悪くないかどうか確認したりしましょう。
業者選びは査定額にも影響する重要なポイントです。安易に決めてしまうのではなく、複数業者間で比較して査定額やクチコミ評価が高い業者を選ぶのが、業者選びで失敗しないコツといえます。
2.査定
買取業者を選んだら車の査定へと進みます。店舗に直接車を持ち込んで査定をしてもらうか、買取業者に足を運んでもらう出張査定のどちらかを選びます。
持ち込みか出張査定のどちらを選んでも査定額には影響は出ないので、好みの査定方法を選択しましょう。出張査定は、無料で行ってくれる買取業者がほとんどです。店舗まで遠いなどの問題があれば気軽に依頼しましょう。
3.手続き
手続きの際に必要な書類は多いので、事前に準備を進めておくことをおすすめします。紛失している場合は、再発行までに日数がかかることも把握しておきましょう。書類の取得に漏れがあると、再度予定を立て直す必要があり手間がかかります。できるだけスムーズに手続きが終わるように、必要書類はすべてまとめて保管しておくと安心です。
必要書類が間に合わず引き渡し日の変更が必要になった場合、査定額に影響が出る可能性もあります。チェックリストを作成して、漏れなく進めると良いでしょう。書類によっては、期限が決められているものもあります。買取業者に聞き、発行後何か月以内のものが必要かを確認しておくとスムーズです。
4.車両の引き渡し
査定を終え、手続き完了後に車両の引き渡しとなります。査定から1週間後が目安です。予定を合わせられるよう調整しておきましょう。
決めていた引き渡し日よりも遅れるときは、なるべく早めに相談をする必要があります。場合によっては再査定を求められる可能性もあるので、前もって車を使う予定がないかの確認をしましょう。取引が終了するまでは、プライベートな予定も含めて買取業者と情報を共有できると安心です。
5.入金
無事に車を引き渡すことができたら、入金へと進みます。引き渡しから2営業日~3営業日以内に入金されるのが一般的ですが、買取業者に入金日の確認は欠かさず行いましょう。
買取業者によっては、1週間程度かかってしまう場合があります。入金日の認識に相違があった場合は、トラブルに発展しかねません。入金は車の売却において重要な部分です。確認は入念に行いましょう。
車をできるだけ高く売るには?
車を売るのであれば、できるだけ高く売りたいと考えるのは誰しもが思うことでしょう。純正オプションをアピールしたり、車内をきれいにしたりするなど、比較的簡単に査定額を上げることが可能です。ここでは、車を高く売るためのポイントをさらに詳しく解説します。相場よりも高く売りたいと考えている方は、ぜひ参考にしてください。
複数の業者を比較する
1社の買取業者に査定依頼をするよりも、相見積もりをとったほうが査定額を上げられます。複数業者に見積もりをとることにより競合が生まれ、より高い価格を買取業者から引き出せるためです。
複数業者から一括で見積もりをとるスムーズな方法は、carview!中古車一括査定サービスです。300社以上と提携しており、簡単に複数業者へ連絡ができます。パソコンやスマートフォンからいつでもアクセスできるので、ぜひご活用ください。
純正オプションをアピールする
車の買取において純正オプションがあることは、プラス査定につながります。純正オプションは、メーカーで販売・製造されているパーツや装備のことです。どこでも手に入るものではないため、高く評価してもらえます。
特にメーカーオプションは、新車を購入したときにしかつけられません。オプションの中でも価値の高い純正オプションをアピールすることで、査定額を上げられるでしょう。需要の高いETC・カーナビ・ドライブレコーダーが純正オプションである場合は、積極的にアピールすることをおすすめします。
車内をきれいにしておく
いかに大切に使われてきたかを判断する際に、ボディやエンジンの状態だけではなく、車内の状態もチェックされます。シートやフロアマットに汚れがないか、たばこやペットのにおいはしないかなどが確認事項です。事前に消臭剤を使用して、ケアをしておきましょう。
ガソリンスタンドでも車内クリーニングができます。車用の掃除機が置いてあるところもあるので、必要に応じて利用しましょう。車内の汚れやにおいをきれいにすることで、大切に車を扱ってきたことを伝えられます。
整備記録を取っておく
車の整備記録を残せる点検整備記録簿があると、プラス査定へとつながりやすくなります。定期的にメンテナンスをした証明となるので、きちんと整備がされた車である評価を受けられるためです。
点検整備記録簿の他にも、メーカーの保証書があればプラス査定を期待できます。保証書はメーカーにもよりますが、購入から5年もしくは走距離10万kmまで保証されるのがほとんどです。車の状態を証明できる点検整備記録簿や、次のユーザーの安心につながる保証書は査定時に持参してアピールしましょう。
まとめ
車の引き渡し前には忘れものがないかチェックして、万全の状態で渡しましょう。車内に忘れものをしても、100%返してもらえるとはかぎりません。ガソリンは必要な分だけを給油することもポイントです。
高く売るには、いかに車を大切に扱ってきたかアピールしましょう。複数業者から見積もりをとり競わせることも重要です。
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#車売却
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- 実際の査定金額
- 70.0万円
- 見積り数
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- 査定満足度
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ユーザーコメントオートバックスの担当者の対応や説明が良心的で、査定額を前提なしに短時間で提示し、大変信頼できると思った。当初はほぼこちらに決めていた。しかし、最後になってビッグモーターからさらに高い金額が示されたので、決めた。
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- 実際の査定金額
- 63.9万円
- 見積り数
- 5社
- 査定満足度
- 5
ユーザーコメント一番高い値段を出して頂き、来て頂いた営業も とても感じのいい人であった。 後からクレームなど無し、という条件をのんで 頂いた上での交渉でしたが、価格決定後に、 無料でクレームガード保証も入れて頂き、とても安心したお取引が出来ました。 是非車を売却する際にはまたお願いしたい。
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- 実際の査定金額
- 75.0万円
- 見積り数
- 8社
- 査定満足度
- 5
ユーザーコメントはじめて車を売却するので同時刻に合同査定をしていただきました。合計8社の中ダントツぶっちぎりの高値を出していただいたのがユーポスさんです。やっぱり値段で決まりですね。
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※1 2019年4月時点 当社調べ